2022年12月24日(土)

今年もいよいよ大詰め。

 

競馬開催もあと中山大障害、有馬記念、ホープフルステークスを

残すのみとなりました。

 

朝8:43、この日は中山競馬場に来ました。

12月3日のステイヤーズS(G2)以来になります。

 

中央門は、ステイヤーズSの時とは比べ物にならないくらい

物凄い人が集まっています。

 

まだまだ列が伸びています。

 

ようやく先が見えてきました。

 

一番後ろに並びます。今度は前が見えません。

朝8:45,開門時刻となり、列が動き始めました。

 

係員により手首の熱を測り、QRコードを見せて

朝8:49、中に入りました。

 

この日は事前にインターネットで指定席(K-Seat 3,000円)を

獲っていました。

 

 

自分の指定席はこの席になります。

 

ここ最近の行動パターン、朝早くに来場して自分の指定席を確認し、

第1レースが始まるまで、スタンド内外を歩いてみたいと思います。

 

朝9:13,この時間はまだ入場券組が入ってきておらず、

スタンドはまだガランとしています。

 

ピーカンの晴れで、午前中は日差し一杯、スタンド全体が照らされます。

 

外ラチ沿いに来て、中山競馬場の芝コース

ゴール方面、4コーナー方面を眺めてみます。

 

 

例年なら、この時季はクリスマスイルミネーションで飾られている

国内最大級の巨大なヒマラヤ杉。 コロナで今年も中止です。

 

グランプリガーデンです。

歴代の有馬記念優勝馬のプレートが飾られています。

 

昨年2021年の優勝馬エフフォーリア。

 

2013年の優勝馬オルフェーヴル。

 

2006年の優勝馬ディープインパクト。

 

1994年の優勝馬ナリタブライアン。

 

1991年の優勝馬ダイユウサク。

 

この日行われるJ・G1レース、中山大障害の優勝レイが飾られています。

どの馬に掛けられるのでしょうか?

 

朝9:28のゴール前の様子。

 

 

自分の指定席に戻り、他場の阪神競馬も含めて馬券を買って

レース観戦をします。

 

中山3レース 2歳未勝利 芝1200mのレース観戦の様子。

 

 

 

午前11:00発走の阪神3レースを観終わり、中山4レースの

馬券を買ったあと、混む前に早めのお昼にしたいと思います。

 

この日は指定席エリアにある『銀座ライオン』にします。

 

まあまあ満席に近い状態で程よく客が入っていて、

店内に入ると、まだ並ばずに空いている席に案内されました。

 

注文したのは、今までにもここで何度か食べたことがある

クラシックオムライス大盛(1200円)にしました。

 

オムライスを待っている間、先に馬券を買っていた中山4レースを

近くにあるモニターを通して観戦でき、レースも的中して良い気分。

 

重厚感があるチキンライスに、フワフワトロトロの卵。

やっぱりオムライスは美味しいですね。御馳走さまでした。

 

 

食べ終わって会計を済ませて外に出てみると、これから入る客で

結構並んでいました。

 

お腹が一杯になり、中山5レースと6レースは新馬戦で基本的に

馬券は買わないので、自分の席で少し眠くなって一瞬寝ました。

 

起きて中山7レースから再び馬券を買い、レース観戦を続けます。

 

この日は中山10レースに『中山大障害』が組まれていて、

良い位置で出走各馬を見たかったことから、中山8レース発走前に

パドックに行きました。その甲斐あって良い位置を確保できました。

 

中山9レースの出走各馬がパドックを後にして本馬場に向かったのですが、

競馬ファンは全く動きません。

 

係員が出てきて①~⑪の番号のプレートを並べて置いていきました。

間もなく現れる『中山大障害』の出走各馬を待ちます。

 

出走各馬が現れました。

競馬ファンも一杯集まっています。

 

 

 

■ 中山10レース 第145回 中山大障害

(障害3歳以上 オープン(J・G1) 4100m)

 

 

 

1枠1番 オジュウチョウサン(牡11歳) 石神深一

単勝2.4倍 1番人気

  中山大障害(J・G1)優勝3回

    *2016・2017・2021

  中山グランドジャンプ(J・G1)優勝6回

    *2016・2017・2018・2019・2020・2022

  JRA賞 最優秀障害馬

    *2016・2017・2018・2021

 

 

 

 

 

 

 

2枠2番 ビレッジイーグル(牡5歳) 大江原圭

単勝29.1倍 7番人気

  2022年 ペガサスジャンプステークス(オープン)優勝

 

3枠3番 テイエムタツマキ(牡4歳) 黒岩悠

単勝74.9倍 9番人気

  2022年 秋陽ジャンプステークス(オープン)3着

 

4枠4番 アサクサゲンキ(騙7歳) 平沢健治

単勝39.7倍 8番人気

  2021年 小倉サマージャンプ(J・G3)優勝

  2022年 小倉サマージャンプ(J・G3)優勝

 

5枠5番 ブラゾンダムール(牡7歳) 西谷誠

単勝3.6倍 2番人気

  2021年 中山大障害(J・G1)2着

  2022年 中山グランドジャンプ(J・G1)2着

 

6枠6番 マッスルビーチ(牡6歳) 北沢伸也

単勝77.9倍 10番人気

  2022年10月 オープン 優勝

 

6枠7番 マイネルレオーネ(牡10歳) 植野貴也

単勝25.0倍 6番人気

  2021年 ペガサスジャンプステークス(オープン)優勝

  2022年 中山グランドジャンプ(J・G1)3着

 

7枠8番 ケンホファヴァルト(牡9歳) 小牧加矢太

単勝10.5倍 4番人気

  2021年 京都ジャンプステークス(J・G3)優勝

 

7枠9番 ニシノデイジー(牡6歳) 五十嵐雄祐

単勝15.4倍 5番人気

  2022年 秋陽ジャンプステークス(オープン)2着

 

8枠10番 テイエムチューハイ(牡8歳) 小野寺祐太

単勝240.6倍 11番人気

  2022年10月 オープン 3着

 

8枠11番 ゼノヴァース(牡5歳) ゼノヴァース

単勝3.6倍 3番人気

  2022年 東京ハイジャンプ(J・G2)優勝

 

 

『中山大障害』を自分の指定席からレース観戦します。

 

出走各馬が本馬場入場、返し馬を行います。

大竹柵や大生垣を実際に馬に見てもらっています。

 

14:45発走が近付いてきました。

 

発走直前の指定席から見た周りの様子。

 

 

 

 

スタートしました!

 

2番の大江原圭騎手騎乗ビレッジイーグルがハナを切ります。

 

 

1周目スタンド前を各馬が駆け抜けて行きます。

 

 

ビレッジイーグルが先頭で1コーナーから2コーナーに向かいます。

 

 

中山大障害名物の大竹柵に挑みます。

 

 

2番のビレッジイーグルが先頭でジャンプ!

 

後続の馬も次々とジャンプし、全馬飛び終えます。

場内は拍手が沸き起こります。

 

 

逆回りで4コーナーから3コーナーに向かいます。

依然としてビレッジイーグルが逃げています。

 

 

 

続いて、谷を下ってまた登り、今度は大生垣障害に挑みます。

 

 

2番のビレッジイーグルに、五十嵐雄祐騎手のニシノデイジーが

並び掛けてきて、2頭並んでジャンプ!

 

 

後続馬も次々と大生垣を飛び越えていきます。

 

 

全馬飛び終えました。また場内から拍手が沸き起こります。

内をすくって小牧加矢太騎手のケンホファヴァルトが先頭に立ちました。

 

 

2周目2コーナーから向こう流しに入ります。

ケンホファヴァルトとニシノデイジーの2頭が抜け出します。

 

向正面の半ばでニシノデイジーが単独で前に出ます。

 

 

3コーナーから4コーナーに向かいます。

ニシノデイジーが後続との差を広げに掛かります。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の直線に入りました。ニシノデイジーが独走です。

2番手に森一馬騎手のゼノヴァースが上がりました。

 

 

石神深一騎手の1番オジュウチョウサンも離された4・5番手から

懸命に前を追います。 残り100mです。

 

 

残り50m、ニシノデイジーが必死に追ってゴールを目指します。

ゼノヴァースが差を詰めに掛かります。

 

 

 

 

ニシノデイジー、逃げ切って優勝!

 

オジュウチョウサンは6着でゴールしました。

 

ニシノデイジー(牡6歳)

父ハービンジャー、母ニシノヒナギク、母の父アグネスタキオン

馬主:西山茂行

調教師:高木登(美浦)

騎手:五十嵐雄祐

 

 

 

ニシノデイジーは2018年に札幌2歳ステークス(G3)、

東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)と2歳重賞を連勝しました。

 

勝浦正樹騎手のお手馬として翌年のクラシックにも乗り、

2019年の日本ダービー(G1)で5着になりました。

 

その後の活躍を期待していたのですが、日本ダービーの後は凡走が続き、

今年からは障害レースに参戦。 ここで元々の素質馬がようやく開花して

J・G1レースを制覇しました。

 

オジュウチョウサンが引退してしまうので、

来年からはニシノデイジーが障害界を背負って行ってほしいですね。

 

 

■ オジュウチョウサン引退式

 

16:30~ オジュウチョウサン引退式が行われます。

 

中山12レースが終了し、下に降りてスタンド前に来ました。

 

最終レースが終了したら「スマートシート」エリアに入れるかと

思ったのですが、この時間も通行章を持っていない人は入れないようです。

 

16:30になり、オジュウチョウサン引退式が始まりました。

オジュウチョウサンの関係者が揃いました。

 

オジュウチョウサンのこれまでの戦績がターフビジョンに

映し出されます。

 

新馬戦から平地のレースでは凡走が続き、デビュー3戦目から

障害に転向。 障害レースの初戦は14頭中14着。

 

その後、障害未勝利戦を勝ち、オジュウチョウサンの快進撃が

始まります。

 

障害重賞13連勝(オジュウチョウサンのみ)、

史上初の同一重賞(中山グランドジャンプ J・G1)5連覇、

数々の金字塔を打ち立ててきました。

 

そのオジュウチョウサンがターフに登場します。

 

 

株式会社チョウサン 代表取締役社長 長山尚義氏

和田正一郎調教師

石神深一騎手

調教助手

厩務員

生産者 坂東牧場 坂東正積氏

 

司会者からのインタビュー形式で、一人ずつスピーチが行われました。

 

長山氏は、有馬記念にも出走して、勝ち馬(ブラストワンピース)から

4馬身差の9着に入った事を強く語られました。

 

和田調教師 『長い間頑張ってくれたオジュウチョウサンに対して

なかなかできない体験をさせてくれた事、感謝の気持ちで一杯です。』

 

石神深一騎手 『自分は騎手なので、今日も1着を目指しました。

今日のラストランもいつも通り、オジュウチョウサンと話をしながら

レースをしました。』

 

約30分の引退式が終了し、続いて撮影会。

 

再びオジュウチョウサンが登場し、石神深一騎手が騎乗します。

 

 

寒い中、外が暗くなっても多くの競馬ファンが最後まで残り、

オジュウチョウサンとの別れを惜しんでいました。

 

この日の『中山大障害』で、スタート前のレース実況では

「オジュウチョウサンが初めて中山大障害を勝った時、

今回の出走馬でまだ生まれていない馬が3頭います」とあった通り

本当に長い間、トップで活躍してきました。

 

いつか牧場に行って、またオジュウチョウサンに会いたいですね。