自転車の出張サービス ティンカーベルです。

MTBのブレーキが外れて効かない、との修理依頼です。

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ワイヤー引きのディスクブレーキのワイヤーの両端、ブレーキレバー側とキャリパー側ともにワイヤーがほつれていました。(車体から外すため両側をワイヤーカッターで切断しています)

両側がほつれるのは非常にめずらしいです。レバー側は変な癖もついていてアウターがアウター受けから外れていました。


ステンレスインナー&アウターワイヤーに交換、パッドの当たりなど調整しました。






一週間程経ったでしょうか、またワイヤーが外れた、と電話がありました。

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キャリパー本体の動きが悪いので調べたらリターンスプリングが折れていました。

スプリングが折れた状態でブレーキレバーを操作すると、ワイヤーにテンションが掛かっていないためレバー内の引っ掛け部からワイヤーの頭が外れたり、前回のようにアウターがアウター受けから外れたりします。

ブレーキレバーのテンションアジャスターのロックナットが欠落していたのもワイヤー外れの要因になります。

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さらに後日、通販で買われたというキャリパー本体を付けさせていただきました。




ありがとうございました。