登りではサイクルメーターで時速7キロを超えるあたりから、はっきりとタイヤの凸凹を乗り越える力の強さというか、スムーズさを感じました。たぶん、これにだいぶ助けられたような気がします。

登りでもガレや砂利に強く、ハンドルを弾かれたり、リアが滑ったりすることが少なかった気がします。比べられないので感覚的なものですが、いっしょに登っている人と比べてもこちらにはだいぶ余裕があった感じです。

ハンドルがフラフラするとすごく力をロスするような気がします。また、崩したバランスを取り戻すために一瞬加速したり、ガレを乗り越えるために力を入れるのは、後々ボディーブローのように効いてきます。

50キロ付近は、比較的フラットで、非常になだらかな下りが続くところがありますが、ソフトテールとでかいタイヤのおかげで、サドルに腰掛けたままスピードに乗せることができました。

ただ、第二チェックポイント以降の下りはちょっと辛くなってきました。いままで100mmを超えるフルサスバイクで参加していたので、下りでもサドルに座ったままお地蔵乗りをして休むことができましたが、さすがに1インチのストロークではそこまではできません。

その他、ギア比ではタイヤが大きいからといって、問題を感じません。また、論理的にパンクしにくいのでタイヤの空気圧は低め(2キロ)にして、乗り心地を確保しました。

結論をいうと29erっていいんじゃない?もっといろんな種類のフレームができて選べるようになるとよいですな。

軽量フルサスなんかにしたら、王滝のようなダブルトラックで使うにはベストだと思います。