グーグル翻訳もご自由に! デンマークの「寛容すぎる」試験
日本の大学入試に相当するデンマークの高校卒業試験の会場には、
パソコンに向かい黙々と問題を解く生徒たちの姿が……。
次のテキストをグーグル翻訳にかけ、間違いを正しなさい――。
デンマークでは、近い将来、高校の卒業試験でそんな問題が出題されるかもしれない。
そもそもデンマークでは、試験に辞書や参考書を持ち込むことが20年以上も前から認められており、「カンニング」と「参照」は似て非なるものという認識が強い。また、試験で問われるのは「暗記能力」ではなく、あくまで「考える力」。辞書や本を何冊も持ち込む代わりに、パソコンを持ち込もうというだけの話なのだ。
なるほど、これまで暗記能力で勝負してきた学力判定は、これからは暗記だけではなく、今ある環境からどれだけ情報収集して答えを導き出せるか、という考える能力を計る時代になっていくのかもしれません。
もっといけば、答えはみんな違ってよく、どれだけオリジナリティと整合性がある答えを導き出せるのかを判定するテストができれば面白いかもしれませんね。
ただそれだと採点者の能力がかなり問われるので難しいでしょうが。
いずれにしても、人類の英知を一部の人しか得られなかった時代は、それを暗記している人や本(百科事典)に価値がありましたが、インターネットが張り廻らされたクラウド時代では、いつでも誰でも情報にアクセスできる、
まったく環境が変化している時代に、同じような教育内容やシステムを持ち込んでも限界ですね。
いまの学術を土台にしていると、現実(結果態)の条件の中でグルグルを回ってしまうので、因果関係を越えなければ本当の意味で考える力を身につけることはできないと言えます。
試験内容だけでなく、本当は教育は根底から変わらないといけない気がします。