みんなで社会は変えられる! -17ページ目

みんなで社会は変えられる!

いまの経済や教育はなんかへん。
小さなことから経済や教育をワクワクに変えていくために
日々発見したことやできることを考えていきたいと思います。

山口の母子殺害事件に死刑判決が出ました。
13年間争ってきた原告の本村さんは記者会見で、「この判決に勝者なんていない。犯罪が起こった時点で、みんな敗者だと思う」と言っていたのが印象的でした。


犯罪を犯してしまったとき初めてその事件(現象)に注目しますが、今回の被告にしても犯罪を犯すようになってしまった背景があるわけで、

13年前の当時、18歳と1か月の少年が、通常であれば高校三年生という年齢で残虐な事件を起こしてしまう(起こせる)には、その人が育った環境を無視できないと思います。


だれも犯罪者になりたくて生まれてきたわけではないと思うし、幸せになりたいと思って生きている
でも、その犯罪者のように一寸も違わずに育てば結果としてそのような人になってしまう、というのが人間ではないでしょうか。


すべての環境が一寸も違わずに育っても、自分はそうはならないと言い切れるのか。と考えたことがあります。


人は環境によってつくられる」と言われています。


こうした悲しい事件から私たちが学ぶべきことは、結果の現象だけを見るのではなく、それを生み出してしまう環境に対する問題意識が大事だと思います。


もちろん本人も、その子が育った家庭(過程)にも問題があるのは事実で、その親の責任は重大であると思います。
でも突き詰めていけばその親も苦しかった(苦しい思いをして育った)かもしれない、それを取り巻く社会の責任があると言えるのではないでしょうか。


他人に冷たく、相手を蹴落とさないと自分が負け組になってしまうという恐怖心をもちながら生きる、そんな社会で犯罪をなくすことは困難です。


事件が起きたから犯罪を罰するしかないのではなく、問題の根本原因である一人ひとりの「判断基準の問題」にフォーカスしていかなければならないと思います。


こうした年少者が犯罪を犯してしまう事件の背景を思うと、どのように育ちそこに至るまでどれほどの孤独や苦しみがあったのかを思うと、息が詰まるように苦しくなります。


環境は一気には変えられないし、一人では無理ですが、このような苦しみから、どんな環境をつりたいのかを共有していくことの必要性を感じます。

フェイスブックIPOで米西海岸に住宅ミニバブル

2月1日に米証券取引委員会への新規株式公開(IPO)を申請した米フェイスブック。調達資金は約50億ドルと、2004年に米グーグルが上場時に調達した約19億ドルを大きく抜き去る、インターネット企業の久々の大型上場だ。
上場の約半年後には、社員のストックオプションによる無数の「フェイスブック長者」が誕生すると見られている。

彼らの多くが購入を検討している住宅の平均価格は、300万ドル(約2億3000万円)~500万ドル(3億9000万円)。フェイスブックの本社を構えるメンロー・パークにほど近い、ロス・アルトスやアザートンが多く。典型的な間取りは4バス、4ベッドルームで4000スクウェアフィート(370平方メートル)にもなる。(2012/2/16日経ビジネDigital


一時的とはいえ、景気のいい話ですね。
リーマンショックから3年、住宅購入で痛い目を見ている人からすればうらやましい話に聞こえると思います。


格差をつくる資本主義社会の典型のようなIPOですが、持続的な循環ができる経済の仕組みができなければ、いずれ社会全体に活力がなくなっていってしまいます。


圧倒的に不利な99%の人々にまったく余裕がなくなったとき、全体が弱体化してもともこもなくなってしまい総倒れということに・・。もっとも、そこに行き着く過程がとても苦しく悲惨なものになってきます。


世の中に本当に必要なものを提供できる、常に新しい価値を提供できるようになっていけば持続的な経済の循環をつくっていくことができますが、
そのためには、常に変化し続ける個人や組織にならなければ難しいわけです。


現に伸びている組織内では常に変化を迫られているもので、朝令暮改といったペースでは追い付かないことも多いと思います。

人は安定を求めますが、個人も組織も安定変化がバランスよく働くようにできないと持続的な循環はできない。

このバランスが超対称になったとき、はじめて上手くまわっていく-、宇宙のメカニズムでもあります。


つまり常に変化するのが当たり前の状態がつくれ(現象)、不動心のように常に安定した(心の)状態でいられる、これが表裏一体となってバランスのとれた状態になっていること、そうすれば持続可能な循環ができるようなります。


そういう私もフェイスブックの必要に迫られて、もう始めないといけない状況になってきたので、専属トレーナーに指導いただき近々に利用開始しようと思っています。

最近、東京電力が電力を値上げすると発表しましたが、

ちょっと待ってよ、その前に膨大な資産の売却や平均年収800万以上とも言われる社員の給与の見直しをするなど、経営努力が先ではないかと多方面から批判されています。


確かに、年収300万以下の人が4割を越えるという統計データが出ているこの格差時代に、「経営が大変だから料金を値上げしますね」とは、呑気なというのを通り越して、大半の人が既得権者の傲慢さを感じているのではないでしょうか。


年収ラボ
平成22年の全給与所得者に占める年収300万円以下の人口割合は40.5%でした。日本の労働人口の約4割が年間の収入が300万円以下であるという結果になりました。女性にいたっては66.2%という数字です。(国税庁データ)


今日は東京電力の給与の問題というよりも、日本や世界に共通する格差について少し考えてみたいと思います。


格差の象徴である「所得の格差」以外にも、学歴の格差、雇用の格差、家庭の格差、ひいては「希望の格差」までつながって、世界は圧倒的に優位な1%の人99%の不利な人々という構造に向かっています。


これは今の資本主義国でも共産主義を標榜している国でもまったく同じ構造となっています。


なぜでしょうか?


人は生まれてからすぐに戦い(実は生まれる前から)の連続のなかに育ちます。

周囲と比較して、自分が優位な立場に立ちたいという我欲(エゴ)があって当たり前でしょう。

WIN-WINというお互いにメリットがあるように・・、ステークホルダーにメリットがあるように・・と、自分(の会社)だけのことを考えてるわけではないよ。という人もいるかもしれません。


でも、これも自分(の会社)と付き合っていたら得だと思ってもらい、自分(の会社)を優位な立場においておきたい、と思っているのが本音だったりします。


そのようにみんな自分さえよければ、自分の家族、会社さえよければ、自分の国さえよければいいという思いから出発していれば、格差がなくならない。


頭では「みんなが幸せになったらいい」と思いつつも、無意識や本音の部分では、「全員が幸せになるのは無理、誰かが幸せになれば誰かが犠牲になるし、競争社会にそんな悠長なことを言っている場合じゃない」と言われそうです。


意識では「みんなが幸せになったらいい(ALL-WIN)」と思っているのに、それが実現できないのは、エゴが「自分が優位な立場にいたい」あるいは、無意識で「全員が幸せになるなんてありえない」と思っているからではないでしょうか。


このように自分自身の中に、タテマエとホンネの格差もあります。


いずれにしても、1%の優位な人と99%の不利な人でできている社会は歪んでいます。

(仮に自分がその1%に該当したら幸せなのかといえば、いつその立場から脱落するか常に不安と背中わせだったり、心から信頼できる人がいなかったりと、意外と満足な状態ではないかもしれません。)



自分の中にみんなが格差をつくっているから、突き詰めていくと格差社会をつくっているのは、一人ひとりの人の無意識といえます。

1.その無意識をどうしたら変化させることができるのか
2.格差社会ではない、どんな社会をつくることができるのか


こうしたことをもっと考えていきたいと思います。