こんにちは
体育大出身のエステティシャン
村上けいこです
9/27の夜は
大好きで大尊敬する
産婦人科医・スポーツドクター・ヨギーニの
高尾美穂先生による
『婦人科スポーツ医学集中講座』
でした
今回は
女性特有の疾患とがんについての学び
皆さまにシェアしたいことは
山ほどありますが
その中から特にお伝えしたいことを2点
ブログでご紹介しています！
前回の報告はこちら
↓↓↓
そして
今回お伝えしたいのは
こちら
🔽🔽🔽
2️⃣子宮頸がんと乳がん検診は20代から定期検査を！
子宮頸がんは予防できるがん。なのに日本では増え続けており、妊娠して産婦人科に初めてかかってそこで発見されるという残念なケースが多い。
皆さま
子宮頸がんと乳がん検診受けていますか？
私は3ヶ月に一度の産婦人科での定期検診13年経て
この夏、『次は来年でいいよ』
とのお言葉をいただき
晴れて大学病院卒業となりました！
13年も通ってきたのかぁ、、
と思うと感慨深いです。
通い始めたときは
産婦人科って残酷な科だなって思いました。
なぜって
生命を宿し、幸せ一杯の妊婦さんから
生死に関わるがんの診断を受けた人までいるから
幸せ一杯の人が通う病院て
他の科にはないですよね。
通い始めた当初は
毎回胸が締め付けられる思いで辛かった。
何が辛いって
幸せな妊婦さんを見るのが辛くて辛くて
幸せそうだな、いいな、
なんてプラスの感情なんて一切なく
憎いとか悔しいとか羨ましいとも違うのだけれど
人の幸せを喜べない自分のことを
いつもすごく責めていました
私は
美穂先生と出会い、
美穂先生から学び始めて4年目。
この講座も4回目となりますが
今年はかなり冷静に
このテーマを聞けている自分がいて
成長したなぁ、、と
少し嬉しくなりました笑
初回にこの内容を聞く時、
とても聞きたい内容なのに
聞くのがなんとなくやはり怖い
ソワソワドキドキ
物凄く落ち着かない
そんな状態で
聞いていたのを思い出します
なぜって
この13年間『子宮頸がん』は
私の中で大きな課題だったからです。
幸いにして『がん』ではなく
ウィルス感染による細胞の異形成の状態。
細胞の状態を経過観察してきました！
そう、
子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)
による感染がほぼ原因のがん
一昔前は
ウイルス感染によるがんとして
世間的には『ヤリマン』の印象が強かった
これも
メディアの報道による印象の植え付け
どれだけの人が
その印象で苦しんだことでしょう。
正しい情報による正しい知識は
無駄に傷つく人を減らせるなぁ、と
つくづく思います
私は
疾患をお持ちの方と関わりが多いので
『知る』ということを
とても大切にしています。
でも、基本的な疾患の特徴はあっても
悩みや不調は本当に人それぞれ。
疾患でくくるのではなくて
『その人とちゃんと向き合う』
これは
いつでもどんなときでも
どんな人にも
私が大切にしていること。
子宮頸がんの原因にもなる
HPV(ヒトパピローマウイルス)は
100以上の型(タイプ)があります
ヒトでは
皮膚に感染する型と粘膜に感染する型があり
実は
ごくありふれたウイルスなんです。
HPVは性交渉で感染し
性交渉の経験のある女性の
80％が感染しているのです！
そしてHPVはがん化との関連から
低リスク型と高リスク型にも分けられます。
そして
例え高リスク型に感染したからといって
必ずがん化するわけではなく
そのほとんどが一過性の感染であり
軽度異形成の場合は
60%が免疫により自然消失します
持続感染により
がん化する可能性がありますので
定期検診が必要なんですね。
それに進行していったとしても
定期検査さえしていれば、
とても見つけやすく、早期に見つかれば
子宮の入り口をほんの少し削る手術で済むのです。
前向きに捉えることが大切！
だけれど
進行した状態だと子宮全てを摘出し、
周辺のリンパ節を掘るなど
大がかりな手術になってしまう。
見つけやすく最小限で根治できるこらこそ
このがんで命を落としたり
QOLを落としたりするのは
とてももったいないと思いませんか？
2006年
私はクラスⅢaで要精検となり
コルポスコピー検査と組織診を受けました。
(この分類は2008年から変更になってます。)
クラスⅢaは
軽度～中等度異形成を想定するという診断
組織診の検査は
『細胞を結構削るから、出血が止まりにくいことがあり、病院でしばらく休んでいくことになる可能性があることも想定しておいてください』
と、看護師さんに
相当脅されたという記憶が残っていますw
それに痛かったーw
当時は社会に出たばかりで20歳そこそこ。
そういう記憶になってしまう程の
精神状態だったんですね、、。
それに当時は今ほどネットに情報がなく
子宮頸がんの検査結果の分類方法が
私が診断されてから変更になったこともあり
調べても調べても
中途半端な情報しかなく
不安が募っていくばかりでした。
よく人から学ぶのが好きだねって
言われますが
ずっと答えを
探してきたんだと思います。
そしてそれを高尾美穂先生から聞くことができ
やっと心から安心できました。
中途半端な知識だけの時
ウイルス感染だと知って
うつしてしまうかもしれないという恐怖から
男性とお付き合い出来なくなりました。
それにこの人ウイルスもってるかも。。
という目で男性を見るようにもなっていた。
そんな自分も嫌いでした。
勘のいい方ならお分かりだと思いますが
パートナーがウイルスを持ったままだと
性交渉の度に感染してしまうということ。
------------------------大事なポイント------------------------
がんがうつるのではなくて
ウイルスがうつるのです。
そしてうつったとしても
そこから全ての人ががん化するわけではない
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最後の方にも書きましたが
だから世界では
男性にもワクチンを打ち始めているのです！
男性がこのHPVに持続感染したとすると
陰茎がんや肛門がんなどのリスクになりますが
子宮頸がんの発症率と比べるとごく僅か。
だから男性にはそんなに
重要視されていないようです。
私は実際数値が上がり、
とてもとても悩みました。
当時の彼には
最後までこの事は言えませんでした。
これも美穂先生から教えていたはだいたのですが
ウイルスがいるかどうかは検査できるそうです！
今ならそういう選択が出来るけど
当時は知識もなく
当時の彼とも結局上手くいかなくなり
その後も若くて楽しいはずのいい時期を
逃してしまったな～、、
そんな後悔は大いにあります、笑
こういうこと、
主治医の先生からは
一度も聞いたことがないのです。
主治医の先生とは13年以上のお付き合いで
とても信頼できる先生ですが
やはり大学病院の診察時間は短い。。
ある程度こちらにも知識がないと
質問もできないし
言われることも理解できない。
それをとっても感じてきました。
主治医の先生は
クリニックでも週一で勤務しているらしく
大学病院卒業後も
そちらでフォローしていただく予定です！
心理学などしっかり学んだ今となっては
どれもこれも自分で選択してきたことだと
受け止めることができました。
私にはこの年月が必要だったし
その中での様々な葛藤や学びが
自分を成長させるために必要だった。
今の自分には不可欠なものになりました。
この件に関して
私は幸いにしてがんには至らずでしたが
リスクは常にありますので
定期検診は
しっかりと受けていきたいと思います
先ほども書きましたが
他国は既に
男性にもHPVワクチンを打つ時代になり
オーストラリアではなんと10年後には
子宮頸がんはほとんどなくなるとの報告があります
🔽
日本は副反応の問題があってから
積極的な推奨はしていない現状。
アジアで
子宮頸がんワクチンの接種を推奨していないのは
日本と北朝鮮のみだそうです。
これを聞いて何か思いませんか？？
日本産婦人科学会が
今年一般向けに情報を出してくれています。
🔽🔽🔽
ぜひご一読いただきたいと思います。
私のことも
詳細書けば色々あるのですが
ご興味のある方は直接聞いてくださいませ
プレーヌリュンヌの
ベースは女性の健康づくりです。
そして今回書かせていただいたことは
一部の人しかお伝えしてこなかったこと。
『結局がんにもなってないのに大げさな』
そう捉える方もいらっしゃるとは思うのですが
私にとっては
とても大きなことでした。
そしてこうやって公の場に書くことにも
今まで抵抗があったのも事実。
でも
プレーヌリュンヌはお陰さまで
一周年を迎えることができ
これを期に
もっともっと自分のことを
オープンにしていこうと思いました！
今日もお読みいただき、ありがとうございます♥️
これからもどうぞ宜しくお願い致します