こんばんは、B.T.です。

いつも読んでくださってありがとうございます。




今回と次回はブナ帯材割り採集の顛末です。

ベテランの方には笑われるようなへっぽこな内容です。お恥ずかしい限りですが、自分の現在の状況を記録したく思い記事にしました。





【 準備と計画 】

今回の遠征を考え始めたのが今年の1月ですから、約半年間様々に考え準備をしてきました。


行き先は馴染みのある福島県にするか、全く初めての場所にするか。

かなり迷いましたが、新たな気持ちになれそうな気がして福島県以外にすることにしました。



新たに用意した物品は


①伸縮梯子3.8m 11kgと固定用のロープ

②熊避けの電子ホイッスルと新たな熊鈴

③スパイクの付いた長靴と地下足袋

④雨具

⑤森林香(虫除けと言うよりは熊避けとして)

⑥頭に被るネットとヒル忌避剤(これは虫対策)

⑦電波の届かないところでも使えるGPSアプリ

などなどです。





初めの計画ではGW前に出かけるつもりでしたから、残雪による雪崩れや冬眠から覚めた熊との遭遇、高山の急斜面で使用する梯子の危険性など不安要素はあげ出したらキリがありませんでした。

私は気の小さいびびり屋だし、経験値はゼロなので、余計と思っても物品を用意する事で無理矢理自分を安心させました。



さらに、自分の足腰が鈍っていては話にならないので、年明けからはバカの一つ覚えのように近くの高山へ登ったり、平日の夕食後には1時間以上の競歩散歩をしたり、怪しいけど梯子を担いで歩いたりと加齢による脚力低下に必死に抵抗しました。



世の中の(家庭内も)空気は依然緊急モード。県境をまたぐ移動はまかりならん!空気に変わりはありません。



そこで自分なりに考えました。


感染対策として人との接触を最低限にすることを決め、大量の食料と飲み物を持参し、泊まりは全部車中泊としました。ほとんど山籠りみたいになりましたが、かえって採集に集中できるし1人気ままに行動出来て良かったです。




【 初日 】

今回、私が向かったのは東北地方の初めての地。


採集で福島以外の東北の地に行くのは初めてのことです。前日の夕方出発し、現地近くの道の駅で数時間の仮眠をとりました。


起き出すと予報通り空は快晴!早朝なのに気温がぐんぐん上がってます。




そこから1時間余り車を走らせるとこんな素晴らしい景色と夏空が広がっていました。

かつてはマタギが闊歩しただろう山々が見えはじめると、身が引き締まるような感覚を覚えました。



あらかじめ目星をつけておいた谷に入り込んで車を停めます。



東北でも低地の山は初夏の装い。セミがうるさいくらいに鳴いています。

周囲の山はミズナラが多く目指すブナ帯はもっと標高を上げたほうが良さそうに思えました。

ここは小一時間程歩き回って移動。



300mくらい標高を上げた場所。新緑に萌える山には残雪(雪渓)が見えます。


これはごく小さなものですが、もう少し大規模なものもあちこちにあって豪雪地帯である事がわかります。


山菜もあちこちに!
これは「ぜんまい」と「こごみ」ですよね。

残念ながら採集禁止のようなだったので取ったのは写真だけです。


問題のブナはあるところにはあります。これは大人が2人でも抱えられそうにない高さ15mくらいの巨大な立ち枯れ。

しかし写真のように山は新緑で覆い隠されており、このクラスの立ち枯れでも結構近くまで行かないと発見が難しかったです。

そのため材を見つけるにはきつい斜面の樹々の間をとにかく闇雲に歩き回るしかありませんでした。

また、立ち枯れの上の方を狙うのがセオリーだと思いますが、単独だし、びびり屋の私は急斜面で梯子を使うのが怖くて今回は倒木を中心に見ていきました。



斜面を藪漕ぎしていくとこのくらいのブナの倒木が樹々の間から朽ちた巨神兵のように姿を表すのでゾワゾワします。




先端部をキツツキか虫に穴を開けられたような材はたまにありますが、腐朽がイマイチでクワガタの食痕すら確認出来ません。



ヒメオオ材なら何となくわかるようになりましたが、オオクワ材は全くわかりません。わからないなら叩いてみるしかない。だから冬には雪に埋もれていただろうと思われる材も叩いてみました。

でも、大抵硬過ぎてオノが弾かれるのですぐにやめて次の材へ向かいます。



ツリガネタケが付いた材も。この材は冬場ならカチカチに凍っているところですが今はグズグス。オニくらいしか出ません。


たまたま程よく朽ちた(と感じた)材に当たっても出て来るのはコクワのメス。

何もこんなとこまで来なくても出会えます。(`_´)ゞ



少なかったですが、2mくらいの闘いやすい立ち枯れも。ですが綺麗に白枯れした部分はわずか。食痕も見当たらず残念ながらこの辺で初日の昼の部は終了しました。



早めに車に戻り車中で夕食を食べた後、少し仮眠して日暮れを待ちました。



折角の遠征ですから夜は外灯を回ります。

この地域でも外灯のLED化は進んでいましたが、水銀燈やナトリウム灯も探せば残っておりまあまあ有望な感じ。

昼間は暑くて大汗をかきましたが、夜は放射冷却のためか気温がどんどん下がり14〜15度。



蛾は飛んで来てくれましたが、甲虫はサッパリ。

やはり6月初旬の東北は外灯採集にはちっと早すぎなんですかね。



外灯を開拓しながら4時間くらい粘りましたが、

唯一のクワガタはこの子のみ。
何もこんなとこまで来なくても出会えます。(`_´)ゞ


初日はこんな感じでした。

何も成果はなかったけど、初めての土地でポイントを手探りで探しながら歩き回るのは、それはそれで返って面白く大興奮の一日でした。この後は昨夜からの長距離ドライブに加え、昼間の山歩きで疲れ果て車中で爆睡しました。




2日目に続きます。

でわでわ。