ページの半分が吹き出しのマンガにウンザリ | 大次郎 侍心 SAMURAI-HEART

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サムライプレーヤー☆大次郎の直情系ブログ

連載が何年も続いている人気マンガを

今更読み始めみたんだけど、絶大な人気を誇るこの作品でも

ウダウダ長すぎる説明ゼリフシーンがあることに面食らった

次のページはどうなるだろう!?

というようなワクワク感で読み進めてしまうような

胸熱シーンも別途網羅されているんだが

突然登場人物が一人でウダウダ使命とか思想とか喋りつくすというシーンに

切り替わったので読むペースが落ち気持ちが切れてしまった

説明ゼリフはつまらないので読み飛ばし。読むのがめんどくさい

コマの半分がセリフの吹き出しってのが気が狂う

絵もうまくないのであいづちのセリフは誰がしゃべってるかもわからない

読みにくいったらあらしない

 

 

私は演劇でもこんな説明ゼリフに敏感な方である

明らかに作者が状況を観客に説明したいがゆえに

登場人物に言わせているだろうと思える部分はすぐにわかる

決まって会話が不自然だから

 

聞かれてもいないことを話し出す

→1を聴いて10を返すじゃないけど、

わざわざ身の上話をジョークなしに話し出すのはおかしい。

元々余計なことまで話してしまう性格という設定なら成立する。

言わせるなら長い対話が必要。

 

輪の中で誰でも知っていることをあえて言う

→身内で自分たちの立場とか存在意義とか紹介するのはおかしい。

第三者がいれば成立する。

 

しゃべり言葉でない

→何かを問われて答えるときは、大概結論から答えるはず。

例えば「富士山登ろうよ」って言われて

「やだよ。だって遠いもん」思ったことは結論からいう。そのあとに理由。

 あらかじめ用意されたように、

「富士山はここからすごく遠いから行きたくないよ」

こんなふうに主語述語の並びがきれいな文法でとっさに話す人は少ないだろう。

 

舞台って、セリフがないと間が埋まらないとか

台本はセリフが少ないのは内容も薄いとか

主要人物はいっぱいしゃべらなきゃダメとか

そういう概念があるのかわからないけど

観る人のことをよく考えて作ったほうがいいんじゃないかと

お客さんの大方は役者を見に来てるわけだから

セリフでストーリーをわからせることに

全力になる必要はないんかないか

観てる人に短い言葉でも想像を大きく膨らませるさせるぐらいの

バランスでうまくつくらなきゃと思う

そのためにはかなり吟味しないといけないと思いますけどね

 

デハ!!