こんばんは、B.T.です。
いつも読んでくださってありがとうございます。


奄美大島遠征記の本編です。(^_^ゞ



【 出発 】

7月9日。とにかく出発しました。

ピーチエアーはおサイフに優しく我らの味方!


その分、機内は狭く3密を避けるのは厳しい!
マスクをして会話もせず、ひたすら睡眠を心がけました。私はワクワクして寝られませんでしたが…(^_^ゞ


2時間半ほどで現地に到着。


曇っているのに気温が31度。ねっとり湿った空気とアダンの実がお出迎え。亜熱帯の地に降り立った事を教えてくれました。


予約しておいたレンタカーを受け取り、3日間の基地となるゲストハウスにチェックイン。
若い頃アジアを放浪した経験から、私はこんな宿が大好きなんです (^^)♪


でも、私達にはゆっくりしている暇はありません。
右も左も分からない土地でのクワガタ採集ですから時間は有効に使わないと!



【 行動開始 】

まず、用意したバナトラを設置しなければなりませんが、そもそもどこに仕掛けたら良いのかわからない。


当たり前ですが、バナトラもクワガタがいるところに仕掛けないと全くの無駄になります。


そこで、まず私が事前に何ヶ所か地図で目星をつけて置いた場所を見に行ってみることにしました。


ハブが出そうな山道。初めは怖くて網の竿で繁みをかき分けながら進みました。

ポイントの写真は掲載できませんが、最初に行ってみた場所は私のイメージ通りの雰囲気で期待が膨らみました。ただし、過去にターゲットにした事のない樹種です。


さて、クワガタはいるのか?


とにかく二人で木々のチェックを開始!
ハブの恐怖におののきながら歩きました。

ものの5分もした頃、のりちゃんさんが「居ました!」とあっさり声を上げました。

そろそろと足元に注意しながら戻って見てみるとその手には何と、



スジブト!!

しかもメス!


白状しますが、今回の私のメインのターゲットはこのスジブトのメスでした。奄美では1番個体数が多いらしく、時には “雑魚” 扱いされることもあるようですが、私はずっと憧れていました。


いつか自分で採って
ブリードしてみたい


そのためにはワイルドのメスを1頭でも良いから持ち帰りたい。そんな悲願?を持って奄美にやって来たのでした。


そのスジブトのメスが目の前に!
目がくらくらしました。


初めての土地で、初めての樹種で、樹液採集に成功!
ポイントの選定が正しい事が分かって俄然やる気MAXに!







そして…



私も見つけました!
人生初のスジブトのメス!


さらにオスも!


ウロ、というか木の隙間の中にも!


興奮しまくって歩き回っているといつの間にかこんなに!のりちゃんさんもケースに一杯入れてます。はっきり言って、


タコ採れ!


チビばかりですが、そんなことは気になりません。とにかく採れた事に感動しまくっていました。



興奮している私をよそに、のりちゃんは採った虫の観察をしていました。

その中にコイツが!

不慣れな私達はすぐにはわからなかったのですが、これはアマミヒラタでした。しかも50mmの良型。


そして気がつきました。私のボックスの中にもアマミヒラタが混じっていることに。


アマミヒラタのシーズンは8月が中心ということなので、まだ発生初期。それでもこうやって居てくれたんですから感謝一杯です。


この後、ポイントを移動しますが、続きは次回へ。


でわでわ。