石川五右衛門~終幕~ | 大次郎 侍心 SAMURAI-HEART

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劇団武士道10周年記念公演
『石川五右衛門~京の都編~』
全日程終了

ご来場いただいた皆様、応援してくださった方々
誠にありがとうございました!!

撮影:石黒伸二

3日間で6ステージのハードスケジュール

自分自身、役の立ち回り込みの公演は一年ぶりとなるので

体力が持つか心配でしたが、気力で踏み切りました

現在、疲労が半端ないですがゆっくり休養します

 

 
お話は
京の都に進出した義賊・石川五右衛門一党が

数々の商人蔵からお宝を奪い街にばら撒く中で

逃亡中、五右衛門は偶然石田三成の屋敷に隠れた時に

三成の娘・雪姫と出会い、ひと目惚れしてしまう

恋の矢に撃ち抜かれた五右衛門は子分の前でも上の空
そこに石田の軍勢が五右衛門のアジトを襲い

子分が殺られ人質にもなり一党は散り散りとなってしまう

 

千利休の助けを借りた五右衛門は太閤秀吉の茶会に潜入し

豊臣の動きを探るが、五右衛門の幼馴染の百地百太郎に

正体を見抜かれ方位されてしまう

五右衛門はその場に居合わせた雪姫を人質にして逃亡

千利休は謀反を責められ秀吉に首を刈られる

 

雪姫を連れ去った五右衛門は雪姫を解放するが

雪姫は帰ることを拒否、五右衛門の妻になりたいと告白

ここで二人は結ばれる

が、三成配下が一党の人質と引き換えに雪姫を返すことを要求

取引は成立するが、三成配下は一党の掃討作戦を慣行

しかし雪姫は自らに刃を向け五右衛門を逃がすよう訴える

そのまま両軍はいったん引く

 

利休の首が三条河原にされされることを知った五右衛門は

利休の首と雪姫を奪うことを近い

子分の犠牲を負いながら豊臣包囲網をかいくぐり利休の首を奪取

 

そして秀吉の側室に上がることが決まった雪姫をも奪おうと

子分たちに別れを告げて単独伏見城に乗り込む

数々の兵をなぎ倒して進む五右衛門だが

多勢無勢次第に力をなくし倒れてしまう

その時、縁を切ったはずの子分たちが雪姫を連れて助太刀にくる

雪姫は秀吉と三成の前で自分の夫は五右衛門であることを宣言するが

実の父である三成が狂乱して雪姫を刺してしまう

そして子分たちも五右衛門の盾になって串刺しに

秀吉は五右衛門を釜茹の刑に処し

五右衛門はあの世で雪姫と祝言を上げる約束をして

自ら処刑台に上っていった

 

 

簡単に言うとこんな感じです

 

 

私が演じた前田玄以は

本編では石田三成配下の武将という設定で

商人の取引に立ち会ったり、雪姫に求愛したり

盗賊退治に先陣を切ったり、家宅捜索したり

茶会の警備したり、人質交換に立ち会ったり

いろんなところに顔を出す人物の印象があります

よく働くんですが、よく考えると豊臣政権が人材不足なのかw

 

冒頭、商人との闇取引において五右衛門一党に盗みに入られたことで

石川五右衛門との因縁が始まる

その後五右衛門が雪姫と密会を交わした後に前田が雪姫を探して

恋文の返事を聞こうと迫るがそっぽを向かれ

三成には盗みに入られたことを叱責される

同僚の薄田(すすきだ)が五右衛門の幼馴染である元伊賀忍の

百地百太郎を部下に従えて三成の前に登場するとか

内部でも危機が押し寄せ、何が何でも手柄を上げなければならなくなる

そこで、一党のアジト襲撃では、2名を倒し女1名を捕虜にするという

戦果を出した!

しかしそのあと家宅捜索で五右衛門が潜む芝小屋に入ったものの

見逃し(千利休の手引きもある)

秀吉の茶会で雪姫を人質に取られて逃げられるという失策

一党の捕虜と雪姫の交換は成功したが雪姫に小刀を奪われて

五右衛門をまた逃すという失態

 

撮影:石黒伸二

 

利休の首をさらした三条河原で今までの失敗を百地のせいにしたら

薄田に原因を雪姫にすり替えられてケンカになって

結果、部下の前で恥をかかされる

その後一党のおびき寄せに成功して一人仕留めるが

戦いを挑んだ五右衛門に返り討ちに合い命を落とす

 

簡単に言うと美味しいカマセちゃんでしたw
もともと前田玄以という人物に思い入れはありませんでしたが

これだけ多目的に活躍する役回りは珍しいので

わずか3日のスケジュールだったことが非常に惜しいです

あとは、体力があれば~~と思います


五右衛門一党(義賊):正義

豊臣政権:悪

という構図ですが

これはあくまで庶民の目線で見た場合

国家の目線でみたらどうだろう

五右衛門一党は国益の邪魔をしているともいえる

日本は秀吉が統治したのだが、

この時代は大航海時代

欧州の国家が各大陸をキリストの名のもとに

原住民を奴隷にして植民地としていった

それが遥か東の果ての日本にまで及ぼうとしていた

その侵略の対策として秀吉は

朝鮮に渡り、明(中国)を手にいることで

安全保障を確立しようとした(という説)

結果として日本が侵略されることはなかったが

国防を考えた(という説)豊臣政権も否定できないだろう

あ、今の日本も真っ只中じゃね!?

前田玄以はこのために戦った(雪姫5割w)


次回は8/3(土)~6(火)三鷹の武蔵野芸能劇場です

五右衛門シリーズ第三弾ですがどんな話になるのか

どんな役になるのかお楽しみに!!

 

撮影:石黒伸二
 
デハ!!