静かな時代劇を | 大次郎 侍心 SAMURAI-HEART

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サムライプレーヤー☆大次郎の直情系ブログ

今回の舞台で指摘された部分
もうひとつは
セリフが説明的、回想話が多い
それによって後の展開も読めてくる
家臣の裏切りも予想できたとのこと


時代劇は封建社会が背景なので
主と部下の対話になる場合
部下は相槌しか打てないので
話が一方通行になってしまうことがままある
歴史上の実在人物を立てると
ストーリーは史実を追わなければならないので
展開を分からせようとすることが
説明的になりがちになる
そして、主人公が武将や侍であれば
幾度も危機に襲われるような展開になるので
次から次へと休む間もなく
重要なセリフのやりとりばかりの
激動の展開となる


これは見ている人に分かりやすくするという
表現であるならこれでいいとして
でも、これをとっぱらって
説明的でない日常的でリアルな展開に出来ないだろうか
昔の日本人はどんな性格が一般的だったかは知らないけど
今の一般的な日本人がそのDNAを受けついでいると考えるなら


多分あまりしゃべらない
自らの素姓を積極的に明かしたりはしない
仲間内で知りえていることを仲間内でわざわざ話すことはない
人の長話を最後までじっと聞きたいとはなかなか思わない
話をするときは相手がどの程度理解しているのか
気にしながら話す
のではないだろうか


要は俗に言う『静かな演劇』を
時代劇でやりたいと思っている
あえて時代劇にする意味はないかもしれないが
観ている側に想像する時間を与える間で
芝居をやりたいとも思う


デハ!!