武士道特別公演其ノ三『KiZuNa』
終わったのは10日前ですが
無事に怪我無く幕を閉じる事ができました
ご来場いただいた皆様、応援して下さった皆様
今回も誠にありがとうございました!!
主演を担った公演、全6回全力で演じきりました
劇場でお客様との一体感を味わえる事が役者としての何よりの喜びです
今回のあらすじをざっと言いますと
主人公・桑名藩藩士の桜井勝成(俺)は
この物語が始まる2年前に普通の女として生きることを願っていた
桑名藩主正室の姫君伊織と駆け落ちして追手から逃れる中で傷つき、
姫君と生き別れになり、そして記憶を失う
2年後、旅の途中で偶然別れた地に立ち寄った時
野党と争った流れの中で伊織と再会する
再会を喜ぶ伊織であったが、記憶の無い勝成との間に
感動の機会はなく、二人の関係は修復されず
そこに伊織を追う元桑名藩の剣客と一党が現れる
勝成は剣客に敗れ重傷を負うが、伊織の必死の介抱の結果記憶を取り戻す
それから幸せに暮らす日々が訪れるように見えたが
またあたらなる刺客が勝成の前に現れ伊織を攫って行く
伊織は二代将軍徳川秀忠の長女・千姫だったと知る
千姫を江戸に連れ帰る使命を背負った忍衆を前に
事実を知った勝成はその場にひれ伏して動けなくなった
天国から地獄へ突き落された勝成だったが
仲間達の激励を受け、伊織を取り戻す事を誓う
その伊織は一党に襲われ囚われの身となっていた
勝成は一党の根城に襲撃を掛け見事に伊織を救うが
同時刻に一党の頭が仲間達の暗殺を企み、戻った頃には皆殺し
怒りに震えら勝成は再び戦いを挑み奮闘するが
健闘むなしく、伊織の名を叫んで散る
一党もその後内乱により全滅
忍衆が徳川の名の下に小競り合いを収める
こんな感じです
ラスト、主役が死に悪が生き残ってしまうという展開には
「え!」と思った方も多いと思いますが
その後、徳川の使いである忍衆がカタをつけました
舞台上は死体の山で幕を閉じたのですww
私の個人的な妄想
強い者に立ち向かっていく最中、殺された仲間の魂を力に変えて勝つ
みたいなアニメ&ヒーロー的展開を取り入れたかったけど
そんなものは時代劇ではできませんね~
セリフで言うとこんな感じ
仲間や妹をなぶり殺しにされ怒りに震える勝成だが
ラスボスの剣の前に手段を失う
その時、仲間の魂の声に励まされ、再び立ち上がる
勝成「俺の体を皆に貸すぞ~」
仲間達の死体が起き上がり、勝成の周りを取り囲んむ
ラスボスは目の前のミラクルに動揺する
ラスボス「!?私の知らない技を持っているのか?」
勝成「分かるまい…戦を遊びにする貴様には、この俺の体を通して出る力が!!」
ラスボス「体を通して出る力?そんなものが人間を倒せるものか!!」
勝成「なに!」
女1「兄様はそれを表現してくれる刀を握っている」
女2「斬鉄剣をね」
ラスボス「女の声?」
勝成「まだ抵抗するなら!」
勝成がラスボスの刀を弾き飛ばす
勝成「うおおおおお!ここから居なくなれ!」
勝成がラスボスに突進する
ラスボス「か、体が動かん…動け!…ぐわあああ」
勝成がラスボスを突き刺す
ラスボス「私だけが死ぬわけがない…貴様の心も一緒につれていく…桜井勝成…」
勝成「やったのか!?…ん?光が広がって行く…」
ラスボスから奇妙なオーラガ勝成を包む
ラスボスが絶命する
勝成が呆然と立ち尽くし、暫くして意識が戻ると
勝成「…大きな星が…ついたり消えたり…あれは彗星かな?いや違うな…」
あ、どっかで見たような展開?
デハ!!