今日、メンテナンスのために持ち込まれた24インチのMTBに今(ちょっと前?)問題↓となっているRST製のサスペンションが付いていたので、分解してみました。


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内部構造は事故車に付いているサスと全く同じようです。

つまり、スプリング自体がアウターレッグ(外側の白い部分)とインナーレッグ(クラウン側に付いているメッキされたパイプ)とを連結しています。


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スプリングには油紙?のようなものが巻いてあります。
平成12年の11月に販売した完成車なのですが、スプリングにはグリスが残っており、錆びは見られません。

グリスが若干茶色く見えるのは、フォークパイプの内側が少し錆びていてそれがグリスに付着しているためです。

ゴムのシール、フォークブーツもしっかりしていて劣化も見られません。


報道を見たのですが、一瞬ハンドルが持ち上がりそのあと転倒したとご本人が断言していました。
走っていた道は綺麗な舗装で段差等はありませんでした。

私自信、全く同じ構造のサスペンションの開発・生産・検査に携わっていたことがあります。

走行中、今回の事故原因とされるようにスプリングが切れたとしてもハンドルをある程度の高さまで持ち上げないと(持ち上がるような動作をしないと)前輪ごと抜けてしまう事は考えられません。



ある筋から聞いた情報によると、、、
 ・錆のためスプリングが切れてアウターレッグが抜けるという情報を得ていた。
 ・そのため自身で分解(確認?)等、何かしら手を加えていた。(・・・のが原因?)

  ・・・ということらしいのだが、真意の程は分かりません。


報道の通りなら、走行中に前輪(+アウターレッグ)が抜けた原因がどうしても解らない。。。
しかもハンドルが持ち上がった???



ちなみに自分のMTBにRST製のサスペンションフォークを使っています。

今は廃番となってしまったエア・サスですけど、、、
安くて軽いのが決め手で、結構気に入ってます。