「厚情必ずしも人情に非ず
薄情の道 忘るる勿れ」
坂本竜馬語録より 司馬遼太郎
日本人とはなにか、日本とはなにか を問いつづけた作家 司馬遼太郎。
私はその代表作である「竜馬が行く」を25年くらい前に読んでファンになりました。
彼は、アインシュタインのように学校の勉強が苦手で落ちこぼれで、学校の教える内容に素朴で単純な疑問ばかり出てくるような少年だったということですが、
坂の上の雲など膨大な文献から書きあげた 国づくりなどベストセラー歴史小説には、時が過ぎても色あせない、人への大切なメッセージがあります。
大正12年生まれで、徴兵を経験し22歳から大阪の新聞記者(科学と宗教担当)を7年勤めたあと、作家として数々の歴史時代小説をを残しました。(大阪の自宅には三万冊の蔵書が眠るといいます。)
彼の作品は、敗戦のとき「なぜこんな国になってしまったのか」と絶望して以来
「自分の作品は22歳の僕への手紙だった」といいます。
敗戦の実感はなぜ
こんなばかな戦争をする国に
生まれたかということでした。
むかしの日本人は
すこしはましだったのではないか
でなければ、民族がここまで
つづいてきたはずがない
。
しかし、私は、”むかしの日本人”という
もいのがよくわからなかったのです。
だから私の作品は、一九四五年八月の
自分自身に対し、すこしづつ
手紙を出してきたようなものです。
「君は日本人に絶望したが、
しかし君のいう昔の日本人とは
こういうものだったのだ」
という手紙でした。
(「なぜ小説を書くのか」より)
平成8年2月12日逝去(去年72才)
司馬遼太郎は日本や日本国民、そして人間に対する深い思いがあります。そして現代に対して強烈な危機意識と、未来への希望を同時に持った日とだと思います。
いま私たちは彼の強い思いを受け取って必ず日本を再生できると思います。