龍ヶ崎の自転車や ティンカーベルです。
ブレーキを掛けるのが怖くて下り坂は押して歩いている、というお客様がご来店されました。

ブレーキシューが使用限界をはるかに越えて減っています。
一般用自転車の前ブレーキはキャリパータイプといって、車輪の金属部分・リムをブレーキシューで横方向左右両側から挟んでブレーキを掛けます。
当然シューは徐々に減ってくるのですが、今回の場合リムとの接触面がリムの横だけでなく内周面まで当たる様になってしまい、リムの縦振れによってブレーキの効き方が車輪の位置により変わってしまうのが原因と思われます。
一般用自転車の場合、JIS規格を上回る縦振れがある車輪が多いのが実情です。
つまり、シューの磨耗とリムの振れの相乗効果でブレーキを掛けると不安定な挙動になったと考えられます。
BAA対応のアルミリム専用のシューに交換、ブレーキ本体の遊び・シューのトーイン・片効き・ワイヤーの引き具合を調整しました。
*BAA:自転車安全基準 → http://www.baa-bicycle.com/
ありがとうございました。