
二代将軍秀忠とその兄結城秀康のお話
気弱な徳川秀忠は偉大なる父・家康から家督を継ぐことに
負い目を感じていた
会津の上杉攻めの際、秀忠は兄・結城秀康と相対する
結城秀康は幼少時に羽柴秀吉の養子に出され
後に結城家へも養子に出されるという
家康の子でありながら不遇の扱いを受けていた
そんな秀康は、なに不自由なく徳川家で育ってきた秀忠の
存在は面白くないし、更に秀忠の下で働かなければならない
屈辱を強いられる
何食わぬ顔で兄を慕い犬のように寄り添ってくる秀忠であったが
秀康はかつて、亡き兄・松平信康が
唯一気にかけてくれていたことを思い出し
父家康によって苦汁をなめさせられていることは
弟秀忠には何も関係がない。
この感情は他ならぬ嫉妬であると気付く
秀康は秀忠に厳しい言葉を浴びせながらも
自分とは違う過酷な宿命を背負った弟を激励する
そして秀忠はこの兄の言葉を糧に
徳川の跡取りとして台頭していく
中盤まで秀忠と秀康の絡みはあったんですが
後に秀忠と徳川家家臣、真田信幸との話になって
秀康は出てきませんでした
全体的には秀忠の成長物語
秀康のモヤモヤを内に秘めながらも兄として
どうのこうの思うところが私の糧になりそう
デハ!!