読者の方から質問が来ました。

その人は、わりと大きな規模の結婚式をする予定の人で、「スナップカメラマンを2名にするか、1名だけで大丈夫か?」悩んでいて、その相談のメールを当方に送信なさいました。

その人が、うちの事務所のHPの中の「ギャラリーページ」や、他のカメラマンのブログを読んでいて不思議に思ったそうです。

 

それは、「挙式の場面」。

 

「カメラマンは1名です」となっているのに、「指輪交換」の場面で、同時に、別角度から撮影している写真があって、「これはカメラマン1名では撮れないはずなのに? なんでなんだろう」と思った。   らしいです。

 

 

具体的にはこういうことですね。

 

この写真も、私が一人で撮っています。

 

「同じ場面を、1人のカメラマンが、同時に、別の場所から撮影」

 

普通だったらできないです。

 

まあ、「指輪を新郎から新婦へ」の時に、正面の角度から撮って、その後、瞬時に動いて、「新婦から新郎へ」の時は、横から撮る、なんてことができないわけではありませんが、こういう重要な場面では、動かずにじっくり撮影することが大事なので「瞬時に動く」ということは普通はしません。

 

では、「なぜ撮れるのか?」  それは、「撮っている時間が違う」からです。

 

実は、挙式の場面での「指輪交換」とか「ベールアップ」とか「ウェディングキス」とかの「アップ」の写真は、「リハーサル」の時に撮っているのです。

アップで撮るため、挙式会場にゲストがいなくても、画面には映りませんからわかりません。

 

「挙式のリハーサル」というのは、実は、スナップカメラマンにとって、とても大事です。

本番だと撮れないような「新郎新婦に接近して撮影」「祭壇の上に乗って撮影」「”写真を撮りますから、そこでちょっと静止していて下さい”と注文をつけて撮影」ということが、リハーサルの場面では可能になります。

そして、リハーサルの時に撮った写真を、アルバム作成時に、「いかにも本番の時に撮ったように」レイアウトして並べることで、「同じタイミングで別角度から撮影」、つまり、「まるでカメラマン2名で撮影しているように見せる」ことが可能になるのです。

 

というわけで、リハーサルを実際の式場で催行する場合は、カメラマン1名でも、上記のように、「2カメで撮ったように見せかける」ことは可能になります。

挙式場面に関しては、写真代の予算が少なくて、「2カメ注文は無理」というお客さんでも「2カメみたいなアルバムが作れる」というわけです。

 

ただし、きちんとリハーサルをやることが大切になります。

式場によっては、「リハーサルでは指輪をはめない」とか「キスはしない」なんていう「簡略版」にするところがありますが、それだと「本番時のような写真」は撮れません。

また、「介添の人があまりにも新郎新婦のそばにくっついている」ケースでも、その人が写り込んでしまうため、「本番時のような写真」が撮れません。

 

 

以上、ご質問への回答と、アドバイスです。

ご参考にして下さい。

 

 

 

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<ウェディングスナップ格安撮影の横浜の雫写真事務所です>

 

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