2023年11月26日(日)

この日は東京競馬場でジャパンカップ(G1)が行われます。

 

朝7:25,京王線に乗って府中駅に来ました。

この時間の気温は6.6度。寒いです。

 

 

朝7:35、東京競馬場正門前に着きました。

 

さっそく通路を進みます。

 

この時間だと、指定席の列はまだそれほど並んでいません。

 

 

この日は朝8:00開門です。開いてすぐ中に入りました。

下の入場券組の人たちは、自分の場所を確保するためにみんな走っています。

 

 

朝8:04,上の階に上がる前にスタンド前に行ってみました。

15:40には、この辺りは物凄く大勢の人で埋め尽くされることになります。

 

 

フジビュースタンドの6階まで上がりました。

 

この日は事前にA指定席(ジャパンカップ 6,000円)を獲っていました。

 

 

自分の席はこの席になります。

 

 

今回のジャパンカップ、指定席抽選に2回臨んだのですが、

2回とも余裕の落選。 倍率が物凄く高く、完全に無理でした。

 

そして前日の土曜日。朝から1日中ジャパンカップの指定席を獲ろうと

キャンセルされた席の争奪戦に挑み、最後まで諦めずにチャレンジし続けて

やっと獲れたのが夜9時過ぎ。

 

急に決まって翌朝早い時間の出発になったので、あまり眠れていません。。

 

 

この席からのレース観戦風景です。

(東京2レース 2歳未勝利 芝1600m)

 

 

 

 

この日の府中市は、日中ずっと5度~7度で推移。雨が降りそうで

どんよりとした曇り空。指定席に座っていて、寒さで凍えていました。

 

朝10:30,東京3レースを観終わり、指定席から出てみます。

 

 

この日のお昼時はめっちゃ混むことが分かっているので、

もうランチにします。5階のレストランプラザに来ました。

 

『鳥駒』にしました。先に食券を買います。

 

 

「天丼」(1200円)にしました。

朝が早かったので、ほとんど食べておらず、結構食べ応えありです。

エビ天が2本乗っています。御馳走様でした。

 

ランチを食べ終え、更に下に降りてみます。

各フロアとも、人があまり来そうにない空いている場所は新聞紙が敷き詰められ

みんな自分の陣地を確保しています。

 

スタンドの入口にもなる2階は、だいぶ人が行き来し出しました。

 

 

11:09の東京競馬場スタンド前の様子です。

ちなみに、ジャパンカップの日は当日発売の入場券はありません。

 

 

このあと6階の自分の指定席に戻り、他場の京都も含めて何レースか

馬券を買いながらレース観戦をしていました。

 

まだ13:30ですが、東京8レースを観終わってパドックに行きます。

ジャパンカップの出走各馬が登場するのは15:00頃。

 

それでも既に多くの競馬ファンが東京競馬場に来ていることと、

世界ランク1位のイクイノックスが出走することで楽しみにしている人が多く、

5階はまだ少し余裕があるのですが、この時間からスタンバイします。

 

ただこの時間も非常に寒く、手袋をしないと手が悴んでしまいます。

 

パドック周回コースのそばは、朝早くの入場時から既に占領されていて

レースが進んでも全く人の動きはありません。

 

 

東京11レース(準メイン)発走前の14:49。

馬番のプレートが係員によって綺麗に並べられました。

 

その直後、ジャパンカップ出走各馬の馬番号と勝負服が描かれたプラカードを持った

女性たちが列を成して入場してきました。 それぞれ所定の番号の位置に着きます。

昨年はファイターズガールがやっていましたね。

 

 

15:00になり、出走各馬と馬主たちもパドックの中に入ってきました。

7番はフランスから参戦の外国馬イレジン陣営。

 

8番はここ3戦は外国で戦ってきているパンサラッサ。馬主は広尾レース。

2月のサウジカップ(G1)では優勝しています。

 

東京11レースが終わり、競馬ファンがパドックに集まってきました。

 

 

 

出走各馬に騎乗するジョッキーも登場です。

 

ウインエアフォルクに騎乗する藤田菜七子騎手。

デビューして8年目。遂にジャパンカップで騎乗します!

 

世界からも注目を浴びているイクイノックス。

C.ルメール騎手も陣営の中に入ります。

 

 

■ 東京12レース 15:40発走

第43回 ジャパンカップ(3歳以上オープン G1 芝2400m)

 

1枠1番 リバティアイランド(牝3歳) 川田将雅 単勝3.7倍(2番人気)

  2022年 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)優勝

  2023年 桜花賞(G1)優勝

  2023年 オークス(G1)優勝

  2023年 秋華賞(G1)優勝

  

 

1枠2番 イクイノックス(牡4歳) C.ルメール 単勝1.3倍(1番人気)

  2022年 天皇賞・秋(G1)優勝

  2022年 有馬記念(G1)優勝

  2023年 ドバイシーマクラシック(G1)優勝

  2023年 宝塚記念(G1)優勝

  2023年 天皇賞・秋(G1)優勝

 

 

 

 

2枠3番 タイトルホルダー(牡5歳) 横山和生 単勝19.2倍(4番人気)

  2021年 菊花賞(G1)優勝

  2022年 天皇賞・春(G1)優勝

  2022年 宝塚記念(G1)優勝

  

2枠4番 スタッドリー(牡5歳) T.マーカンド 単勝547.0倍(13番人気)

  2022年 ケフェウスステークス(オープン)2着

 

3枠5番 ドウデュース(牡4歳) 戸崎圭太 単勝13.2倍(3番人気)

  2021年 朝日杯フューチュリティステークス(G1)優勝

  2022年 日本ダービー(G1)優勝

 

3枠6番 フォワードアゲン(騙6歳) 黛弘人 単勝866.4倍(16番人気)

  2022年 STV賞(3勝クラス)優勝

 

4枠7番 イレジン(騙6歳) M.ヴェロン 単勝111.2倍(10番人気)

  2022年 ロワイヤルオーク賞(G1)優勝

  2023年 ガネー賞(G1)優勝

  外国馬 フランス

 

4枠8番 パンサラッサ(牡6歳) 吉田豊 単勝46.4倍(7番人気)

  2023年 サウジカップ(G1)優勝

  2022年 天皇賞・秋(G1)2着

 

5枠9番 ヴェラアズール(牡6歳) H.ドイル 単勝99.7倍(9番人気)

  2022年 ジャパンカップ(G1)優勝

 

5枠10番 ダノンベルーガ(牡4歳) J.モレイラ 単勝32.5倍(6番人気)

  2023年 ドバイターフ(G1)2着

  2023年 天皇賞・秋(G1)4着

 

6枠11番 トラストケンシン(牡8歳) 荻野極 単勝871.9倍(17番人気)

  2021年 甲斐路ステークス(3勝クラス)優勝

 

6枠12番 チェスナットコート(牡9歳) 田辺裕信 単勝827.0倍(15番人気)

  2018年 日経賞(G2)2着

  地方競馬 兵庫所属 全5勝 

 

7枠13番 クリノメガミエース(牝4歳) 吉村智洋 単勝878.1倍(18番人気)

  地方競馬 兵庫所属 全6勝

 

7枠14番 ディープボンド(牡6歳) 和田竜二 単勝83.8倍(8番人気)

  2023年 天皇賞・春(G1)2着

  2022年 阪神大賞典(G2)優勝

 

7枠15番 ショウナンバシット(牡3歳) M.デムーロ 単勝513.1倍(12番人気)

  2023年 若葉ステークス(オープン)優勝

 

8枠16番 インプレス(牡4歳) 三浦皇成 単勝666.1倍(14番人気)

  2023年 新潟記念(G3)3着

 

8枠17番 スターズオンアース(牝4歳) W.ビュイック 単勝26.6倍(5番人気)

  2022年 桜花賞(G1)優勝

  2022年 オークス(G1)優勝

 

8枠18番 ウインエアフォルク(牡6歳) 藤田菜七子 単勝430.8倍(11番人気)

  2023年 奥の細道特別(2勝クラス)優勝

 

 

ジャパンカップは15:40発走です。

発走時刻が近付いてきました。

 

 

 

 

障害コースの一部が開放になったりで、内馬場にも多くの競馬ファンが集まっています。

 

 

スターターが台に上がり、陸上自衛隊の中央音楽隊による

生ファンファーレが流れます。みんな手拍子しています。

 

 

 

 

スタートしました!

 

大方の予想通り、吉田豊騎手のパンサラッサが積極的にハナに立ちます。

 

 

1コーナーを回り、パンサラッサが後続との差を広げに掛かります。

離れた2番手には横山和生騎手のタイトルホルダーが付けました。

3番手にはC.ルメール騎手のイクイノックス。積極的に付いて行きます。

 

2コーナー。パンサラッサが2番手との差をどんどん広げて行きます。

 

 

向こう正面に入り、パンサラッサ独走です!

スタートして1000mの通過タイムは57秒6。

天皇賞・秋(G1)のジャックドールよりも速いペースです。

 

 

パンサラッサの大逃げ。

 

離れた2番手にはタイトルホルダー。3番手にイクイノックス。

その後ろ4番手には川田将雅騎手のリバティアイランドと

W.ビュイック騎手のスターズオンアースが続いています。

 

残り1000m。

3コーナーでパンサラッサと後続との差が更に広がります。

 

 

3コーナーから4コーナーへ。

後続はかなり後ろにいて、もしかしてパンサラッサは逃げ切ってしまうのか。

 

4コーナーから最後の直線に入ります。

パンサラッサと後続馬との差が縮まってきました。

 

残り400m。タイトルホルダーが追い付いてきましたが

パンサラッサもまだ粘っています。

 

外からC.ルメール騎手のイクイノックスが鋭く伸びてきました。

タイトルホルダーを交わして2番手に上がります。

 

 

イクイノックスがパンサラッサに詰め寄ってきます。

 

残り200mの手前。

遂にイクイノックスはパンサラッサに追いつきました。

 

あっという間にパンサラッサを交わしてイクイノックスが先頭。

そのあと、ゴールに向かって後続との差をどんどん広げて行きます。

 

 

 

ゴール目前です。

 

 

イクイノックス、ジャパンカップ優勝!

これでG1レース6連勝!

 

走破タイムは2.21.8。

 

レースを終えて、出走各馬が引き上げてきます。

 

C.ルメール騎手とイクイノックスは感動のウイニングランです。

 

 

 

ウイナーズサークルを経由して地下馬道に入り、ターフビジョンに映っている

C.ルメール騎手は目に涙を浮かべています。

 

イクイノックス(牡4歳)

父キタサンブラック、母シャトーブランシュ、母の父キングヘイロー

馬主:シルクレーシング

調教師:木村哲也(美浦)

騎手:C.ルメール

 

 

 

 

ジャパンカップの表彰式です。

 

表彰式が終わり、C.ルメール騎手の勝利ジョッキーインタビューが始まりました。

 

「ジャパンカップは自分にとっても昔からの憧れのレース。4勝もできて・・」と

武豊騎手と並ぶ最多タイ記録となったジャパンカップ勝利数に触れられて

感極まって声を詰まらせる場面もありました。

 

ルメール騎手が騎乗したジャパンカップの優勝馬

  2009年 ウオッカ

  2018年 アーモンドアイ

  2020年 アーモンドアイ

  2023年 イクイノックス

 

イクイノックスの強さについても出来る限りの日本語の表現で表していました。

 

この物凄いパフォーマンスを見せた結果、

イクイノックスの世界ランク1位キープが決まりました。

 

また、これでイクイノックスはG1レース6連勝。

 

これまでにJRAと海外のG1レースで6連勝を果たしたのは

シンザン、テイエムオペラオー、ロードカナロアの3頭。

 

イクイノックスの次走はまだ決まっていませんが、もし有馬記念(G1)に

出走となり、ここで勝つと7連勝で新記録になります。

 

 

競馬場での観戦は久し振りですが、この日

現地で歴史的な場面に立ち会えて良かったです。

 

 

◆加筆◆

11月30日、イクイノックスの引退が発表されました。

有馬記念(G1)には出走しません。

 

ジャパンカップで優勝し、これまでの獲得総賞金は22億1544万6100円。

アーモンドアイを抜いて歴代1位です。

 

G1レース6連勝を果たして、今が一番のピークで

競走馬としての役目を終えます。

 

でも、これからは種牡馬としての活躍が待っています。

これからも楽しみですね。

 

イクイノックス、お疲れ様でした!