こんばんは、B.T.です。
いつも読んでいただいてありがとうございます。



奄美以来の一月半ぶりにのりちゃんさんに同行して高山に行きました。


のりちゃんさんの狙いはコルリ。私も採りたい種ですが、メインの狙いはシーズン終盤のミヤマです。


移動の自粛により行ける所が限られますが、なんとか1000mくらいのお山へ。


何度か連れてきてもらった場所ですが、夏に来るのは初めて。美しい緑の広がりに目を見張りました。


下界の気温は33度でしたが山の上は25〜26度くらいで気持ち良く歩けました。


ミヤマ居そう〜♪


のりちゃんさんには失礼してあちこち寄り道しながら蹴木しまくりました。


が、居ないんですよ〜(~_~;)


ミヤマどころかコクワすら落ちてきません!(あ、のりちゃんさんはコクワのメスを見つけてましたが…)


最初の獲物はこの子。
イノシシの糞らしき物に沢山群がってました。


次に見つけたのは綺麗なルリボシカミキリ。
何度見てもこの色の美しさには目を奪われます。


目的のポイントに到着し、地面に転がる材を物色しました。

少し探せばこんなコルリ材はかなり見つかるんですが、
中はみんな空っぽ。予想よりずっと苦戦です。


コルリと同時にのりちゃんさんは幹這いのオニを探して朽木にアタックし始めました。

そのおこぼれがこの子。

何気にオニの成虫を採ったのは初めてです ♪



その後もコルリ材を物色しましたが食痕(写真左側)は有っても何も出てきません。やはり春に脱出した後なんでしょうか?


でも、さすが!
のりちゃんさんはしっかりとターゲットのコルリの幼虫を見つけてました!


いいなぁ。(^^)


私は疲れ果てて座り込みキノコの観察 ♪

サルノコシカケかな?
こんな小さな枝に3つも付いてもリスノコシカケにも成れないよね。(笑)




ある立ち枯れの側に2人でやってきた時のことです。
のりちゃんさんが「こんな木にオニがいるよね。根っこを掘ればきっとミヤマの幼虫も居るよ」と言って私に指差しました。

どれどれ、と私は腰くらいまでしかない立ち枯れの木をよく見ようと回り込むと…

目の前に本当にオニクワガタのオスが付いていました。


はじめはのりちゃんさんが冗談でやらせをやったのかと思いました。(笑)

でも、写真はやらせではありません。
なんだか出来過ぎの流れでしたが…。(^_^ゞ



清々しいくらいの幹這い君!

22mmとオニとしてはまずまずのサイズ。オオアゴの反り返りがなんとも言えずかっこいいです。

アゴに赤味が残っており羽化して出て来たばかりなんでしょう。ここでメスの羽化を待っていたものと思われます。

基本的に樹液には来ない種ですから、採集の基本は材割りなんですが、初の樹液採取(?)となりました。


のりちゃんさん、目の前でいただいちゃってすいませーん ♪




という事で、この日のお土産はオニ2頭となりました。


コルリもミヤマも採れなかったけど、ぐだぐだ喋りながらのりちゃんさんと山を歩くのは楽しいひと時でした。


この2種はいま一度頑張ってみるつもりです。
でわでわ。