役者は作品を選べない | 大次郎 侍心 SAMURAI-HEART

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サムライプレーヤー☆大次郎の直情系ブログ

物語はその時々に感情移入ができれば

伝いたいこととか登場人物の目的とか

あろうがなかろうが気にならないし、いらないと思うのだけれど

そうでないと、否が応でも

何をしたいのか何をいいたいのか妙に気になってしまう

先日観たのが


ある売れてるピン芸人がいて

元相方と思い出の小屋で復活ライブをすることになった

同じくその小屋で苦楽を共にした芸人たちを

呼び集めて盛大なイベントをやることに

その楽屋で本番までの忙しない時間を描いた作品なのだが

出演する芸人たちの他に

なぜか関係者ではない

芸人の元カノや妻や妻を追いかけてる男やら

ストーカーやら出前人やらがズケズケ入ってきて

内輪揉めをおっぱじめる


芸人の楽屋にありそうな風景を描いてくれるのであれば

そのつもりで観るのですが

楽屋に他者が入ってくることは基本的にありえないから

何か事件でも起こるのかと思えるのだが、そうではなく

人に聞かれたら恥ずかしいことをダラダラと言い始め

それで怒鳴ったり、罵ったり

無関係な人がその場にいたら外に出たくなるだろうなと

いうことが起こりすぎる

それが延々と続き、最後は小屋が放火魔に燃やされ

ライブができなくなってしまうところで

なぜか誰もいない楽屋で再結成の二人が泣きながら

漫才を始めるというエンディング

面白くないので、何をしたいのか、何が言いたいのか

という疑問だけが残った


役者は作品を選べないってのがツラいと思った


デハ!!