2020年12月26日(土)

第5回中山競馬7日目

 

いよいよ今年の中央競馬開催ラストウイークになります。

 

土曜日のこの日は、中山大障害(J・G1)とホープフルステークス(G1)、

2つのG1レースがあります。

 

この日も中山競馬場に来ました。

これで12月に入ってから毎週、中山競馬場に来たことになります。

 

朝8:51,中山競馬場中央門に到着。

今は、体温チェックを受けてから中に入ります。

 

もちろん、事前にインターネットで指定席を獲っていて、

今回はUMACAシート(3200円)にしました。

 

 

自分の席からのレース観戦風景です。

 

 

 

UMACAシートは、席に設置されているモニターを通して、またイヤホンを繋いで

実況音声も聞けるので、自分の席から移動せずに他場のレース観戦ができて便利です。

 

この日は中山と阪神の2場開催。 午前中は4つのレースで馬券を買って

3つのレースで的中。 まだお昼前の11:53、取り敢えず外に出てみました。

 

この日の船橋市の最高気温は11.4度だったのですが、風はあまり無く、

天気も良かったので、ダウンを着ていれば、それほど寒くは感じません。

 

 

 

 

12時を回ったので、お昼にします。

今回はスタンド内レストラン棟の4階にある『スターアイル』にしました。

 

お店に来て分かったのですが、長い間ここで営業を続けていた『スターアイル』、

何と翌日の日曜日で閉店になります。 今まで何度かこの店に来ているので

寂しいですね。 思い出に浸りながら、ここでランチします。

 

 

12時を過ぎて、本来なら列が出来て混み合う時間帯なのですが、

お店の中に入るとガランとしていました。

 

考えてみると、周りのお店も、この棟の他のフロアのお店も全て閉まっていて、

ポツンと営業しているのはここ『スターアイル』だけ。 人が近寄って来ないことも

あったと思います。 コロナ渦で頑張ってきたのに、ほんと残念です。

 

注文したメニューは『ハンバーグ&グリルチキン』(1250円)。

競馬場入場時にもらった300円クーポンを利用して、実質950円です。

 

 

中山競馬場ではもう食べられないので、味を噛みしめながらいただきました。

御馳走さまでした。

 

 

◆ この日は1日に2つのG1レースがあります。

中山10レースは第143回中山大障害(3歳以上オープン J・G1 障害4100m)。

 

暮れの名物レースということもあり、パドックにも人が集まっています。

 

 

断然の1番人気 メイショウダッサイ(牡7歳) 森一馬騎手 単勝1.7倍

2019年 中山大障害(J・G1) 3着

2020年 中山グランドジャンプ(J・G1) 2着

 

 

2番人気 ブライトクォーツ(牡6歳) 西谷誠騎手 単勝4.0倍

2019年 中山大障害(J・G1) 2着

2020年 中山グランドジャンプ(J・G1) 3着

 

3番人気 タガノエスプレッソ(牡8歳) 平沢健治騎手 単勝6.2倍

2020年 阪神ジャンプステークス(J・G3) 優勝

2020年 京都ジャンプステークス(J・G3) 優勝

 

9番人気 ケンホファヴァルト(牡7歳) 熊沢重文騎手 単勝69.7倍

2020年 秋陽ジャンプステークス(オープン特別) 3着

 

昨年も中山大障害を生観戦していて、その時は指定席(UMACAシート)から

大竹柵障害・大いけ垣障害を正面から見る角度だったのですが、

今回は両障害を斜めから見える角度に陣取りました。

 

出走各馬が返し馬と障害の下見を兼ねて大竹柵の前に来ています。

 

14:40発走です。

 

 

発送直前の様子。

 

 

スタートしました!

 

ハナに立ったのは、伴啓太騎手のストレートパンチ。

まず最初の高さ1.40mのいけ垣障害を各馬が飛越していきます。

 

スタンド前にある幅3.70mの水ごう障害に来ました。

 

踏み切って飛越しました!

 

 

前のストレートパンチに、西谷誠騎手のブライトクォーツが並び掛けてきます。

 

大障害コースに入り、高さ1.60mの大竹柵に各馬が挑みます。

今度は五十嵐雄祐騎手のシンキングダンサーがストレートパンチに並び掛けます。

 

踏み切って飛越しました!

 

 

続いて各馬が飛越していきます。

 

 

 

 

 

 

全馬、大竹柵をクリアしました!

場内は拍手です。

 

いつもの障害コースを逆回りしていきます。

シンキングダンサーがハナを奪いました。

 

再び大障害コースに入り、今度は大いけ垣に向かいます。

 

各馬が高さ1.60mの大いけ垣に挑みます。

 

踏み切って、飛越しました!

 

続々と各馬が飛越していきます。

 

 

 

 

 

1頭だけ集団から離されてしまったアズマタックンも大いけ垣に挑みます。

 

アズマタックンもクリアしました! 全馬大障害コースをクリアです!

再び場内は拍手です。

 

 

そして、ゴール前の最後の直線の攻防。

向正面でスパートを掛けた熊沢重文騎手のケンホファヴァルトが先頭。

森一馬騎手のメイショウダッサイが鋭い末脚で追い込んできます。

 

残り200m。3馬身差まで詰まってきました。

 

逃げているケンホファヴァルトの脚が止まったか、

メイショウダッサイが前を捕える勢いです。

 

 

残り100m。メイショウダッサイが前を捕えました!

 

ゴールまであと少し。

大外から平沢健治騎手のタガノエスプレッソが追い込んで3番手に上がります。

 

 

メイショウダッサイが1着ゴールイン!

 

勝って引き上げてくる森一馬騎手とメイショウダッサイ。

 

メイショウダッサイ(牡7歳)

父スズカマンボ 母スズカブルーム 母の父スキャターザゴールド

馬主: 松本好雄

調教師: 飯田祐史(栗東)

騎手: 森一馬

 

メイショウダッサイはG1レース初制覇! オジュウチョウサンは出走しませんでしたが、

勢いから力は並んでいるかもしれません。 来年4月の中山グランドジャンプでは

直接対決があると思うので楽しみです。

 

 

◆ G1レース2つ目。

中山11レースは第37回ホープフルステークス(2歳オープン G1 芝2000m)。

 

ゴール寄りに移動して、ここからレース観戦をします。

 

誘導馬が登場しました。

 

1番人気はダノンザキッド(牡2歳) 川田将雅騎手 単勝2.1倍

2戦2勝 2020年 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 優勝

 

2番人気はランドオブリバティ(牡2歳) 三浦皇成騎手 単勝3.5倍

2戦2勝 2020年 芙蓉ステークス(オープン特別) 優勝

 

3番人気はオーソクレース(牡2歳) C.ルメール騎手 単勝5.7倍

2戦2勝 2020年 アイビーステークス(オープン特別) 優勝

 

4番人気はヨーホーレイク(牡2歳) 武豊騎手 単勝13.1倍

2戦2勝 2020年 紫菊賞(1勝クラス) 優勝

 

出走各馬の本馬場入場が終わり、スタンド前で整列する誘導馬たち。

 

いよいよ15:25発走です。

新日本フィルハーモニー交響楽団による生ファンファーレが流れます。

 

 

 

発走直前の様子です。

 

 

 

スタートしました!

 

 

まずハナに立ったのは三浦皇成騎手のランドオブリバティです。

 

1コーナーから2コーナーに掛けて、ランドオブリバティが先頭。

前半1000mの通過タイム61.9秒でレースが進みます。

 

 

3コーナーから4コーナーに掛けて。 ランドオブリバティが後続を引き離しに

掛かるところ、M.デムーロ騎手のバニシングポイントも付いて行きます。

 

 

4コーナーです。

ランドオブリバティの様子がおかしい。

 

2番人気に推された三浦皇成騎手のランドオブリバティが逸走してしまいました。

 

 

残りの14頭は無事に4コーナーを回ります。

 

内を突いて岩田康誠騎手のマカオンドールが前に進出、C.ルメール騎手の

オーソクレース、戸崎圭太騎手のタイトルホルダーと3頭が激しい叩き合い。

 

外から川田将雅騎手のダノンザキッドがまとめて交わしに掛かります。

 

 

オーソクレースとダノンザキッドの2頭の叩き合いになりました。

 

 

 

ダノンザキッドが前に出ました!

 

川田将雅騎手のダノンザキッド、ゴールへまっしぐら。

武豊騎手のヨーホーレイクが3番手に上がります。

 

ダノンザキッドが1着ゴールイン!

 

レースを終えて遅れて戻ってくる川田将雅騎手とダノンザキッド。

 

 

 

ダノンザキッド(牡2歳)

父ジャスタウェイ 母エピックラヴ 母の父ダンシリ

馬主: ダノックス

調教師: 安田隆行(栗東)

騎手: 川田将雅

 

2004年デビューの川田将雅騎手。

当初所属していた師匠の安田隆行厩舎の馬で悲願のG1レース初制覇です!

 

ダノンザキッドはこれで3戦3勝。

昨年のホープフルS(G1)の覇者、コントレイルと同じ道を歩んでいます。

来年のクラシック戦線の主役を担います。

 

 

カレンダーの巡り合わせもあるのでしょうが、1日にG1レースを2つ

生で観戦できて嬉しい限りです。

 

翌日日曜日の有馬記念(G1)は 北村友一騎手のクロノジェネシスが制覇。

 

これで今年の中央競馬開催は終了。

来年は1月5日(火)の金杯から、また競馬が始まります。

 

来年も入場者数の制限があるようですが、来年は全国の競馬場にも

できるだけ観に行きたいと思っています。 良いお年を。