「カウンセリングのことをもっと知りたいけど、どんな本を読めばいいの?」
という質問が時々あります。
正直に言って、この質問はとても難題です。
なぜなら、各派や理論が多く、一つの学派、理論を学ぶだけでも1年近くは要します。
また、カウンセリングは理論だけなく、
あらゆる分野の思惟や知識がカウンセリング役立つからです。
例えば、カウンセリングの認知理論は、ギリシャ哲学ストア派(BC3)から派生、
カウンセリングの基礎をなしたロジャーズは老子(春秋時代から戦国時代)に、
行動療法を考え出したベックは道元(13世紀)に影響を受けています。
大変めんどくさい話になりますが、カウンセリングの研究は、
東洋や西洋の哲学や思惟に触れることが大切になるでしょう。
ハウツーよりも、自分自身の感性を磨いていくことをお勧めします。
グーグルが2010年に発表した全世界の本は1億2986万4880冊です。
ちなみに、日本で出版されている書籍は年間で8万冊と言われています。
カウンセリングの実践的なものに絞り込んでも
これまでの書籍数は1万点を軽く超えるでしょう。
そこで今回は、以下のテーマを条件に読みやすい4冊に絞り込み、
有朋会報で紹介しています。参考にしてください。
テーマ
1. カウンセラーの条件
2. カウンセリングの理論
3. 認知的アプローチ
4. カウンセリングの効果
5. カウンセリングのプロセス
6. インテーク面接
7. カウンセリングの学習の仕方
8. カウンセリングの意義と役割
9. カウンセリング起きる問題