2022年5月29日(日)

 

競馬の祭典 第89回 日本ダービー (G1) が行われます。

今年の3歳馬、7522頭の頂点が決まります。

 

朝7:47、京王線府中駅に来ました。

昨年に続き、人生2度目の日本ダービー生観戦をします。

 

朝7:57、東京競馬場正門前に到着しました。

ここに来てワクワクします。

 

 

まだ8時前ですが、事前に指定席券を獲っていても

これだけの競馬ファンがもう集まっています。

 

指定席ではない「入場券」を獲っている競馬ファンも

下の階の窓口で既に長い行列が出来ていました。

 

朝8:10、開門の時間になりました。

列が前に進みます。

 

窓口で指定席券をもらい、ゲートを通って中に入りました。

 

 

この日は事前にA指定席(日本ダービー 8000円)を獲っていました。

エスカレーターで6階に上がります。

 

指定席エリアに入りました。

 

 

 

6階のこの席で日本ダービーを観戦します。

一番前です。

 

 

指定席はゴール前100m付近です。

 

朝から快晴で、富士山がクッキリ見えます。

東京競馬場に来て、フジビュースタンドからこんなに綺麗な

富士山を見るのは初めてです。

 

 

 

『第89回日本ダービーオリジナル通行章』と『レーシングプログラム』。

オリジナル通行章は指定席売り場でもらいました。

 

スタンド内は日本ダービー仕様になっています。

歴代優勝馬のパネルが飾られています。

 

 

 

この日、東京1レースの発走時刻は9:40。

 

朝早い時間でも多くの競馬ファンが集まり、ファンファーレが鳴り響くと

スタンド内全体から拍手が沸き起こりました。

 

また、最後の直線ではコロナ渦ではありますが、拍手や歓声、ため息など

地響きのように聞こえてきて、ダービーデー独特のこの雰囲気が良いですね。

 

 

他場(中京・新潟)も含めて馬券を買い、東京3レースまでレース観戦をして

午前11時前。 まだ早いですが、混雑を避けてお昼にしたいと思います。

 

朝早くに起きて、まだ何も食べていなかったので、お腹ペコペコ。

ガッツリ食べたかったので、スタンド5階の『とん勝 武蔵』にしました。

 

この時間は店内では満席ですが、まだ並んではいませんでした。

ちょうど朝メニューからランチに切り替わるタイミングでした。

 

「ロースかつ定食」(1580円)を注文しました。

 

 

食べている最中に東京4レースが終わり、午前11:10過ぎから

お昼休みで列が並び始め、食べ終わった頃には長い列が出来ていました。

 

十数分遅かったら並ぶことになって、時間がムダに過ぎていくだけだったので

良かったです。

 

 

11:30、パドックでは「日本ダービー騎乗ジョッキー紹介」が行われます。

 

1枠1番 アスクワイルドモアに騎乗する岩田望来騎手が登場。

 

馬番順に、次々とジョッキーが登場してきます。

 

5枠10番 マテンロウオリオンに騎乗する横山典弘騎手。

 

6枠12番 ダノンベルーガに騎乗する川田将雅騎手。

 

7枠13番 ドウデュースに騎乗する武豊騎手。

 

7枠14番 デシエルトに騎乗する岩田康誠騎手。

渋く登場です。

 

 

7枠15番 ジオグリフに騎乗する福永祐一騎手。

 

8枠17番 ロードレゼルに騎乗するD.レーン騎手。

 

8枠18番 イクイノックスに騎乗するC.ルメール騎手。

 

18人の騎手全員が揃いました。

 

 

ジョッキー紹介が終わり、全員帰って行きます。

日本ダービーの発走時刻は4時間後の15:40です。

 

 

自分の指定席に戻ると、正面スタンド前では陸上自衛隊中央音楽隊による

生演奏が行われていました。JRA調教映像で流れるBGMも生演奏されました。

 

 

15:40にはG1レースの生ファンファーレも行われます。

 

午後に入り、引き続き天気も良く、内馬場にも人が集まっています。

 

東京8レース(青嵐賞 芝2400ⅿ)

指定席からのレース観戦の様子。既にスタンド前はギッシリです。

 

 

 

東京8レースが終わり、下に降りてみました。

 

1年前の日本ダービーは4944人しか競馬場内に入れなかったので

スカスカだったのですが、今年の賑わいは物凄いです。コロナ前に戻りましたね。

 

 

 

パドックに行ってみました。

 

東京9レースの出走各馬がパドックを後にしたのですが、みんな日本ダービーを

待っていることもあり、2階の競馬ファンは誰も動きません。これはもう無理です。

 

スタンド5階に上がりました。

取り敢えず馬が見える場所は確保しました。

 

東京10レースの出走各馬が本馬場に向かった後、

パドック内は東京11レース 日本ダービーの準備に入っています。

多くの競馬ファンが出走各馬の登場を待っています。

 

 

 

日本ダービーに出走する18頭の馬主がパドック内に集まってきました。

同時に出走馬のパドック周回が始まりました。

 

 

 

出走各馬を一通り見て、6階に上がってみましたが、

この時間ではもうパドックは見えません。

 

自分の指定席に戻り、出走各馬の本馬場入場、返し馬を見て行きます。

 

 

■ 第89回 日本ダービー(3歳オープン G1 芝2400ⅿ)

15:40発走

 

1枠1番 アスクワイルドモア 岩田望来 単勝60.3倍(13番人気)

  京都新聞杯(G2)優勝

 

1枠2番 セイウンハーデス 幸英明 単勝150.0倍(16番人気)

  プリンシパルステークス(オープン)優勝

 

2枠3番 アスクビクターモア 田辺裕信 単勝24.7倍(7番人気)

  弥生賞(G2)優勝

  皐月賞(G1)5着

 

2枠4番 マテンロウレオ 横山和生 単勝198.7倍(18番人気)

  きさらぎ賞(G3)優勝

 

3枠5番 ピースオブエイト 藤岡佑介 単勝59.4倍(12番人気)

  毎日杯(G3)優勝

 

3枠6番 プラダリア 池添謙一 単勝20.7倍(5番人気)

  青葉賞(G2)優勝

 

4枠7番 オニャンコポン 菅原明良 単勝24.2倍(6番人気)

  京成杯(G3)優勝

 

4枠8番 ビーアストニッシド 和田竜二 単勝182.3倍(17番人気)

  スプリングステークス(G2)優勝

 

5枠9番 ジャスティンパレス M.デムーロ 単勝43.1倍(10番人気)

  ホープフルステークス(G1)2着

 

5枠10番 マテンロウオリオン 横山典弘 単勝40.6倍(9番人気)

  NHKマイルカップ(G1)2着

  シンザン記念(G3)優勝

 

6枠11番 ジャスティンロック 松山弘平 単勝87.3倍(14番人気)

  京都2歳ステークス(G3)優勝

 

6枠12番 ダノンベルーガ 川田将雅 単勝3.5倍(1番人気)

  共同通信杯(G3)優勝

  皐月賞(G1)4着

 

7枠13番 ドウデュース 武豊 単勝4.2倍(3番人気)

  朝日杯フューチュリティステークス(G1)優勝

  皐月賞(G1)3着

 

7枠14番 デシエルト 岩田康誠 単勝90.4倍(15番人気)

  若葉ステークス(オープン)優勝

 

7枠15番 ジオグリフ 福永祐一 単勝5.9倍(4番人気)

  皐月賞(G1)優勝

  札幌2歳ステークス(G3)優勝

 

8枠16番 キラーアビリティ 横山武史 単勝33.4倍(8番人気)

  ホープフルステークス(G1)優勝

 

8枠17番 ロードレゼル D.レーン 単勝54.5倍(11番人気)

  青葉賞(G2)2着

 

8枠18番 イクイノックス C.ルメール 単勝3.8倍(2番人気)

  東京スポーツ杯2歳ステークス(G2)優勝

  皐月賞(G1)2着

 

場内アナウンスとターフビジョンで日本ダービーの出走各馬が1頭ずつ

紹介されました。 面白かったのが、上位人気馬が紹介されるとスタンド内全体で

大きな拍手が沸き起こっていたのですが、下位人気馬が紹介されている時は

シーンとしていました。 大相撲の幕内力士 土俵入りを見ている感じでしたね。

 

 

出走各馬が返し馬を終え、場内では国歌独唱が行われます。

歌手の石川さゆりさんが「君が代」を独唱します。

 

 

間もなく日本ダービーの発走時刻となり、スタンド前は競馬ファンで

ギッシリになりました。今年は6万2364人が東京競馬場に入りました。

 

 

 

 

 

 

陸上自衛隊中央音楽隊によりG1レース生ファンファーレが演奏されます。

 

出走各馬の枠入りが始まりました。

 

スタートしました!

 

まずは先行争い。

外から14番の岩田康誠騎手騎乗デシエルトが前に出ようとします。

 

 

 

 

1コーナーから2コーナーへ。

デシエルトが逃げる展開、2番手には田辺裕信騎手のアスクビクターモアが

付けています。

 

 

バックストレッチを進んで行きます。

前半1000mの通過タイムは58.9秒。

デシエルトが平均ペースで逃げています。

 

 

 

 

3コーナーから4コーナーへ。

デシエルトが依然として逃げています。

 

 

4コーナーから最後の直線に向かいます。

 

 

 

 

残り400m。 田辺裕信騎手のアスクビクターモアがデシエルトを交わして

先頭に立ちます。

 

 

外から13番の武豊騎手騎乗ドウデュースが伸びてきます。

 

 

 

 

残り200m。 ドウデュースがアスクビクターモアに並び掛けます。

その外から、後方に構えていた18番のC.ルメール騎手騎乗イクイノックスが

強襲してきます。

 

 

ドウデュースが先頭に立ちました。

 

残り100m。武豊騎手ドウデュースが必死に追います。

C.ルメール騎手イクイノックスが付いて行きます。

 

 

 

残り50mからゴールへ、2頭の叩き合いです。

 

 

ゴールの瞬間。 武豊騎手ドウデュースがクビの差、前に出ています。

イクイノックスを抑えてドウデュースが日本ダービー制覇です!

 

 

武豊騎手とドウデュース。

1頭だけ芝コースを戻ってきて超満員のスタンドの前でウイニングランです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武豊騎手が跨ってドウデュースが再び登場です。

大観衆のスタンド前で口取りが行われます。

 

ドウデュース(牡3歳)

父ハーツクライ 母ダストアンドダイヤモンズ 母の父ヴィンディケイション

馬主:キーファーズ

調教師:友道康夫(栗東)

騎手:武豊

 

 

ゴール地点で日本ダービー表彰式が行われます。

 

プレゼンターとして、今年のJRA年間プロモーションキャラクター、

長澤まさみさん、見上愛さんも登壇しました。

 

 

 

記念撮影が行われています。

 

 

 

 

ウイナーズサークルに移動して、武豊騎手の勝利ジョッキーインタビューが

行われました。

 

 

 

 

 

■ 武豊騎手のこれまでの日本ダービー優勝歴。

 

1998年 スペシャルウィーク 

       (父・サンデーサイレンス 栗東・白井寿昭厩舎)

 

1999年 アドマイヤベガ   

       (父・サンデーサイレンス 栗東・橋田満厩舎)

 

2002年 タニノギムレット  

       (父・ブライアンズタイム 栗東・松田国英厩舎)

 

2005年 ディープインパクト

       (父・サンデーサイレンス 栗東・池江泰郎厩舎)

 

2013年 キズナ

       (父・ディープインパクト 栗東・佐々木晶三厩舎)

 

2022年 ドウデュース  

       (父・ハーツクライ 栗東・友道康夫厩舎)

 

 

平成10年、29歳でスペシャルウィークに騎乗して日本ダービー初制覇。

そして53歳になり、今年ドウデュースで6度目の日本ダービー制覇。

 

武豊騎手は2022年5月30日終了時点でJRA通算勝利数が4350勝。

2位は横山典弘騎手(54)で2886勝。

3位は福永祐一騎手(46)で2554勝。

 

 

自分が競馬を観るようになった頃から大活躍していましたが、

30年以上が経った今も第一線で活躍をしていて、更に今年日本ダービーを制し

この瞬間を目の前で観られて本当に幸せです。

 

 

来週からは2歳新馬戦が始まります。

来年の日本ダービーに向けて、1年を掛けての戦いがこれから始まります。

どのような名馬が出て来るのか、今から楽しみですね。