初陣閉幕 | 大次郎 侍心 SAMURAI-HEART

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サムライプレーヤー☆大次郎の直情系ブログ

武士道初陣公演半蔵~HANZOH全日程終了です!
ご来場いただいたお客様、誠にありがとうございました!
会場に来て観ていただくことが俳優の何よりの喜びです。
今後とも武士道をよろしくお願いいたします!!


で、大次郎個人的には、悪の親玉という役割で、
時代劇における悪役のあり方というのを自分なりに考えました。
基本は単純に主役側が正義、対立側が悪という構成で、
勧善懲悪をベタであてはめていいと思いました。
それが分かりやすく、またキャラクター的に財産を得る為に
村滅ぼしや人殺しをしている集団なので単純にとんでもない悪党です。
今回の仕掛けは、服部半蔵は親方である家康に仕えていながら、
家康は半蔵を忌み嫌って刺客を放ったというところです。
半蔵は家康の使命により、
世にはびこる悪代官を成敗する役割を担っている。
しかし、家康自体が徳川に仇なすものの排除を謀っている。
また、悪の一党に滅ぼされた里の民が復讐を誓い準備を進めている。
復讐からは何も生まれないと諭されるが、
忍者たちとの出会いの中に感情的なものがあるため、
悪に立ち向かうもの達として描かれている。
これらは悪の一党が純粋悪であることで、
半蔵や里の民が正義に描かれる効果を生んでいると思います。
そういうところで、合理的な悪であることが全てだと思って演りました。

人間関係の対極は、どんな芝居でも必要条件ですが、
なかなかうまく描けない作品が多いと思います。
その中で、時代劇は表しやすいのでそういうところが好きです。

デハ!!