科学万能主義のワナ | みんなで社会は変えられる!

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優等生が陥る「科学のワナ」

「役に立つこと」を求める余り、機械という「奴隷」を作り出しながら、そのまた奴隷になってしまった私たち。ギリシャ貴族のように・・

そもそも、科学で全部説明できる、という発想そのものが即物的なんです。つまり物質主義から抜け出せない。物余りの時代の解毒剤にはなり得ないんですね。科学そのものは、私たちに幸せなんて与えてくれないわけです。だって、科学には、「価値」というものが存在しないのですから。

(日経ビジネス2012/9/6)


東工大の本川教授のいう社会がぴったり今を言い当てていると思います。


誰もが「自分とは何か」「真理とは何か」とか根本的なことを知りたいと思う、その追求の仕方が、文学部(脳みそ至上主義)か理学部(素粒子至上主義)かという両極に分かれて、その真ん中がすっぽり抜けていてバランスに欠けていると言います。


そして、小学校の頃は、理科の観察のように自分の目で確かめられるものから、中学では目に見えない分子や原子や重力という「概念」を使うと、全部共通の原理で理解できる、と教え。


目で見えない、手で触れない、抽象的な学問になってくるけれど、最終的にはそれらの理論や概念が「役に立つ」かどうかではなく「幸せ」になるかどうかに焦点を当てる必要性を語っています。


本当に今の社会はすぐに「それをやっていくらになるの」「役に立つの」という即物的な基準で計ることが主流になっていますが、それではいつまでたっても幸せにはなれない基準で生きているような気がします。


そこに人間の尊厳性が失われてしまう原因があるのではないでしょうか。