婚礼スナップにおいて、「各卓写真」(テーブルフォト)は、8割は撮っていると思われる定番カットです。
以前は、「撮影に時間がかかるから、式場側が嫌がる」というのがありましたが、カメラマン側も式場側もお互いに協力して「迅速に済ませる」ように努力した結果、かなり早く撮れるようになったため、実施率が高くなっていると思います。
当事務所でも、各卓写真撮影のスピードアップは努力しており、素早く正確に撮る技術を確立しており、時間を長くかけて迷惑をおかけすることはありません。
こうやって、いい各卓写真をスピーディに撮るようにしていますが、時々、気になることがあります。
それは、カメラマンがいくらがんばってゲストの皆さんの素晴らしい笑顔を引き出しても、テーブルの上が汚いと台無しなんです。
「汚い」という表現は語弊がありますが、つまりは、「食事の途中」とか「食べ終わった食器がそのまま放置され、まだ、引き上げられていない」とか、そういう状態でのテーブルは、写真的にはどうしても汚く写ってしまいます。
よく、芸能人の皆さんがインスタに「今日はこれを食べました。おいしかったです。でも、最初に写真を撮るのを忘れてしまったため、写真は食べかけの状態です。みっともなくてすいません」なんてことをアップしてたりしますが、ほんと、料理の写真って、手を付ける前に撮らないと、食べかけ状態は汚く見えます。
そんなわけで、食べかけばかりがテーブル上に並んでいる状態で、各卓写真を撮ると、「う~ん、せっかくカメラマンががんばっているのに、これじゃあ、完璧な写真とは言えないなあ」と残念なことがあります。構図をなんとかしたいところですが、丸テーブルだとどうしても画面の中にお皿やグラスが入ってくるのはしょうがないです。
では、汚い状態を避けるにはどうしたらいいか?
各卓写真の撮影のタイミングをなるべくうしろのほうにずらし、「料理が終わって、デザートが配られた直後」くらいがベストなんです。
料理がなくなっていると、テーブルもかなり片付いています。そして、デザートというのは、見た目もきれいなものです。
ですから、デザートが配膳されて、まだ、手を付ける前、というのは各卓写真のGood Timingとなるのです。
ここまでの配慮ができるウェディングプランナーというのはなかなかいませんから、いまだに、各卓写真というのは、「料理を食べている最中」に行われることが多いですが、本当は、「余興のトリ」の前とかがいいと思います。
まあ、ちょっとしたことですが、ベテランの写真屋はそんなことまで考えて、「いい写真を残したい」と思っております。
ご参考に。

