夏休みの先日、金精峠を走ってきました。

去年は渋峠(標高2172m)へ。

今年は何処に行こうか地図をパラパラめくりながら、ふとかつてスキーに行っていた時から気になっていた『金精峠』。

冬季通行止めになっているこの峠をいつかは走ってみたいと思っていたので第一候補でした。

今シーズンはあまり乗っていなかったので夏休み直前に急遽、筑波山(朝日-つつじが丘)へ。

時間の節約もあり車で移動、窮屈な姿勢での仮眠と今年初のヒルクライムで腰が痛くなってしまいました。

おまけに出発当日、墓参りの掃除中に墓石(花瓶?)を動かそうとしてさらに腰を痛めてしまって。。。

天気も降雨20~30%、午後からはさらに悪化の予報でしたが、とりあえず現地に向かうことに・・・

まあゲリラ豪雨でなければこの季節の多少の雨なら何とか走れるだろうし、最悪、金精峠で折り返しもありか・・・などと考えました。


当初予定していたデポ地の道の駅の駐車場が狭く、すでに多くの車が停まっていて傍らでは車座になって宴会?中の方々も・・・

仕方なくさらに先の道の駅に向かい、もうそろそろ到着という手前に展望台があったので入ってみると駐車場には一台も停まっていない。トイレも自販機もあり申し分ないのでここに決定。

ノンアルコールビールで水分補給、寝ようと思ったが結局ほとんど寝れず。

たった一台(一人)しかいない所に入れ替わりに入ってくる車が気になるのと、やっぱり“ノン”じゃダメだったか。

5時前に目覚めるとすでに明るい。ピーカンではないが少なくとも雨は降っていない、良かった。

早朝の草木湖
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コンビニで買っておいたおにぎり2個を食べ、ヒルクライムに備えて軽量化も済ませて、さて着替えるか・・・

えっ、メッシュのアンダーウエアが無い。あれ、たしか箪笥から出して用意したよな???

手提げ袋に入れ忘れたようです。。。まあ、無いものは仕方ありません。パンツやウエアじゃなくて良かったとしよう。

さてグローブ着けて、、、あらっグローブも無い。

あぁそうか、アンダーと一緒にしておいたのでこちらも留守番です。。。

グローブ無しかぁ、走行中に途中で一時的に外すことはあっても最初から着けないで走ることはまずないのでちょっと不安。


腰痛に忘れ物、この先が思いやられるがとりあえず6時前後に(正確に確認してなかった)出発。


R122は日足トンネル(細尾峠)までずうっと上りかと思ったが、結構下りもあった(その分上り返しがあるのは言うまでもない)。

調子はまずまずだが、なるべく腰に負担が掛からないように上りではどんどんギアを軽くしていきます。
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今日のために後ろのギアを12-25に組替えておきました。

正直、「25Tは要らないよなぁ、23Tまでで良いかな」と思いつつも念のために保険で付けておいたのだがこれが大正解だったと後々思い知らされることになる。

日足トンネル通過
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トンネル内は路面が濡れていて水たまりもある。幸い車も来ないし下り基調になってスピードもUP。

トンネルを抜けて下っていくとあっという間にR120・清滝着、左折していろは坂方面へ。

馬返しまでが意外ときつい。

すでに汗ダラダラでトイレ休憩の後はいよいよいろは坂。
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いろは坂は前回はMTBで今日が2度目。

斜度が6%前後で緩いとは言え上りは上り、後続車に気を付けながらも軽めのギアでチンタラ標高を稼いでいく。

やっぱりグローブが無いとブラケットのグリップがグニャグニャした感じで気持ちが悪い。

黒髪平着
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休みたく(止まりたく)はなかったのだが、渋滞のための仮設トイレがあるし少しは写真撮らないと、ね。


すぐ下には今上ってきた道が
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軽量化して再スタート、ほどなく明智平到着。ここまで来れば第2関門も突破、ふーっ。
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新明智トンネルを一気に抜けて豪快なダウンヒル。

あれっ、こんなにあっけなかったっけ。というほどすぐさま中禅寺湖畔へ。
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華厳の滝へは寄らず、湖畔沿いに先を急ぐ。

竜頭の滝もスルー、前回MTBで来たときにどっちも見物したので。。。

上りながら菖蒲ケ浜を撮影
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戦場ヶ原までのいやらしい上りをクリア、そろそろ金精峠を控えて休憩したかったがそれらしき店がなかった(目に入らなかった?)ので先に進む。

もちろん光徳牧場に寄り道してソフトクリームなんぞを食べたりはしません。(キッパリ)
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湯滝や湯ノ湖は見物したい気持ちはあったがハンドルが向きません。

今度こそ湯本で補給・休憩と思ったが、なんとR120沿いには何もない。温泉街まで行ってまた戻る気にならないのでそのまま進む。

まあ水も補給食もあるし金精峠は越えられるはず・・・。

が、九十九折れの上りを前にしてすでに脚が一杯。まさか前方の山の中腹に見える(コンクリートの人工物の)所まで上るんじゃないよな?
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いや、もっと上ってました。必死で上りました。

湯ノ湖から斜度は8%くらい(最大10%の標識あり)でしょうか。


峠(金精峠トンネル)が見えたので、ちょっと手前で思わず止まってしまいました。写真を撮る口実です。下りに備えてウインドベストも着なきゃいけないし。。。

男体山と湯ノ湖
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峠の写真は撮りはぐれました。(標高1843m)

群馬県側の写真です。
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群馬に入って路面の悪いところが何か所かありました。雪のせいでしょうか。


峠の茶屋は車とバイクで賑わっていたので下りでスピードも出ていたこともあり思わずスルーしてしまいました。

菅沼
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丸沼
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気持ちよく長~いダウンヒルを堪能します。ヒャッホ~ッ!!


「とうもろこし街道」を下っていくも、もうそろそろ休憩したい・・・でもコンビニがありません。(さすがに焼きとうもろこしはねぇ・・・)

ようやくコンビニの案内看板を見つけホッとするも、R120沿いではなく右折してその先にあるらしく止む無く先に進みます。


平坦基調になったし、ウインドベストを脱ぐついでにスマホでコンビニを確認します。

あと10kmほどで老神温泉入口にセブンがあるようです。(MTBツーリングで寄る)あぁあそこか、と再スタートすると3kmほどで別のセブンがあったので今回は迷わず寄ります。

9時40分、走行距離は80kmを越えていたと思いますが、最初の休憩です。

日差しが照りつける中、そばを食べて一息。

とりあえず最大の関門、金精峠はクリアしたので多少は気が楽です。それにしても思いのほか暑くなってきました。

再スタート、R17・沼田インターを目指します。

下り基調で吹割ノ滝、老神温泉を通過、いよいよ椎坂峠への上り返し、100km走ってきた脚に堪えます。

がっ、新道・トンネルが二つ抜けていたので峠の下を通過します。


トンネルを素早く抜けようと踏みますが、所詮自動車に敵いっこありません。

できるだけ左寄りを走るものの、センターライン上にポールが立っているので後続車が抜くに抜けません。

トンネルを抜け、後続車に合図して先行させます。


道の駅・白沢を過ぎてしばらく進むと昭和インターへの案内標識が、、、

R17まで出てから南下しようと思っていましたが近道(抜道)かも・・・と思い左折しました。

その後もインターへの標識に従い、最後は登坂車線をヒーコラ上りインター入口そばに道の駅があったので寄ります。(道の駅への入り口を間違えて2kmほどロス)

ブルーベリー入りジェラートの幟があるもののどこで売っているのか右往左往、結局分からず、自販機でアイス最中を買いました。
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前に車でこのインターから高速に乗ったことがあるがちょっと上りのイメージが違っていたのと、この先のルートを確認すべくスマホを見ると・・・

なにっ、予定のルートはR17から昭和インターではなく赤城インターを抜けるルートでした。しまった、間違えました。

しかもここ昭和インターから赤城インターに進む道も、ここからデポ地まで抜けるルートもなく、結局せっかく上ってきた登坂車線を戻ってR17へ、赤城インターまではまた上らなくてはなりません。

近道して楽しようとした罰ですかねぇ。にしても罰にしては重すぎるような・・・

ヒーコラ上った坂をあっという間に下り終えてR17に出ました。

予定のルートに戻り、赤城インター入口を目指します。

R17も上り基調、逆にへ~ココこんなに下っていたんだ、とかつてR17を逆方向に走って日本海まで(2回も)走ったことを思い出します。

ホルモンで有名な永井食堂は今日もお客さんが一杯、後続の二輪ライダーたちも吸い込まれていきました。機会があったらぜひ寄ってみたいお店です。

R17からK70に左折、今度は赤城インターまでの上りです。

ヒーヒー言いながらなんとかインター通過、さらに上ってR353に接続、意外と走りやすくて気持ち良い道を進みます。

アップダウンの連続だが、平坦基調なら意外とスピードが出せました。斜度がある上りになった途端ギアをどんどん軽くしてやりすごします。

13時10分、走行距離約150km、道の駅・ふじみ着。

全身汗でぐっしょり、頭から水を被りたい気分です。

舞茸天ぷらうどん“冷たい汁で”(注文通りに)をお腹に入れます。
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再スタートするも今一スピードがあがりません。距離と暑さが効いてきたのか。

でもあと残すところ30km足らず、攣りそうな脚をミネラルウォーターで冷却しながら走ります。(普段、水道水を補水しているというのに)

R353からK333に左折、最後の峠越えです。

一杯一杯の脚で保険だったはずの25Tを回してどうにか耐えました。

下ってR122を左折、デポ地を目指します。

当初デポ予定の道の駅を通過、さらに上り基調が続きます。

まだかまだかと何度思ったことか、デポ地までが遠い、遠い。

15時15分頃ようやくデポ地に辿りつきました。駐車場は車・バイクで満杯です。

車に戻るより先にトイレに直行、頭から水をかけました。
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いや~きつかったぁ。。。


帰宅すると全身が筋肉痛。両脚はもちろん背筋も(腰痛を補っていたのだろう)、寝返りもそろりそろりと。




サイコンの走行距離は176km(参考;T7:41、A22.9、M64.9、AC71)、GPSサイコンでは185kmでした。

後で調べると、サイコンがバイクⅡの周長設定になっていました。いつから変わっていたのか、どうりで最近スピード表示が低かった訳だ。

GPSサイコンとルートラボの距離が合致するのでこちらは正しい筈。

獲得標高は、、、三者とも違うんだよなぁ???