4・7両国国技館
永田・後藤VS桜庭・柴田の一戦。
桜庭選手が右肘を負傷。
すぐにリングに駆けつけると、
肘関節が変形しているではないか。

肘関節の脱臼を疑う。
触診しながらレフリーと本人に状況を確認。
骨折よりも脱臼と判断。
控室に連れて帰ってから処置しようと思ったが、本人が立ち上がりたいと。
ここで、入れ(整復)ますか?と確認。
やってくれ、というので、
マーティー浅見レフリーを助手にリング上でそのまま整復。
こんなときスキー場でパトロールをしていたマーティは頼りになる存在なのだ。
かつて、道場で渡辺選手が肘関節を脱臼した時も、マーティーに助手をしてもらい整復した。
両国国技館8500人の前で公開整復。
後楽園ホールの2000人の前での飯伏選手の肩関節脱臼を一気に上回る。
もしもテレビ画面にこの場面が映っていたらもっと数が多くなるか。
なんにせよ、整復する場面が晒されるのは気持ちの良いものではないはず。
かなり生生しい場面なので。
通常の後方脱臼より、外側に飛び出してもいたので、骨折の合併が心配。
すぐに懇意にしていただいている同愛記念病院の先生に連絡。
隣だし、すぐに画像検査をしてもらうことが出来た。
骨片が確認されたが、古傷(肘には、いわゆる間接ねずみの存在が多い)と判断。
脱臼だけで済んで一安心。
脱臼した際は、一刻も早く整復するに越したことはない。
こんな時は、整骨院の資格をもったトレーナーで良かったとしみじみ思う。
今では、脱臼の整復できない整骨院も多いけど。
というか、脱臼とそうでないかの区別のつかない者も多い・・・。