2024年4月14日(日)

3歳クラシック第1弾、皐月賞(G1)が行われます。

 

朝8:30、中山競馬場中央門に来ました。

 

事前にインターネットで指定席を獲っていて、入場券ネット予約の列には並ばず

そのまま先に進みます。 朝8:30でこの並びです。

 

開門も朝8:30のようで、クネクネになっている列が動いています。

最後尾に並んでから何往復かした後、ようやくスタンドに入れます。

 

朝8:41,まずは正面スタンド前に出ました。

朝から良いお天気です。

 

エスカレーターでスタンド3階まで上がり、指定席エリアに入ります。

指定席はK-Seat(皐月賞 6,000円)です。

 

 

今回はこの席です。

 

この席からのレース観戦風景です。

(画像は中山8レース 野島崎特別)

 

 

 

また、K-Seatの隣り4コーナー寄りにはUMACAシートがあるのですが、

6月23日(東京競馬開催終了)でUMACAシートのサービスは終わるようです。

 

時刻はまだ朝9時前で、スタンド地下1階に降りてみます。

 

スタンド地下1階のセンターコート付近では「JRA70周年記念展示

~HEROがくれたもの~」と題したイベントが行われていて、

これまでに誕生した名馬に関する展示も行われています。

 

有馬記念など数々のG1レースで活躍した名馬のゼッケンが

飾られています。鞍上のサイン入りです。

 

 

中山1レース(3歳未勝利 ダート1800m)

 

勝浦正樹騎手はこの日が最後の騎乗になります。

この日は6鞍に騎乗しますが、第1レースから登場です。

 

重賞で2勝を挙げたニシノデイジーなど、数々の名馬を任せた

西山茂行オーナーに勝浦正樹騎手、何か言われているのでしょうか?

でも、全レース後の引退食事会では2人の仲の良い様子が見られたようです。

 

 

第1レースでは、村田一誠厩舎のセイウンチドリに騎乗します。

途中までは単勝2.1倍、締め切り直前は単勝2.6倍で1番人気です。

 

 

村田一誠調教師は、騎手として1997年にデビュー。

勝浦正樹騎手と同期です。最後の勝浦正樹騎手の為にこの日3頭用意しました。

 

 

 

 

第1レースは期待に応えられず、結果は5着に終わりました。

 

それでもファンに愛された勝浦正樹騎手。

 

2002年のNHKマイルカップでテレグノシス、

2007年の朝日杯フューチュリティステークスでゴスホークケン、

G1レースで2勝しています。

 

最終騎乗になった中山7レースでは、こちらも同時期に一緒に騎手として活躍した

西田雄一郎厩舎のニシノピウモッソに騎乗して2着に入り、実況アナウンスでも

その事について触れられ、指定席エリアでしたが全体的に暖かい拍手が沸き起こっていました。

 

勝浦正樹騎手はこの日が最後でしたが、引退式はありませんでした。

でも、最後の勇姿をしっかり目に焼き付けることができて良かったです。

 

 

他場の福島、阪神を含めて馬券を買いながらレース観戦をしていて、

午前11:00発走の中山3レース。 馬券を買った後、発走時間直前に

お昼にします。 このタイミングであれば、まだ空いています。

 

スタンド3階にある銀座ライオンに入ります。この時間、店内はガラガラ。

中山3レースは店内にあるモニターを通して観戦します。

 

「デミグラスソース ハンバーグ」(1400円)を注文しました。

熱々のフライパンに乗ったハンバーグ。美味しかったです。

 

 

中山3レースが終わった直後、お客さんが次々とお店に入ってきて、

いつの間にか満席になり、行列もできていました。快適にランチを食べるには

タイミングの見極めが大事であること、改めて実感しました。

 

お腹を満たして、外に出てみます。

 

4コーナー付近には、シートを敷いてのんびり観戦できる芝生エリアがあります。

この日は1日を通して快晴。気温もどんどん上がっています。

 

中山4レース(3歳未勝利 芝2200m)はここから観戦します。

 

4コーナーから向正面にかけてコース外周に植えてある桜の木々は満開を過ぎ、

散り始めてはいますが、まだ見頃が続いています。

 

 

 

午後に入り、自分の指定席でしばらくレース観戦をしていて

14:25発走の中山9レース、スタート前にパドックに向かいました。

皐月賞に備えます。

 

1階のパドック周辺は既に多くの競馬ファンで占められていて、

身動きが取れなくなっていますが、3階の指定席エリアはまだ大丈夫。

ベストポジションを確保しました。

 

4月中旬ですが日差しがきつく、パドックで待っている間に日焼けしてしまいますが、

前々から楽しみにしていた皐月賞出走各馬が登場するのを待ち続けます。

 

中山10レースの出走各馬がパドック周回を終え、本馬場に向かったあと

パドックでは皐月賞の準備に入ります。係員が馬番のプレートを並べていきます。

 

 

■ 第84回皐月賞(3歳オープン G1 芝2000m)

 

皐月賞出走各馬の馬主がパドック内に入り、多くの競馬ファンが見守る中

18頭が周回しています。

 

 

 

皐月賞に騎乗する騎手もパドック内に入り、出走各馬の陣営と談笑しています。

 

 

 

 

  

 

落馬事故で4月10日に亡くなった藤岡康太騎手の兄、藤岡佑介騎手も

皐月賞でミスタージーティーに騎乗します。気丈に振舞っています。

 

1枠1番 サンライズジパング(牡3歳) 菅原明良

10番人気 単勝27.5倍

ホープフルステークス(G1)3着

若駒ステークス(オープン)優勝

 

1枠2番 メイショウタバル(牡3歳) 浜中俊

4番人気 単勝7.0倍

毎日杯(G3)優勝

 

2枠3番 エコロヴァルツ(牡3歳) 武豊

11番人気 単勝40.5倍

朝日杯フューチュリティステークス(G1)2着

 

 

2枠4番 シリウスコルト(牡3歳) 三浦皇成

13番人気 単勝176.4倍

弥生賞ディープインパクト記念(G2)3着

 

3枠5番 ミスタージーティー(牡3歳) 藤岡佑介

9番人気 単勝17.4倍

若葉ステークス(オープン)優勝

 

3枠6番 アレグロブリランテ(牡3歳) 横山和生

15番人気 単勝274.0倍

スプリングステークス(G2)2着

 

4枠7番 ルカランフィースト(牡3歳) 松山弘平

14番人気 単勝272.7倍

スプリングステークス(G2)3着

 

4枠8番 ジャンタルマンタル(牡3歳) 川田将雅

3番人気 単勝6.1倍

朝日杯フューチュリティステークス(G1)優勝

 

5枠9番 アーバンシック(牡3歳) 横山武史

6番人気 単勝14.2倍

京成杯(G3)2着

 

5枠10番 レガレイラ(牝3歳) 北村宏司

1番人気 単勝3.7倍

ホープフルステークス(G1)優勝

 

6枠11番 ホウオウプロサンゲ(牡3歳) 菱田裕二

16番人気 単勝274.9倍

若葉ステークス(オープン)2着

 

6枠12番 コスモキュランダ(牡3歳) J.モレイラ

7番人気 単勝15.8倍

弥生賞ディープインパクト記念(G2)優勝

 

7枠13番 ジャスティンミラノ(牡3歳) 戸崎圭太

2番人気 単勝4.8倍

共同通信杯(G3)優勝

 

7枠14番 シンエンペラー(牡3歳) 坂井瑠星

5番人気 単勝8.4倍

ホープフルステークス(G1)2着

京都2歳ステークス(G3)優勝

 

7枠15番 サンライズアース(牡3歳) M.デムーロ

12番人気 単勝54.2倍

すみれステークス(オープン)優勝

 

8枠16番 ダノンデサイル(牡3歳) 横山典弘

京成杯(G3)優勝

※ 馬場入場後、馬体に故障が発生し、発走除外となりました。

 

8枠17番 ビザンチンドリーム(牡3歳) B.ムルザバエフ

8番人気 単勝16.4倍

きさらぎ賞(G3)優勝

 

8枠18番 ウォーターリヒト(牡3歳) 幸英明

17番人気 単勝275.2倍

きさらぎ賞(G3)2着

 

 

皐月賞の出走各馬がパドックをあとにし、自分の指定席に戻ります。

出走各馬は返し馬を行っています。

 

藤岡佑介騎手のミスタージーティーが場内で紹介されると、

18頭のなかで1番大きな拍手が沸き起こりました。

 

15:40発走です。

 

 

ゲート前で18頭が輪乗りを行っている時、横山典弘騎手のダノンデサイルが馬体検査。

その後「馬場入場後、馬体に故障を発生したため、競走から除外いたします」のアナウンス。

残念ながら皐月賞に出走できません。

 

残りの17頭で皐月賞(G1)が行われます。生ファンファーレが流れます。

スタンド前は身動きが取れないくらいギッシリです。

 

 

 

 

スタートしました!

まずは5、6頭での先行争いです。

 

 

三浦皇成騎手のシリウスコルト、川田将雅騎手のジャンタルマンタル、

浜中俊騎手のメイショウタバルが前に出ます。

 

1コーナーを回り、浜中俊騎手のメイショウタバルがハナを奪いました。

 

2コーナーでメイショウタバルは後続との差を広げに掛かります。

 

メイショウタバルの大逃げで向こう流しに入っています。

 

前半1000mの通過タイムは57.5秒。

内回りの3コーナーに差し掛かり、メイショウタバルは軽快に飛ばしています。

 

 

3コーナーから4コーナーに向かいます。

徐々に差が詰まってきています。

 

 

 

4コーナー。

2番手以下がメイショウタバルに並び掛けます。

 

 

最後の直線に入り、川田将雅騎手のジャンタルマンタルが先頭に立ちます。

 

 

皐月賞制覇に向けて、ジャンタルマンタルが抜け出します。

 

残りあと200m。

 

後続のジャスティンミラノとコスモキュランダの2頭が詰め寄ってきます。

 

 

残りあと100m。

ジャンタルマンタル粘れるか。

 

 

残り100mを切り、3頭の叩き合いになります。

 

ジャンタルマンタルは脱落。

戸崎圭太騎手のジャスティンミラノ、J.モレイラ騎手のコスモキュランダ、

この2頭の叩き合いが続いています。

 

 

 

2頭並んでゴールイン!

 

僅かにクビ差。

戸崎圭太騎手のジャスティンミラノが先にゴールしていて、皐月賞制覇です!

 

中山芝2000mの走破タイムは1.57.1。

ラブリーデイが2015年にマークした1.57.8を大幅に更新。

コースレコードです。

 

ジャスティンミラノ(牡3歳)

父キズナ、母マーゴットディド、母の父エクシードアンドエクセル

馬主:三木正浩

調教師:友道康夫(栗東)

騎手:戸崎圭太

 

 

レース前から情報はあったのですが、ジャスティンミラノの

2週前、1週前追い切りで調教をつけていたのは藤岡康太騎手でした。

 

友道康夫調教師も、戸崎圭太騎手も、インタビューで藤岡康太騎手が

ジャスティンミラノの調教に関わっていたことに触れていましたね。

 

藤岡康太騎手が亡くなった週に行われた皐月賞。

戸崎圭太騎手がJ.モレイラ騎手に競り勝ったのは、藤岡康太騎手の魂が

あと押ししたのでは、という話もあります。

 

結果として、ジャスティンミラノはこれで3戦3勝。

陣営が皐月賞よりも日本ダービー向きと言っていることから、2冠も見えてきました。

 

戸崎圭太騎手は2018年にエポカドーロで皐月賞を制していて、

これで2勝目になります。

 

次は日本ダービー。

戸崎圭太騎手の日本ダービーの成績は2着が2回。優勝はまだありません。

2018年 エポカドーロ 2着

2019年 ダノンキングリー 2着

 

3度目の正直になるのかどうか、5月26日の日本ダービーで期待したいですね。

 

 

この日で中山競馬場ともしばらくお別れ。

次回の中山競馬開催は9月7日です。

 

それまでは機会を見つけて東京競馬場に行ったり、

あとは夏競馬を楽しみたいと思います。