朝、杖の男性と一緒になる時が楽しい。
頭のいい人は返しが秀逸だ。
少し愚痴を言ったとしても、大体聞いていない
。
明後日のところから返してくる。
それでいいんだと思う。
愚痴や悩みは私だけの問題だしな。
大学を出て働き始めた時、産休で休まれている方の代わりに教育課に配属された。
私今までの人生でちゃんと新入社員として研修を受けたことないな。
大学出た時も、大学院を退学して入会したから10月から働き始めたから
同期がいないんだよね。今まで同期ってどういう感じなのかわからないわ。
その時も、暇で暇で、たまに与えられる手書きしなければいけない費用の伝票も
５回も間違えたっけ
。ボールペンで書かなければならなくて、でも字は汚いし
焦るし、こっそり廃棄するんだけど、３枚つづりの伝票は捨ててばかりだと
どんどん減ってまた焦る。
札幌駅南口は工事中で、そこを出るとき、地獄の気分だったっけ。
「無い仕事をしに行く」これが頭をぐるぐるしていたんだよな。
何故ここにいるのか。何故行かなくてはならないのか。
そうしているうちに、産休から復帰されて私は異動。
１月からまた地獄だ。総務課にいるんだけど、仕事を与えられることなく
ワープロを眺める毎日。何しているんだろう。。
目の前の秘書の人たちは走り回っているのに。
地獄の３か月を過ぎたら、４月から秘書の下っ端に付いた。年上だけど。
今度は座る暇なく書類をさばいていたっけ。
６キロ痩せてたことに気が付いてびっくりしたんだよな。
ああ懐かしい。
２６年ぶりにこのなんとも言えない気分を思い出した。
今は、彼女に対して上司が「仕事できるじゃん」というなんとも言えない語彙を使い
話しているのを見ると、ぼーっとして消えたくなるんだよね。
そう言えば、ツレの会社は業績が良いらしい。
良いけれど、人を削減するそうだ。AIがその分確かな仕事をすることができるから。
なるほどなと思った。その先を見ているんだな。
マンション販売だったかな？ニュースを見ていて、接客はもう人間じゃない方が
契約に結び付くとかやっていた。へぇー
。
人間がすると、その人営業マンの雰囲気などが消費者側の心理に影響を与えるそうで、、、
AIの方が契約率がいいそうだ。
思い当たる節がある。
ある外車のお店屋さんに行ったら、体育会系の男性でげんなりした自分がいたっけ。
ああ時間だ。色々話が脱線してしまったが、散らかったままで終了。
杖の男性も来週の水曜日で今年は出社しないそうだ。
ええ、じゃあ何を楽しみに会社に行ったらいいかな。ﾅｰﾝﾃ