今年７月２６日にリニューアルオープンした札幌競馬場。
２年振りの開催、そしてスタンド改築ということで、 札幌市民はもちろん、道外の人も
どんどん訪れているようで、 ここ毎週土日は例年以上に観衆が集まっているようです。
その札幌競馬場に昨日の８月２４日（日）、遂に行ってきました。
そしてその昨日は札幌記念（Ｇ２）が行われました。
今年は、これまでの札幌競馬開催でも毎週土日は指定席が完売になっていましたが、
昨日の札幌記念は凱旋門賞を控えた２頭、ゴールドシップ・ハープスターが出走ということで
何週間も前から異常な盛り上がりになっていました。
当然のことながら、指定席は熾烈な争い。
土曜日の夕方の時点で、日曜日の指定席を獲る為にもう並んでいるという話も。
のんびり構えていると指定席が獲れず、もの凄く混むことが予想される一般席に回ることになり、
悲惨な目に遭うことになるので、日曜日は宿泊先の札幌のホテルを午前３時にチェックアウト。
真夜中に徒歩２０分掛けて札幌競馬場に向かいました。
この時間なので、外は誰も歩いていないと思ったら、札幌競馬場に近づくにつれて
僕と同じような考えの人が指定席を獲る為、この時間に向かっていました。
午前３時３０分前、札幌競馬場に到着。
既にかなりの人が並んでいてビックリ！
電気が点いていない真っ暗な所まで並んでいました。
この列はＡ１指定席のレーンで、着いてすぐ並びました。
当然、この時間は係の人が付いていないので、これで指定席が確実に獲れたのかどうかは分からず。
とりあえず並んで待っていました。
少し明るくなった午前４時頃、ＪＲＡの職員と思われる人が人数を数えに来ました。
数えながら僕の前を通り過ぎて行ったので、これでまずは大丈夫かなと。
並び始めて１時間３０分が経過し、午前５時になるとＡ１指定席の列については整理券を
配ることになりました。
同時に地下鉄の始発電車が動き出したこともあり、急に列に並ぶ人の数が増えてきました。
Ａ１指定席の完売が発表される前に、整理券ＮＯ．１０２番をＧＥＴ！
とりあえず、ゆったり札幌記念が観られることは確定しました！
朝早くから僕が取った行動は、正解だったようです。
一旦解散となり、２回目の集合時間は午前８時。
午前５時過ぎの時点での札幌競馬場入口の様子です。
３時間近くあるので、桑園駅周辺で店がどこか開いてないか探してみたのですが、 意外と無い。
ということで、桑園駅近くにベンチがあったので、そこでウトウトしながら１時間以上
座って休んでいました。
午前８時前に札幌競馬場の集合場所に戻ってみると、一般席で並んでいる人の列が
凄いことになってる！ 下の画像の列は、まだまだ先まで続いています。
所定の位置に戻り、あとは開場を待つだけ。
そして午前８時３０分、あまりにも観衆が集まり過ぎているのか、普段より３０分早く開場となりました。
中に入ると２年前までの札幌競馬場の面影は無く、全く新しい競馬場になっていました。
下の画像は、まだ午前９時前（手元の時間で８：５３）です。
既にもう一般席は全席埋まりました。
新・札幌競馬場の目玉のひとつ、「もいわテラス」。
藻岩山がくっきりと見えます。
指定席のエリアに入りました。
ここも２年前までと比較して全然きれいになっています。
僕が獲れた席は、ゴールが目の前で結構良い席。
実は２年前にも札幌競馬場の指定席で同じような場所に座っていたのですが、
２年前は席が狭く、荷物も置けず、それでいて満席だったので
凄く暑苦しかったことを覚えています。
それが、リニューアル後の指定席は結構ゆったり。
改善されましたね。
朝９時５５分になり、第１レースが発走。
最後の直線でゴール前の様子はこんな感じです。
こんな感じで２レース、３レースとレースが進み、目の前で叩き合いの決着を次々と見て、結構優雅！
指定席エリアから見たパドックです。
そして午後３：２５、いよいよ今日のメインレースの発走時間が近付いてきました。
このレースの為に早朝から並び、やっと観られる札幌記念（Ｇ２）です。
１ 番人気は横山典弘騎手のゴールドシップ。
単勝１．８倍と圧倒的人気です。
２番人気は川田将雅騎手のハープスター。
単勝３．７倍です。
この２頭に人気が集中し、一騎打ちの様相です。
３番人気は四位洋文騎手のトウケイヘイロー。
単勝は７．５倍です。
昨年の皐月賞馬、村田一誠騎手のロゴタイプ。
２年前のヴィクトリアマイルを制しているＧ１馬、ホエールキャプチャー。
以上、Ｇ１馬４頭を含む、豪華なメンバー１４頭でレースを迎えます。
発走時間１５：２５が近付いてきました。
４４，０００人もの観衆が、感動を期待してレースに注目します。
スタートしました！
ハナを切るのは、大方の予想通りで四位洋文騎手のトウケイヘイローです。
一方、１番人気のゴールドシップは、何と離れた最後方から。
人気のもう１頭、ハープスターも後方から２番手。
周りは、どよめきが起こります。
向正面、残り８００ｍ地点、トウケイヘイローは逃げ脚を伸ばし、後続との差が広がっています。
一方、ゴールドシップは未だ離れた最後方。
３・４コーナーの中間で馬群はギュッと固まってきます。
そして、いつの間にかゴールドシップもハープスターも先団に取り付いていました。
最後の直線、ハープスターが先に前に出ます。
ゴールドシップも負けじと付いて行きます。
ゴール前、２頭の叩き合い。
叩き合いの末、ハープスターが３／４馬身差を付けて１着ゴールイン！
ハープスターは、今年の３歳世代は弱いのでは？ 凱旋門賞の叩き台で仕上がってないのでは？
色々言われて２番人気になったのでしょうが、強かったです！
２着に敗れたゴールドシップは、今回は小回りの２０００ｍで忙しい競馬になってしまったようで、
それでも３着以下は５馬身差を付けており、次走の凱旋門賞に向けて、距離延長も馬場適性も
この馬に向くことから期待ができそうです。
僕の周りではゴール後、数秒経ってから拍手が起きていました。
これは、ハープスターが勝ったからではなく、直線での２頭の叩き合いが最後まで
続いたことによる、見事なレースが観られたことによるものだと思います。
札幌記念史上最高の感動のレースになりそうです。
常識外れな午前３時のホテルチェックアウトをして良かったと思いました (^ ^)v
この日は最終レース、そして他場の新潟の最終レースまでいました。
札幌記念は、穴狙いで戸崎圭太騎手のエアソミュールから行ったのですが、ハズレ。
その代わり、新潟の最終レースで４番人気の二本柳騎手カシノワルツから行き、２着に入って的中！
この日はプラス１万円位の収支で終わりました。
このあとは新潟競馬場にも遠征予定。
これからも旅をしながら競馬を楽しみます。