グラフィックデザイナー、建築家、インダストリアルデザイナー、
といった言葉は喉に詰まる。
by Alvin Lustig (アルヴィン・ラスティグ)
2014年のユーキャン人気講座のTOP3は次のようになっているようです。
1位:医療事務
2位:調剤薬局事務
3位:実用ボールペン字
(生涯学習ユーキャン:2014年上半期 人気ランキングTOP30より)
医療事務、調剤薬局事務が上位に来ているのはなんとなくわかるような気がします。
歯科医院の数はコンビニよりも多いと言われているし、
地域ごとにお医者さんはあるはずで、提携している薬局も同じくらいある…はず。
資格っていうものに対して、その考えには賛否両論あると思います。
「いまの時代、自分で食べていくためには資格くらいとっておかないとね。」
「いや、資格だけでは食べていけないでしょ」
んー、まぁこの議論は立ち位置によってどうとでもいえると思うので、
今回はちょっと別のお話をしてみようと思います。
さて…
資格っていうと、お医者さんとか歯医者とか弁護士さんとか、
そういうものをイメージするとわかりやすいと思います。
彼らは自分の仕事をするために、資格という「許可証」をもらわないといけない。
つまり、「資格」っていうものには、「許可証」という側面がある、ということです。
そして資格をもらうことで、はじめてその許可範囲内の仕事ができるということ。
お医者さんは手術ができるようになるし、
歯医者は歯を削っていいことになるし、
弁護士さんは法廷にたってもいいことになるわけです。
しかし、ここに落とし穴があるんです。
資格=その資格に許された範囲のことをしてもいいよ、と許可をもらう。
ということは、資格範囲外のことはしてはいけませんよ、
って禁止項目まで暗黙のうちに一緒についてくる、っていうことです。
歯は削っていいよー⇒人のお腹を切り開いて手術するのはだめだよー。
ってことなんだよね。
許可をもらうってことで、シロとクロの境界をはっきりさせられるってこと。
していいこととしちゃいけないことをはっきりさせられるってことなんだ。
自分の武器を持つために資格を取りにいったのに、
していいことと、しちゃいけないことを両方決められてしまう。
それは自分の可能性を狭めてしまうことと同じだと思うんだけど、どうだろう?
Alvin Lustigはこんなことも言っている。
ただでさえ専門領域なのに、さらに狭い専門分野へと閉じ込め、
社会との関係性を制限するような、不完全な状態に陥る気がする。
デザイナーという職業の領域には未だ境界がない状態なのに、
その行動だけを説明して全体像を捉えていない、m
不適切な用語だと思う。
うん、ほんとうにそう思う。
医学の世界はどんどんその専門領域が細分化している。
それは、研究という面では、医学の進歩に大きく貢献しているだろう。
でも、人の可能性という面では、社会との関わり方をどんどん制限していくのと同じ。
そして、自分の専門領域を聖域化していけばいくほど、
どんどん制限がきつくなってしまって、そこから出られなくなってしまう。
それって、窮屈な生き方だと思うんだ。
「お医者さん」だから、病気を治すことしかできないの??
「歯医者」だから、歯を削るしかできないの??
「パン屋さん」だから、パンしか焼いちゃいけないの??
「お母さん」だから、子育てや家事のことしかしてちゃいけないの??
資格とか、役職ってのは、ただのラベルでしかないんだ。
そんなラベルで、自分の生き方を窮屈にしちゃいけないんだ。
いまの生き方が窮屈だな。
そう感じているなら、自分に貼りついているラベルをはがしてみよう。
とりあえず資格をとりに行くくらいなら、
いまの自分で何ができるのかをフラットに考えてみよう。
もっと自由に、もっと幅広く、
自分のできることをおもいっきりやってみよう。
そんな生き方をしていこう。