7月7日(土)

前日から「うらかわ優駿ビレッジAERU」に宿泊しています。

 

この日は朝7時から朝食バイキング。

ホテルに宿泊した時はいつもそうなのですが、朝に2食分をいただいて、

その日の夕方までの行動に備えます。

 

そして朝8時にホテルのロビー集合で、『JRA日高育成牧場見学ツアー』に

参加しました。 「うらかわ優駿ビレッジAERU」の宿泊客が参加できるツアーです。

 

今回のツアー参加者は15名くらい。

マイクロバスに乗って出発します。

 

この日は朝から生憎の雨。

ガイドの人が言われるには、浦河は先週からずっと同じような天気で、

完全に本州の梅雨と同じような気候になっているとのこと。

 

本来なら梅雨のない北海道なので、今までこのようなことは無かったのに・・

と嘆かれていました。

 

最初に寄った場所は展望台。

 

建物の中には競走馬に関する資料があります。

外のバルコニーに出ると、日高育成牧場の調教コースや施設が見渡せます。

ガイドの方が各調教コースについて詳しく説明されていました。

ただ、雨に煙っていて見晴らしは良くないです。

 

 

続いて、更なる高台に向かいます。

ここから先は一般の人は入れず、ツアー参加者のみが入れる特別なエリアになります。

 

先程の、一般の人も入れる展望台よりもかなり高い場所にも展望台があります。

雨の中、バスから降りて展望台に向かいます。

 

 

残念ながら雨で、景色は下の通りでした。

 

この後は、デビュー前の競走馬育成には欠かせない芝とダートの調教コースを

回りますが、雨のせいか調教を行っている馬がおらず、調教コースをバスの中から

眺めるだけになりました。

 

そして、屋内直線馬場の施設に入りました。

直線1000m、幅7mのコースが2コースあり、結構広いので競走馬は

思い思いの調教ができます。 雨の日でも雪の日でも、ここに来ると必ず調教ができる、

ということですね。

 

15分間位、この場での各馬の調教の様子を観ることができました。

ちなみに日高育成牧場専用の騎手というのがいて、1年間の騎手養成コースを受けて、

晴れて調教を付ける騎手になれるのですが、外国人、特にインド系の方が

多かったように思います。

 

 

 

 

建物の外にも調教コースがありますが、滞在中の15分の間に2頭だけ、雨の中、

外で芝コースを走っている馬を見つけました。

 

 

 

次は厩舎訪問。

この厩舎では引退した競走馬が繋養されています。

 

なぜ引退した競走馬がここに?

 

ガイドの方の説明では「人に慣れているから」とのこと。

現役時にはハードな調教を課せらたり、人との関わりがあって成長してきているので、

デビュー前の若駒の育成の為に貴重な研究馬として繋養されているそうです。

 

 

 

 

馬主にとっては、競走馬として競馬で走らせる為には維持費が結構掛かるとのことで、

今後活躍が期待できない馬については無償で研究馬として「日高育成牧場」へ、

ということもあるそうです。

 

朝9:20頃、ほとんどの馬は放牧とかで厩舎にいませんでしたが、

1頭だけいました。 ミルドリーム号(牡9歳)。

 

2014年4月まで栗東の角居厩舎に在厩していましたが、

1600万クラスで引退し、今は日高育成牧場にいます。

2012年の菊花賞(G1)に出走して12着の成績が残っています。

 

 

朝9:30になり、ここでの見学は終了。

マイクロバスで「うらかわ優駿ビレッジAERU」に戻り、ツアー解散。

 

AERUに宿泊しなければ参加できなかったツアーで、貴重な体験でした。

改めてガチで競馬が成り立っていることも再認識でき、今後の馬券検討にも

活かせそうですね。

 

 

このあとは、ビッグレッドファームに向かいます。