こんばんは、B.T.です。
いつも読んでいただいてありがとうございます。
南会津の遠征記も4回目です。
今回のテーマは予告した通り「引き継ぎ」です。
初日にヒメオオのペアとオオクワのメスを得られましたが、何度も書いたようにこれはのりちゃんさんがいたからこそでした。
2日目の朝、出撃前にのりちゃんさんから言われました。
「B.T.さんの今日の課題は、
①ヒメオオを見つけて自分で網に落とすこと。
②夜は自分で運転してオオクワを見つけること。
ですね。」
と。
のりちゃんさんはのりちゃんさんで「50mm以上のヒメオオ採ること」と自ら高い課題を定めました。
だからこの日は昼間、二人でものすごく歩きました。初日に12000歩以上歩いたのに、2日目は17000歩をゆうに超えてました。それでもこの日は課題クリアどころか、私はヒメオオの姿を捉えることすらできませんでした。のりちゃんさんはさすが!メスのヒメオオを一頭ゲット。
他の採集者さん達は、今年はまだ発生が少ないようだと話してました。
疲れ果てた私達は、基地となっている道の駅に戻りました。お風呂で昼間の汗を流してこの日も早めに外灯ポイントへ。
この日はライバルはいませんでした。
くれなずむ南会津の空を眺めながらのりちゃんさんが
「今日は自分で運転して外灯回れますか?」
「はい、出来ると思います。」
「じゃあ、このポイントをしばらく見た後は一人で、外灯を回ってみませんか?」
「えっ・・・ええ⁈」
私はしばらくのりちゃんさんの顔を眺めました。
「その間、のりちゃんさんはどうするんですか?」
「私は職質に耐えながらこのポイントで頑張ってみます。」
「それでは・・・」
それではのりちゃんさんのオオクワ採るチャンスが減っちゃうのでは?という言葉を飲み込みました。
「突き放すには良いタイミングだと思います。」
「突き放す?・・・て?」
「実は考えがあって、南会津はこれで最後にしようと思っているんです。」
「な、なんですって〜〜!!」
その外灯の下での会話が続きます。
「じゃ、じゃあ、のりちゃんさんとここに来るのはこれが最後ということですか?」
「二度と来ないと決めたわけではないですが、限られたものを他に振り替えていくつもりですから。」
「・・・。」
「だから、今夜の外灯回り、一人でやってみてください。」
「南会津はお任せします。」
もちろん、南会津だってなんだって、クワガタ採集はクワガタ採集なんだから、下手でも一人でできます。
しかし・・・。
ここまで触れていませんでしたが、今年2回目以降の遠征計画も相談しかけてました。
でも、のりちゃんさんと同行の南会津はもう無しという事です。
「引き継ぎ、という言葉を使いました。」
のちにブログをアップしたのりちゃんさんから言われた言葉です。
しばらく返事をためらいましたが、のりちゃんさんの決意は固いと感じました。
「分かりました。今日はこれまで教えていただいたポイントをしっかり回れるように頑張って走ってきます。」
「一回りしたら戻ってきて私にオオクワ見せてください。」
「うう・・・はい。」
こうして私は一人で出発しました。
寂しさと同時に、のりちゃんさんの厳しくも暖かい心遣いを強く感じながら。
一人での夜間ドライブは助手席に座っているのと随分違う感覚を感じられました。
とにかく自分でオオクワを採取できるようになること、それがのりちゃんさんが私に託そうとしていることです。
その気持ちを何度も何度も心の中で反芻しながら車を走らせました。
走らせながら、のりちゃんさんの運転の時の視線の使い方や姿勢、スピードのコントロール、一時停止の車の場所や位置、その他の言葉にならないようなノウハウを一つ一つ思い出していました。
残念ながら、この夜はオオクワとの出会いはありませんでした。
私は2時間近く一人で回らせてもらい、のりちゃんさんを心配させてしまいました。その後はさらに二人で広い範囲をみて回りましたが成果はなく、深夜2時には道の駅に帰りました。
帰りの車の中ではのりちゃんさんの今後の「考え」についてお聞きしました。
それはいずれのりちゃんさんが自らの行動で明らかにされるでしょう。
のりちゃんさんの言葉が忘れられません。
南会津は
お任せします。
・・・重いです。(-_-)
任されるということは成果を出さなきゃいけないという事ですから。
今年はもう一度、南会津に行けたらいくつもりです。
その時に結果が出せるか?
負んぶに抱っこではない、より自力での採取ができるか?
その時には何かが明らかになるでしょう。
うーーーーーっ
ファイトーー!
です。
でわでわ!

