子どもの問題を解決しようと考え、
親子で相談に来られることがあります。
子どもは、これまで、親の期待に応えようとして、
頑張り心身ともに疲れ果ててしまって、
病気になったのに、それでもまだ、
家族の前で元気な自分を見せようとしています。
そして、今度は家族から、
病気を治すという新たな目標を与えられて
また、頑張ることを強いられています。
でも、なかなか思うように回復せず、
周りの期待に応えられない
自分を責めてしまっています。
ー周りからの声ー
学校、スポーツ頑張れ!
よくやった、偉いぞ。
もっと出来る!
やれば出来る!
頑張れ、頑張れ。
なぜやらない。
なぜ出来ない。
怠けるな、努力だ。
ー自分の心の中の声ー
褒められたい。
認められたい。
疲れた。
さびしい。
不安だ。
この子どもには、心から休める「場」
安全基地がどこにもないのです。
子どもに必要なことは、
自分自身が安心して存在できる「場」です。
いうまでもなく、家族、家族の誰かが、
「安心」を与えられるようになれば、子どもは
きっと本来の活力を取り戻していくでしょう。