LATERRAロゴLA TERRAラテラ補完計画

(本投稿は限りなく自分のための忘備録的な色彩が強いので、
せっかくお読みいただてもつまらない内容だと思われますので、ご注意を!)

ラテラ15

 僕がメインで使っていたラテラのテントのシングルウォール。
 僕の愛用のテントです。
購入してから既に25年以上経過している老いた
LA TERRAラテラ L-V0202 VET22です。
20代後半では大切な縦走などにはほとんど参加してくれたヤツ。

右差し  LA TERRA補完計画 第壱話 加水分解したシームテープを替える


このテントは前回書いたように、愛用者の私でもフォローしきれない
構造的な欠陥によって、
せっかく当時の最新ハイテク素材東レDermizaxダーミザクスを使用し、
雨に強いはずだったのに、室内に浸水してしまう弱点がありまして。。。

 それは、後方の吹流し式出入口の設計上のミスで、テント後部から
強かったり長い時間の雨だと浸水を許してしまうのです。

 アウトドア再開に際して、この漏水対策をしないことには、
雨天や積雪の場合はどーにもなりません。

すっかり劣化して加水分解がすすんだ縫い目を塞ぐシームテープの
張り替えも済まさないとなりません。

 

 ということで、LA TERRAラテラ L-V0202 VET22
フライシートという強力なATフィールドを形成することから始まります。

 

 

 最大の弱点、後部出入口の吹流し式エントランスから浸水

 

 後部の吹流し式出入口の設計上のミスで、テント後部から
強かったり長い時間の雨だと浸水を許してしまうのです。
吹流しの口をいくらキツく縛っても、雨水はやがてテント内部にポタポタと垂れてきます。

 その欠点を補うために、かつてはテント後方をカバーできるように
タープを張ったりしたこともありましたが、
それができるのはせいぜい風が強くない時のキャンプ場くらいのもので。

 人気の登山コースの途中にあるテント場(キャンプ施設とは言えない)などでは、
たくさんのトレッカーや登山者でいっぱい。
こうした場所でタープなど張れません。
狭い空間にひしめくように張られたテント密集地帯で、
自分だけのうのうとタープを張って場所を占有できません。


 また、山岳地帯の風は平地のキャンプ場とは違って
風速も強弱が激しく、また下から吹き上げてくるような風も多いもの。
下から吹き上げてくるような風に対してタープは本当に無力化します。
下から突き上げてくる風のチカラで、
張り綱のテンションくらいではタープは舞い上がりポールからカンタンに外れてしまう。

そのため、タープでテントの漏水を防ぐのは実用的ではありません。
下から吹き上げてくるような風に対しては、タープは本当に弱いのです。

 また、このテントは、出入口のメッシュの網目が細かすぎて
晴れた夜でもそよ風くらいの微風だと軽くシャットアウトしてしまうので、
あまり涼しく感じられない。


LA TERRAラテラテント補完計画”は25年前に早くも頓挫していたのでした。

 

 「それからば、せめても、雪の日くらいは、
このテントの真価を発揮するのではないか!」と淡い期待をしたのですが。
積雪の夜に張ってみれば、なるほどテントの出入りの際だけは雪の侵入は最小限に留められました。
でも、ただそれだけ。。。


夜中、寝ている間に吹流しの部分に降雪がたまり、その重みで吹流しが弛んで内部に落ちてくるものだから、
そこに積雪がさらにジャンジャン溜まってきて慌てたこともありました。
ラテラ10
この「吹流し式エントランス」はラテラ最大の特徴でありながら致命的欠点にもなってしまっています。
どう贔屓目に言っても、やはり設計のミスと言わざるを得ません。

やはり、このテントを使いたいのであれば、後部吹流しの補完計画を
進めてゆかないとなりません。

ということでバツレッドタープ作戦は却下

 

つづく