晴明神社

今週から仕事はじめでしたね

わが町にも活気が戻っています

松の内の終わりの空気が漂う町。

また気分あらたに

心機一転がんばります

新年もどうぞ宜しくお願いします

今年のお正月は、京都・上京区の

晴明神社に行ってきましたよ

平安時代に、膨大な天文学の知識と

超越した霊力で京の闇を支配した

陰陽師・安倍晴明が

ご祭神です。

この場所はもともと晴明の屋敷跡で、

1005年に晴明が亡くなると

その時の天皇（一条天皇）が

生前の晴明の偉業をたたえて

晴明は、稲荷神の

生まれ変わりである

として、1007年に創建されました

神社の鳥居には、だいたい神社名とか

ご祭神の名前が掲げられていますが、

こちらはバーンと☆マーク

（五芒星・ペンタグラム）

五行（木・火・土・金・水）の象徴として、

晴明が陰陽道で使っていた祈祷護符の

ひとつです。

晴明桔梗と呼ばれています。

かわいい桔梗のお花

小さな神社ですが、ものすごい行列が…

道にはみだして最後列に並びました

ご利益は、魔除け厄除け

前に並んでいた女性の方が、

『両鬼門に貼る、方除札２枚とな～

   お清め砂いつもここで頂くねん』

って話を、していましたよ

晩年の出世にしては、あまりにも有名な

陰陽師・安倍晴明

天体にある星や雲の動きを観察して、

吉凶を占い、将来の予測をし災難を除け

その人々に起こるであろう様々な事を

ズバリと言い当ててきたようです。

天皇や貴族だけでなく、一般庶民にも

広く尊敬を集めていました。

星の動きで運勢が変わったりするんやから

やっぱ人間も宇宙の一かけらって事やね。

※晴明と式神

安倍晴明の伝説一部ご紹介

晴明は幼い頃、賀茂忠行に陰陽道を

    学んでいました。

    ある時、忠行のお供をして下京に

    出掛けていた時のこと。

    晴明は、籠の後ろを徒歩で付いてて

    忠行は籠の中で眠り込んでいた。

    晴明がふと前を見ると、鬼たちが

    こちらに向かって歩いてきてる

    慌てて忠行を起こし伝えると

    忠行が術により、自分やお供を隠し

    事なきを得ました。

    この一件から忠行は、鬼が見える

    晴明を手放すのが惜しくなり

    『今昔物語集』の言葉を借りれば…

         瓶ノ水ヲ ウツスガ如シ

     陰陽道のすべてを晴明に教え込んだ

晴明が暮らしていた当時、
　朝廷からの使者などが訪れると
　四神門がひとりでに開いたそうです
　お帰りになられる際も、また勝手に

　門が閉まっていたとの事。
　（ちなみに、現在は電動で開閉）

晴明のライバルとして有名だった

    陰陽師・蘆屋道満 (あしやどうまん)と、

　霊力の競い合いをした時の話。

　夏みかん16個を長持の中に入れて
　フタをして中を言い当てるというもの。
　　　道満　　『夏みかん！』
　　　晴明　　『ネズミ１６匹！』

　周りの人みんなが、晴明負けた…と
　思って中を開けると、晴明の霊力で
　夏みかんがネズミに変えられていた

悪右衛門の兄が蘆谷道満である。

     夏みかんの勝負に敗れた腹いせから

     道満は晴明の父、保名を一条戻橋で

    殺害する

    晴明が必死の祈祷を続けると、

   父は蘇生した

晴明の父(保名)が悪右衛門の手から

    和泉国信太の森の狐を助けた

    狐は美女に化して保名の妻となり

    のちの晴明をもうけた

花山天皇はひどい頭痛持ちで

    様々な治療をしてきましたが、

    いっこうに良くなる気配はなく

    悩み困り果てておられました。

    雨の日は特に激しかったそうです 

    花山天皇が晴明を召し、占いを聞くと

    『 帝の前世は、徳の高い行者。。

       大峰に、前世のドクロが岩の間に

       挟まっておられます。

       雨が降ると、水を含んだ岩に

       ドクロが強く挟まれているゆえ

       頭痛も増すのでしょう。

       その場所に行きドクロを取り出せば

       治ります 』

      ドクロを取り出したらピタッと

      天皇の頭痛が治まったそうです

その他にも色々…

 晴明の逸話集☆

境内のいたるところに、

陰陽道があふれています

狛犬かわいい

こちらは、一条戻橋

これは、架け替え前に使われていた

一条戻橋の現物の資材で再現された

ミニチュアだそうです。

(本物は現在も堀川にかかってます！)

横に座っているのは…式神さん

式神 (しきがみ)っていうのは、

陰陽師があやつる鬼神です。

晴明の奥様が、式神を怖がっていたので

普段は一条戻橋の下に置き、必要な時に

召喚していたんだそうです。

晴明さん、やさしい

 

二の鳥居をくぐって境内へ

人がいっぱいですﾜｰ家族に並んでもらってササっと手水。

そのすぐ隣には、晴明井

星のひとつの頂点から、お水が

したたっています

これは、晴明が念力で涌かせた

霊水なんですよ

1000年前からずっと涌き続けて、

現在でも飲む事ができます

病気平癒のご利益

なんでもその昔、神社の境内に

千利休のお屋敷もあったみたいで、

千利休もこの霊水を沸かして使い

お茶をたてていたそうです

そして、そのお茶を豊臣秀吉も

お飲みになったとかｲｲﾈ

毎年、立春の日に神職さんが

上の石を回して、取水口が

その年の恵方の方に向くように

動かされるとのことです

だから上の石は触ってはいけません

御神木樹齢３００年の楠

皆さん順番に

さすりまくっています

ここは、神社側がさわってくださいと仰っている

御神木なので、いいと思いま～す！

基本的にどちらの御神木さんも触ると

嫌がりはるので、私はさわりません

やっと本殿の前まで来たよ後ろの人をお待たせしたら申し訳ないので

本殿前につく迄に、じわじわと進みながら

小声で自己紹介とご挨拶と祝詞奏上ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

※怪しいものではありませんよ(笑)

本殿の右側には、

斎稲荷社

稲荷神さん（うかのみたま）

天神さん（菅原道真）

地主神さん（土地の守り神）の

３柱がお祀りされています。

本殿と、稲荷社が仲良く隣合わせ

 

ツヤツヤ光る厄除桃桃は、古事記や日本書紀などにも

魔除けの果物として登場しますね

厄除けをお願いして皆がなでなでするから

金ぴかに光っていましたよ

修学旅行生にはテッパンの(笑)

顔だしパネル

まさかの晴明さん＆式神若者たちが神社にお参りするように

なってくれるキッカケになるならば、

こういうのもいいと思うな～

そこそこ大きい息子に、

『なぁ！あれやろう！

　○○ちゃん、式神やって！！』

って言うたら・・・

『えー。。ママやめとこうや。。』と

小さい声で言われました(笑)

晴明神社、独特の雰囲気でした

お参りさせて頂きまして

ありがとうございました

ご縁のある優しいお友だちの皆さん、

今日も読んでくれてありがとう

あなたがどちらかの神さま仏さまと

さらにご縁を深くしてもらって、

イイコトが起こります様に

晴明神社

〒602-8222

京都府京都市上京区晴明町８０６堀川通

075-441-6460