夫婦だから出来ること | 爺34のどて話

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酒を楽しみ老いを楽しむ。どてかぼちゃ(アトランテック・ジャイアント)栽培を愉しむ。農を通じて人生を語る。後輩の成長に目を細め、良い人生だったと笑って旅立つ。そんな好々爺でありたい。

若いころ夫婦で銀座に行ったことがあります。とあるレストランで食事をしました。何を食べたか思い出せませんが、隣のテーブルにいた老夫婦のことは覚えています。

 

ワタクシたちがいる間、ご夫婦は一度も会話をされませんでした。「あの夫婦、何も話さないけど、あれで楽しいのだろうか?」と思いました。

 

田舎者のワタクシたちが銀座で食事をすることはめったにありません。一度ぐらい高級レストランで食事をしようと繰り出したわけですから、騒ぎはしませんがペチャクチャとあれやこれや話をしていました。

 

今、そういう(話さなくてもいい)年代になりました。あれは夫婦だから何も話さなくても食事が出来るのですね。あれが他人だったらとても喋らずに食事など出来ませんからね。

 

 


(おまけ)
男は結婚すれば妻を他人ではなく特別な関係だと思いますが、女は結婚しても夫婦は別々の存在、つまり他人であると考えている人が多いそうです。その表れが熟年離婚が多いことです。男は妻に離婚を迫られるまで夫婦関係の危機に気づかないと言います。歳をとると男の危うさ、女の強さが顕著に表れます。