どてカボチャの病気はいろいろありますが、この時期に一番厄介なのは「うどん粉病と炭疽病」です。とにかく早い段階から防除しなければなりません。うどん粉病は主に葉に発生します。名前のようにうどん粉をまぶした様に白いカビが発生します。病勢が進むと葉が黄化して枯れます。
炭疽病は葉だけではなく茎や果実にも発生します。スイカなどにもよく見られますが長ひょうたんは顕著です。3~4日で葉から茎にうつります。始めは丸い暗褐色の病斑ですが次第に灰褐色になり、乾くと裂けたり破れたりして葉が枯れます。
対策としては、うどん粉病も炭疽病も整枝(枝や葉の整理)をして風通しをよくすること、乾燥すると発生しやすいので灌水をしっかりすること、また菌の胞子があるかもしれないので可能であれば連作を避けることです。農薬はアミスター、ダコニール、トリフミンなどを使っています。
(おまけ)
雨が多いとナメクジとか(小さい)カタツムリが発生してカボチャにつきます。彼らは実に穴をあけ果汁を吸います。その小さな穴からばい菌が入り、腐敗のもとになります。ダコニールなどを塗ったりしますが、一番良い方法はこまめに駆除することです。
栽培仲間のM氏が手製の駆除薬を作ってくれました。
ランネート+ビール+米ぬかです。
寄ってきて食べて死にます。お試しあれ。