次は少数民族の村へ。
カレン族の村として観光地化している村のようですが、他にもアカ族や
ラフ族・ノン族・バロン族の人達も住んでいるそうです。
カレン族が首長族と言われていますが、実際は首長族の系統は
よく分からないそうです。
のどかな、よか景色ですな~。
私達の子供の頃の田舎の景色を髣髴とさせます。
家の造りがチョット違うだけです。
懐かしか~。
畑に咲いていたパクチーの花。
我が家のパクチーの花はピンクです。
種はベトナムの知り合いから御土産でもらいました。
タイのパクチーとベトナムのパクチーは違うとじゃろか?
カレン族の家。
向こうに民芸品を売っている店があります。
カレン族の少女。
カレン族は美人が多い事で有名です。
この少女は小学生高学年じゃろか、中学生位じゃろか?
手に持っているのはカレン族の少女をモチーフにした“栓抜き”。
一個100パーツで買ってくれと頼まれました。
ここで私の値切り虫が騒ぎました。
私の心の中の葛藤。
悪い私『こげんか、観光客相手の土産は高かけん、値切らんとでけんバイ。
第一あげんか栓抜きの100バーツちゃあ、高すぎろうが。』
良い私『お前は、あげんか、こんちょして、え~らしか(小さいくて、可愛い)
子供から値切るとか。たった100バーツじゃろか。買うてやらんかい。』
悪い私『甘かこつば言わさんな。たった100バーツでん、高かち思うたら、値切るとが
お前の信条じゃろうが。ここで負けたら、お前の戦歴に傷のつくバイ。』
結局、値切りの誘惑に抗しきれず、少女に交渉しました。
私『ヌンローイバーツ。ベーンマークマーク。(100バーツはとても高い。)
ロットダイマイ(安くして下さい。)ベェッシィップOK(80バーツでOKですか?)』
タイ語はこれで良かつじゃろか?
少女『ローサックルー(ちょっと待って。)』
どうやら通じたごたるです。
少女は母親らしき女の人のところへ行って、何か相談しています。
すぐに少女は帰って来て
少女『ダーイ。(いいですよ。)』
商談成立となり、お土産に栓抜きを2個買って200バーツ渡しました。
少女はそれを持って母親の所へ行き、お釣りの40バーツを持って来て、
私に渡しました。(シャレではありません。)
これで私の値切り虫は満足しました。
こんどは良い私の番です。
私『コンクワン(プレゼント)』
そう言ってお釣りの40バーツを少女に渡しました。
少女『コックンカ―(有難う)』
少女は思いがけぬプレゼントに飛びあがって喜びました。
それから少女から写真を撮ってくれと頼まれました。
この次行った時にこの写真はプレゼントしましょう。
ところで誰ですか?
『どうせ40バーツやるくらいなら、最初から値切らなくていいだろう。』
と言っている人は?
それは素人の浅はかさです。
最初から200バーツ払えば全部母親の収入になりますが、値切った
お釣りの40バーツを少女に渡せば、それは少女の小遣いになります
から。
だから少女は飛び上がって喜んだのですよ。
これで、この次私がこの村に来た時も、少女は覚えていてくれるでしょう。
また、誰か何か言よっとですか?
『たった40バーツで、ちんか女の子(小さい女の子)ば、ちょうくらかす(機嫌をとる・
丸め込む)ほうが、よっぽどじごの悪か(腹黒い・狡い)バイ。』
ほっといて下さい。
え~らしか(可愛い)女の子が喜ぶなら、それで良かとです。
ばってん、久しぶりに慣れんタイ語ば使こたけん、きっかった~。
きつかところで遅めの昼食です。
ああ、美味かった~。
満腹、満腹!
写真に写っている手は私の手です。
腕に巻いているのがワット・チャーン・カムのお坊さんから巻いて
もらったサーイシンです。
後はチェンマイ市街へ帰る途中、2~3観光してホテルに戻りました。
ホテルでシャワーをかかり一休みした後、プイさんお勧めのタイ人の客しか
いない屋台へ連れて行ってもらいました。
屋台と言うより食堂と言った感じでした。
そこの名物料理は“ダイコン鍋”。
ブログで味はチョット説明しにくいのですが、なにしろ美味い。
私にとって初めての味でした。
エスニックの香りがする鍋で、タイ式おでんともまた一味違った料理です。
余りの美味さに、二人とも写真を撮るのを忘れていました。
タイの料理は奥深い。
まだまだ食べた事がない料理、味わった事がない味が沢山ありそうです。
しかし美味かった。
ダイコン鍋でたらふくになり、ビアシンでほろ酔い気分になり『あ~キョクガク・キョクガク
(あ~極楽極楽 これは筑後弁ではありません。単なるダジャレです。)』
その後、プイさんの友達がやっているタイマッサージへ。
そこは地元の人しか行かないマッサージ屋らしく、ベッドが三つあるだけの
小さい路地に面した小さいマッサージ屋さんでした。
店の裏に広場があり、プイさんはそこに車を駐車して、裏口からサッサと
その店に入って行きました。
続いて私達も入ると、そこでは家族らしい人達が食事をしていました。
どうやら自宅兼マッサージ屋らしく、隣の部屋に3台のベッドが並んでいました。
早速マッサージ開始です。
うん、地元の人達が通うだけあってなかなか上手です。
チェンマイのマッサージはバンコクのマッサージより強めなのでよく効きます。
マッサージに慣れないAD君は隣のベッドでウンウン唸っています。
私『力ば入るるけん、痛かつばい。力ば抜かんの。』
AD君『痛かけん、どけんしたっちゃあ(どうしても)力の入るもん。』
そう言いながら最後まで唸っていました。
でも、終わった後はスッキリしたと言っていました。
よかったね。
こうしてタイ料理もタイマッサージも堪能して、チェンマイ最後の夜は更けて行きました。
明日はバンコクへ移動です。




