こんにちは
へちまです
季節は秋
郭敬明(グオ・ジンミン)さんの
作品をいくつか見たので
語ってみたいと思います
ネタバレなしでさらっといきますね
「幻城」はつらい経験でしたが、つぎは映画「爵跡1」と「爵跡2」です。
これは良かった!
爵跡 無道王朝伝説
2016年9月
中国映画 アマプラで視聴(有料)
&
爵跡 冷血狂宴
2020年12月
中国映画 YouTubeで英語字幕で視聴
今のところ2部作ですが、ぜんぜん終わってないので続きも作ってほしいです。
上の「無道王朝伝説」のイメージビジュアルを描いた人は王浣さんという女性画家で、のちに郭敬明監督の映画「晴雅集 とこしえの夢」で忘れがたい美のイメージを提供する人です。
映画の登場人物は王浣さんの絵のままに美しく、みなさん十二身頭です。
それもそのはず、「絵」なんです。
俳優さんは衣装をつけずに演技してその表情をコンピューターで記録するんだそうです。
それをもとに作画するんですが、たしかにCGなんですがちゃんとご本人なんです。
へちまはゲームとかしないのですが、ゲームにこんな美麗な世界が待っているならぜひ参戦したいと思いました。
こんな感じで表情を記録するんですって。
まんま本人なんですが、動きが奇妙に不自然で、それがこの映画の魅力のひとつになっています。
そして何より全員美形がすぎます。
イケメンを見ることが視聴の主眼であるへちまにとってはご馳走です。
ストーリーは世界に7人いる王爵(ワンジェ)とよばれる偉い人とその弟子(後継者)の使徒(シュト)を軸に展開します。
王爵と使徒は奇妙な恋愛関係にあってその感情線と、世界レベルの壮大な戦いとがシンクロします。
登場人物を簡単に見ていきましょう。
こちらのふたりが主人公クラスの銀塵とその使徒の麒零。
このふたりはBL関係にあります。
銀塵が麒零に薬を与えようと顎クイしたのを、麒零が勘違いしてウキウキと目を閉じるシーンはたまらなく可愛かったです。
また2部の最後で麒零の髪が銀塵と同じ銀髪になるシーンはCGならではの美しさでした。
さらにまだ明かされていませんが麟零の名前の零の部分がのちほど大切な意味を持ちます。
麒零を演じたのは郭敬明さんのディーバ陳学冬さん。
「小時代」シリーズをはじめ郭敬明監督作品の常連さんですが、へちまは古装限定視聴者なので「小時代」は見てません。
こちらも美形コンビ
王爵の縫魂と使徒の蓮泉。
このふたりは実の兄妹ですが、1ミリの隙間もない濃密な恋愛関係にあります。
蓮泉役のファン・ビンビンさんが最高にかっこよかったです。
こちらはウイリアム・チャン演じる王爵の幽冥と使徒の神音。
ウイリアム・チャンはもともとCG顔なんで、どハマりしてました。
悪役なんですがハンパないオーラです。
使徒の神音は痛めつけられるほど強くなる体質だそうで、ふたりの間では壮絶なSMが繰り広げられます。
王爵と使徒はちょっとアブノーマルで危険な関係ですね。
衣装も素晴らしかったです。
デザインもさることながら、ヌメッとした質感が、実写ではありえない重力感を出していました。
重々しいのに軽そうな不思議な感覚。
それらを完璧な身体つき(絵ですから)のキャラクターが身に纏っています。
そして靴ですね。
古装の靴って変なことないですか?
みなさん黒か白のカンフーシューズのブーツ版みたいなの履いてる。
あれ、ぜったいゴム底ですよね。
変なことないですかぁ?
でもこちらは絵ですから(しつこい)おしゃれなシューズです。
毛皮も成人式の振袖のお供みたいなんじゃないです。さすが絵です!
このヌメっとした質感。
映画を見ている間中、ラファエル前派の画家、エドワード・バーン=ジョーンズの鎧が頭をよぎっていました。
郭敬明、ぜったいバーン=ジョーンズの画集見込んでると思うな。
上:「コフェチュア王と乞食娘」(部分)1884 テートギャラリー
下:「いばら姫」(部分)1871-73 ポンセ美術館
で、お待たせしました。
われらが汪鐸さんは「女性よりも美しい王爵」漆拉(ジュラ)役で出ています。
美しいだけでなくとっても重要な役で、後半に進むにつれて目が離せません!
ヘアスタイルも素敵ですよ(絵ですが)。
汪鐸さんについてまだまだいっぱい書きたいのですが、書くとネタバレになるんですよ。
とにかく重要な役です。
「爵跡」の非現実美麗世界、いかがでしたか?
次回はあの名作「晴雅集」について語りたいと思います。
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