先日、岩手県の一ノ関から宮城県の仙台まで走りました。

ウン万円の交通費を掛けてまで距離も短いし何やってんだかなぁ〜という気もするが・・・。


ルートを引くと(R4一択だが)100kmにちょっと届かず、それならせっかくなのでもっと距離を伸ばして福島県の郡山まで、きつかったら途中の福島市まででもいい、いや仙台でオネエちゃんとこに泊まってという案もあったのだが・・・

当たり前だが当初は普通?に日中に走るつもりだった。

輪行の電車の時刻表を調べていたら、最終かその少し前に新幹線で一ノ関入り、夜中に走って始発の新幹線で帰宅すれば10:00時には最寄駅に戻れる。

万一始発に遅れても午前中には帰宅できそうなので戻ってから充分営業も出来る。(お客が来ればだが・・・苦笑)

名付けてロード版ステルス走法、傍目には何事も無かったようにミッションクリアできる、という訳で再びナイトライダー決定!


ちなみに何も今年でなくても良かったのだが、距離も短いしサクっと終わらせたい。



一ノ関駅で気づけば多分、前('08一ノ関-青森)と全く同じ場所で自転車を組み立ててる、スタート予定時刻までにはたっぷり時間がある。

がっ、プチアクシデントの連発。(>_<)

まず、又もやフロントバックに荷物が収まらない、前回より荷物が少ないのに何故だ? 

(ウエストバックになるリュックをさらにワンタッチアダプターでハンドルに取付けるように改造してある。 フロントバックにする時はウエストバック状態に。 リュックの上部とショルダーを格納するスペースに荷物を入れようとしていたのを帰ってから気づいたというオチ、おいおい・・・^^; ) 

前回同様エキスパンドさせて荷物を押し込みファスナーを閉めようとしたらスライダーが壊れた。 幸いダブルファスナーだったので特に影響なし。

次いでサングラス(夜間やオフロード走行ではイエローレンズ)の鼻当てが根本から取れてしまった。 仕方ないので眼鏡に戻す。

ジェントス閂ライトが点かない。 いつものように衝撃を与えてもダメ、もしやと思い入れ替えたばかりの電池を確認、一本プラスマイナスが逆だった。


ライトの向き調整を兼ねて軽く試走。 ん⁉︎ リアメカが動かない! え〜何でだ? あれこれ探ってようやく原因が判明、良かったー。 危うくDNSになるとこだったよ。
 
安堵するも今度はシマノのサイコンアプリが反応せず。 設定の問題だと思うがこれ以上時間を費やすのはまずい、と他のサイコンアプリに切り替える。(今回はコマ図の必要が無いと判断、アプリの地図を利用する。ちなみに思ったよりバッテリーの消費が少なく走り終わっても半分以上残っていた)

予定時刻を過ぎてしまってちょっと焦る。 

ひたすら一桁国道のR4を南下するルート。 距離は短いが最終ステージ、油断せず事故らないよう落ち着いて行こう。 これ以上のトラブルは御免だ。


出発するも今度はまたまたアプリではない方の普通のサイコンが反応していない。
一旦本体をマウントから外して再び取り付けてペアリング、ふ〜やれやれ。

今回はウエアの選択に悩んだ。 下はハーフパンツ&ホットクリームで決まり。 問題は上、長袖ジャージは当然として春夏用かそれとも裏起毛か? それに合わせてインナーの選択も重要なのは言うまでも無い。

予報では最低気温17度。 

裏起毛の冬用ジャージに半袖の冬用インナーにした。 もし暑かったらファスナーを下げて風を取り入れれば良いとの判断、暑くなる日中は走らないしね。

今回は正解だったかな。少し寒かった気もするが、これ以上着込んだらもっと汗をかくし、逆に薄着だったら寒さに震えただろう。

電光表示が16°と15°を行ったりきたり、すでに予報を下回っておまけにガスっている。

R4は、地元・茨城のR6土浦バイパスのような一見高速道路のような(はたまた東京なら環7のような)造り・交通量かと思って、大型トラックが少ない曜日にしたのだが杞憂だった、予想とは大違いだ。 てっきり二車線で高架だったり立体交差の連続だとばかりだと思っていたが、至って普通⁉︎の道路。

しかし、路面状態がすこぶる悪い。 ヒビ割れ、溝、穴、波打った盛り上がりetc でとても走りにくいしスピードも出せない。(はい、単に脚が無いだけ)

夜間なので視認性も悪く、舗装の悪さに辟易する。 まだ車が少ないのが唯一の救いだ。

どんだけ〜! いつまで続くんだよー!?
もう走り難いったらありゃしない。 こんなに荒れた道路は記憶にないゾ、自転車にとっては酷道だ。 白線の上、車道側、路側帯、歩道側とあっちこっち避けながら走る。

路面の悪さにドツきながら、何とか半分の50kmを超えたのでコンビニに寄る。

しかし何とトイレが使用禁止!! 何ぃ〜。

マナーが悪いとか何とかで丁度15分前から禁止の時間帯に・・・(ワンオペなのかな)

仕方ない、ホットレモンならぬホット柚子に鷄メンチカツパン、バナナを補給。 100円超とちょっと高いがバナナをバラ売りしているのは助かる、サイクリストには最強な補給食だ。




ウインドブレーカーを着て再スタート、さあ後40kmちょっとだ。

古川辺りからようやく舗装状態が良くなったが、ペースは変わらず。

右のふくらはぎ、左膝の危険が危ない。

最終ステージだし、距離も短いしガンガン行くぜ!! と思っていたがクルクルと回すのが精一杯、ケツも痛い。

サイコンを見ながら、後20km、後15km・・・とただひたすらペダルを回して進む修行僧(走)。 上手い!座布団一枚!

だんだん市街地になって信号が多くなり度々休憩を取らされる。

そういやぁ県境って何処だったんだ? 暗くて案内板に気が付かなかったのか。 (出発して直ぐ、約8km地点だった。 一ノ関って宮城寄りだったんだね、^^; )

ようやく仙台駅右折の標識、あれっ右折ポイントは距離的にはまだまだ先の筈だが?

考えるのも面倒臭い、単純に近道かもと右折する。 本来ならそのままR4を南下、仙台駅の真東方向から東口に向かう予定だった。

結局、仙台駅の西口側から線路下を潜って東口へ、ゴール!



'07仙台-龍ヶ崎のスタート地点まで移動、これでやっと繋がったぜ。

だがそれ以上何の感慨も湧かず。。。

寒いのか、疲れたのか、眠いのか、気が抜けたのか・・・それとも後からじわじわ来んのか?

とりあえず、一応何事もなく無事にゴールしたんだし儀式ってことで、プシュッ! うっ寒ッ!!


・・・そうか、まだまだ終わりじゃないってことなのかも??


駅弁は『仙台牛ひとめぼれ』 朝から肉! 牛タン弁当と迷ったのは言うまでもないが出発前に食べ終わった、ご馳走様でした。




上野駅で、丁度乗り継ぐ(御用)列車が入線した。 ん、苦しゅうない、最寄駅まで頼んだぞ、かっかっか。