ポケモンLIFE
第6話‘似た者同士‘
それからしばらく歩き、ついに中間部までたどり着いたサン達。
ここまで来るのに約5時間はかかっている。
「あーーちょっと休もうぜ―」
「だめだよーさっき休んだばっかじゃん。」
「でもよーー」レッドは不服そうに頬を膨らませる。
「さっきから同じところ回ってないか?」
「はぁ?なんだよ!俺の案内が間違ってるとでも言うのかよ!」今度はブルーが不満そうに声を荒げる。
「じゃぁこれ見ろよ!!」そう言ってレッドが差し出したのは、豆だった。
「なんだこれ?ただの豆じゃん。これがどうした?」
「足元よく見ろ。アホ。」言われたとおりにブルーは足元を見た。そこには前にも後ろにもきれいに豆が3列並んでいた。
「なんだこれ?」
「まだわかんねーのか魚やろう。道に迷わないようにまいてたんだよ。一回通るごとに1列づつな。」
ブルーの顔に焦りの色が出始める。
「これが3列あるっつーことはどういうことかわかるな?なぁサン。」
「(こっちに振るのかよ)要は同じルートを3回通ってるってこと。しかもただでさえ迷路みたいになってるこの森でだ。ようは道に迷った。迷子だ俺らは。」これ以上にない正論であるサンの意見に、ブルーは言葉も出なくなっていた。しかしすぐに開き直り、
「べ、別の人が置いてったんじゃない?心配ない心配ない!さぁいこう!オレンの実を目指して!」
てくてくと歩き出すブルーにレッドはため息をついてついて行った。取り残されたサンとグリーン。
「なぁ。」
「ん?」
「このチームっていつもこんな感じなのか?」
「まぁ・・・うん。」そう答えグリーンも歩き出す。
「先が思いやられる…」サンもため息をつき歩き出した。
それからしばらく歩き、いつの間にかあたりは暗くなり、夜になっていた。
「今日はもう寝よう。明日も早いし。」夕食を取った後、それぞれ思い思いの場所で寝始めた。
皆が寝静まった頃、
「だれだ!!」サンがいきなり起き上がった。それに驚いた皆も飛び起きる。
「ど、どうしたんだよサン!?」
「誰かいる。この近くに。」そう言ってサンは木の上に上る。
しばらくの静寂が続き・・
「そこだっ!!!」サンが茂みに向かっていきなりラスターカノンを繰り出す。
「うあわー!!!」驚いて出てきたのはエアームドだった。
「あ、ギンじゃん!何してんだよこんなとこで。」
「え・・・・」
・・・・・
「じゃあつまり、アリルさんに言われてここで修行してたらなんだか怪しげな集団を発見。それで監視してたら気付かれて逃げようとしてたらラスターカノンが飛んできたと。」
「ごめんごめんまさかレッドたちだと思わなくて。ところでそっちは何してたの?」
「あぁ。クエストで奥地まで行くところなんだ。」
「へーじゃあここからまだ10kmはあるね。入口から奥地までは15キロ。休まず歩いて5時間はかかるからね。」レッドたちの間に沈黙が流れる。
「なぁブルー。俺ら昨日何時に出発したっけ。」
「えーと・・・朝の11時くらいかな。」
「オメ―やっぱ道迷ってんじゃねーか―ーー!!!」
その後ギンと別れを告げ、歩き出す一行。
「ん?どうしたの?サン?」
「ん?あ、いや・・・あのギンってやつ、なんか悲しそうな眼をしてたから。無理に笑ってるって言うか・・」
「まぁそうだろうな。あいつ、昔村で大噴火があってな。でもあいつが予感して皆に伝えたから、誰も死ななかった。けどそれ以来あいつ、化け物呼ばわりされるようになった。んで、村から出てったんだ。」
「へー。俺と少し似てるな。」
「そうだ!!お前の過去もいつか話してくれよ!このクエストクリアしたらさ!」
「あぁ。分かったよ。レッドも話してくれよ!」
「はは!」
・・・でも、その願いがかなうことはなかった。まさかあんなことが起きるなんて。このときは誰も考えなかっただろう。
to be continued・・・
こんなに長いこと放置してしまった・・・・