扁桃体を刺激することで愛着の問題にアプローチが可能になります。
「天敵」「孤独」「記憶」「言葉」は、
いずれも生体の防衛反応として発達したものです。
私たちを守ろうとして発達してきたシステムが
過剰に働き、脳神経系を疲弊させていきます。
いかに、不安や恐怖を感じる「扁桃体」の
興奮を抑制するかが、うつ病の予防や愛着の問題の回復ポイントに
なるようです。
2007年にニューロサイエンスレターに発表した
"PET"(Positron Emission Tomography)
陽電子放出型断層撮影を活用した
バランスセラピー(ホメオストレッチ)
による脳内動態の研究 では、
以下のようなエビデンスがあります。
ホメオストレッチはこの終脳(脳幹)-扁桃体系に影響を及ぼし、
脳の副交感神経性緊張を高め、小脳の有意な相関性については、
小脳は視床下部と相互に連結し、自律神経系機能を調節する
神経回路に入ることができることから(中略)ホメオストレッチは、
前脳、扁桃体および楔前部の回路網のニューロン活動を
調節することによって精神的リラクセーションを
もたらすという効果に関する科学的エビデンスが得られた。