この前、撮影させていただいたお客様の、「挙式~披露宴」と「二次会」の会場の選択方法が、とても上手だなあと感心したので、それをご紹介したいと思います。

 

 

その前に。  以前、横浜で大雪が降った冬の日のこと。

ホテルの前の道はすでにかなり積雪していたのですが、なんと、そこを、「映画 八甲田山」みたいな必死な形相で歩いている「新郎新婦&介添えの女性」がいました。実は、挙式披露宴を終えて、ホテルのすぐそばにある、別の二次会会場へ移動していたところでした。

 

あまりにも近距離なのでタクシーを拾えない。

大雪でタクシーが動いていない。

 

といった理由があったのかもしれませんが、「10m歩くだけでも、何分もかかる」「足元~下半身はびしょぬれ」という状況を見ていて、「うわあ、大変だなあ。こういう時は、二次会も同じホテルの中でやればいいのに」と痛感しました。

 

そう、「大雪」は珍しいとしても、「雨」が降ったり「風」が吹いたりすることはよくあることであり、その中を、ホテルから二次会会場へ移動することは苦役です。ゲストの皆さんの中には「披露宴にも出席し、二次会にも出席する」というW出席の人もいて、そういうゲストにも苦役を強いらないといけないことになり、それは「おもてなし」として考えると、あまりよいことではありません。特にゲストの皆さんは通常の荷物の他に、「引き出物」という大きな荷物も持っているわけでして。

 

そういうわけで、私などは、「挙式披露宴と二次会と、同じ結婚式場の中でやればいいのに」と、よく思います。

 

利点

「移動が屋内なので楽だし、悪天候でも関係ない」

「披露宴が延長した場合でも、融通を利かせてくれて、二次会の時間もスライドさせてくれる」

「二次会出席者が早めに会場に到着しても、中で待っているスペースがある」

「会場側が、挙式披露宴と二次会の両方を行う”上客”として扱ってくれるので、いろいろとサービスしてくれたりする(二次会の時のウェディングケーキを無料にしてくれたり)」

「二次会用の衣装での記念写真も、スタジオの中で撮影できる」

「プランニングや、お金の支払いとか事務手続きをまとめてできる」

「ホテルの場合、新郎新婦は当日の夜、そのまま、そこに宿泊できる」

「ちゃんとしたクロークがあり、荷物を預けられる」

「更衣室があって、着替えることができる」

などなど

 

いっぽう、マイナス点もあります

「立派なホテルでの二次会は、どうしても費用が高い」

「挙式披露宴と二次会の両方に出席するゲストにとっては、変化がないのでつまらない。(新郎新婦本人も同様)」

 

さて、話は戻って、「上手だなあ」と感心したお客様のことですが。

 

 

会場は、横浜駅直結の便利な場所にある「横浜ベイシェラトンホテル」です。

 

そのお客様は、ホテル内のチャペルで挙式をして、披露宴は、ホテル最上階の、「大きな窓があって、景色が素晴らしい小宴会場」で行ないました。「挙式~披露宴」は、「親族だけ」ということにしました。なので、出席者は全部で30名くらいです。

「マンハッタンルーム」公式HPはこちら

 

ホテルというと、「大人数で豪華な披露宴」というイメージがありますが、今、「少人数披露宴」が増えている状況で、けっこう、ホテルでも、「少人数用の宴会場」を用意して、そういうのに対応しているところが多いです。このホテルの「少人数用宴会場」は、景色がもっともきれいな場所にありますので、なかなか人気が高いです。

ここで「親族だけの披露宴」(友人関係は呼ばない)をこじんまりと行ない、それが終わって日が暮れてきた頃、二次会は始まります。

 

二次会は、友人と職場関係の人だけを呼びます。でも、人数的にはかなり多く、大規模な二次会といえます。そう、今回のお客様は、ある意味、「二次会を豪華にやりたい」という意識があったようです。

 

披露宴終了時から二次会開始までの間の時間も十分にとり、「衣装替え」「二次会の衣装でのスタジオ写真撮影」や「小休憩」も取れるタイムスケジュールになっており、新郎新婦のコンディション維持も良好です。

(披露宴と二次会の両方に出席するゲストがいる場合、間の時間を大きくあけると、そのゲストの皆さんが時間をつぶすのが大変なので、わりと、間の時間は短くしないといけません)

 

さて、その二次会の会場ですが、このホテルのメインバンケットで行ないます。

 

「日輪宴会場」公式HPはこちら

 

このホテルのメイン宴会場ですから、広いし、天井は高いし、豪華です。

 

 

立食形式で、料理もブッフェでしたが、やはり、豪華ホテルですから、ブッフェ料理もしゃれてました。

 

 

ここで、親しい友人や同僚をたくさん招いて、「豪華な二次会」を開催しました。(出席者数100名くらい)

 

なお、二次会の司会や幹事の皆さんは、「挙式披露宴にも出席する」場合は、その披露宴が終わらないと、二次会の準備に取り掛かれず、たまに、披露宴が伸びたりすると「お開きまでいられずに途中退出して二次会の会場へ行かないといけない」という不都合が生じるのですが、今回は、披露宴には出ていないため、早めに二次会会場に入り、準備をじっくりとできます。

また、ホテルなので、「クローク」がちゃんとあります。「遠方から来て、この日は横浜に泊まる予定」の人は大きな荷物を持っていますが、それもちゃんと預かってくれます。

 

 

そして、二次会が開始され、新郎新婦は気の置けない友人たちと楽しい時間をじっくりと過ごします。

二次会なので「引き出物」はありませんが、途中の「余興」で、いろいろな賞品の出るイベントをやった際、ここで、「出席者全員になにかしら賞品があたるように」としていたので、全員のゲストが賞品を得ています。(その他、お開きの際のプチギフトもありました)

 

なお、この日は、JRの一部で、電車が止まるトラブルがあり、数名のゲストの方が遅れて到着するという状況だったのですが、ホテル側が融通を利かせてくれて、終了時間を少し伸ばしてくれて、遅れてきた人も十分に楽しめるようにしてくれました。

こういうのは、二次会専門のパーティルームではできないことなので、ありがたいです。

(ベイシェラトンさん感謝)

 

また、あくまでもホテルの宴会場で行なっているパーティなので、スタッフの数もそこそこ多く、お皿もすぐに下げてくれますし、やはり、さすが一流ホテルのサービスです。

 

二次会だけだと挙式の様子を見られないわけですが、それに関しては「当日エンドロール」を発注し、そのDVDを、二次会の会場の中で上映することによって、二次会のゲストのみなさんにも、挙式披露宴の様子を見てもらいました。このエンドロール、なかなか上質でした。

(ただ、それなりに歴史のあるホテルなので、最新のスクリーン設備がなく、わざわざ、プロジェクターやスクリーンを会場内に持ってきてセットするという手間がかかります。このへんは、ちょっとだけ欠点と言えるでしょう)

 

そして、宴会のラスト、100人を超える人数だと、「全員での集合写真」というのはなかなか難しいのですが、会場が広かったので、難なく撮影できました。

 

 

カメラマン用に脚立も用意してくれました。さすが、一流ホテルです。ありがとうございます。

 

トータルで、すごく素晴らしい、「親族だけの挙式~披露宴」&「友人をいっぱい招いての豪華な二次会」だったと思います。この手法、なかなか素晴らしいのではないでしょうか? この新郎新婦さん、一流大学の同級生らしいのですが、「さすが頭いいなあ」と感心しました。

 

※こういうホテルは一般的に「外部カメラマン」が挙式披露宴を撮影することに対しては、小池都知事並みの「排除」や「制限」があるのですが、「二次会」に関してはなぜかまったく制限がなく、協力的で、我々外部のカメラマンでもすごく撮りやすいのです。

なので、二次会の撮影は、ぜひ、安価で良質な当事務所のような外部業者に依頼してください。

豪華な宴会場は照明の当たり具合が複雑なので、素人のカメラマンには撮影は難しく、ご友人にカメラを頼むと失敗しますよ。

******************

<ウェディングスナップ格安撮影の雫写真事務所です>
「挙式~披露宴の撮影 37038円(税別)」

 

撮影枚数は無制限。1300枚程度を納品しています。

ブライダル撮影経験30年、撮影経験組数2000組以上、300以上の、いろいろな会場に行っている超ベテランカメラマンが撮影する、コストパフォーマンスの非常に高い、オトクなプランです。

横浜を中心に東京・千葉・埼玉・栃木・茨城・群馬など全国各地に出張します。


「披露宴のみ撮影」の場合は、32407円(税別)。
「挙式のみ」または「婚礼二次会のみ」の撮影は、25926円(税別)です。


公式HPはこちら

 

ポチ! お願いします