ラインをクロスして前車をパスしよう(レース実戦編) | 36salu(高橋 大)オフィシャルブログ・おさるな惑星?

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モタードレーサー36saluこと、高橋 大(たかはし ひろし)のブログです!!基本的にバイク以外の話が多かったりします(^▽^;)みんなが楽しめるブログを目指しますので、よろしくお願いいたします!!

さて、本日はレースの実戦編をお伝えしますニコニコ

(レースの実戦・初心者向け)


レースというのは、言うまでもなく、前を走ってる者の勝ち!!

あなたがいくら前を走る奴より速いタイムをマークしてようが、後ろでゴールしたなら、あなたは敗者です!!




とは言え、初心者のうちは、なかなか前を走るバイクをパスしたり出来ないもの汗

そこで今回は、前のバイクをパスするテクニックについてお話させて頂きますニコニコ




よく、上級者から、
「前のライダーと、同じラインを走っていても、絶対に抜けないぞ!!
と言うアドバイスをもらったりすると思います。




しかし、そんな事を言われても、具体的なイメージが掴めないのではないでしょうか・・・




今回想定するバトルは、コーナーの先に長いストレートが続くポイントでのバトルですニコニコ

手前のコーナーを上手く使って、前車のスリップストリームを使い、ストレートで安全にパスしましょうニコニコ





なぜストレートかと言えば、コーナーリングで前車をパスするには、かなりのテクニックが必要ですし、またリスクも背負わなければなりません・・・

その点、ストレートでは、ほとんどリスク無くパスが出来るのですひらめき電球





それでは、少し図が汚いのですが、下図を見て下さいかお
(パソコン苦手なので、これが精一杯です汗だれか描ける人手伝ってーショック!









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さあ、こんなコースがあるとします・・・



青い丸印があなた赤い丸印が敵車でありますニコニコ
水色青のラインあなたが通るべきラインピンクオレンジ敵車が走るラインですアップ

水色ピンクはそれぞれがブレーキングをしながら走ってるライン
オレンジはそれぞれが加速しながら走ってるラインですにひひ

CPは言うまでもなく、クリッピングポイントパー
(クリッピングポイントとは、ロードの場合、そのコーナーで、一番イン側につくポイントの事)







それでは順々に見て行きましょうアップ





ここで再び同じ図を・・・


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コーナーの進入では、前車よりあえて早めにブレーキングを開始しますニコニコ
それは敵車よりも早くアクセルを開けるためです!!
(ここで相手に近付きすぎてると、相手のバイクが邪魔になって、アクセルを開けれません)


そして立ち上がり重視のラインを目指しますビックリマーク



相手より少し速度の落ちたあなたは、コーナーの奥でクルッと向きを変える事に成功しますニコニコ


クルッとバイクの向きを変えたあなたは、通常よりもクリッピングポイントを奥に取ったおかげで、立ち上がりがなんとも楽ッアップアップ

相手よりも早く、そしてワイドにアクセルを開ける事が出来ましたチョキ



おかげで相手のバイクよりも、こちらのバイクの方が加速が付いていますアップ


さらにスリップストリームの効果で空気抵抗が少なく、バイクはどんどんと加速していき、アッという間に相手のテールが近づいて来ます!!


そしてあなたは、相手のバイクをリスクを負うことなく抜き去る事に成功しました!!



と、まぁこんな感じですかねアップ


これが一番リスクのない勝ち方ですので、是非、練習走行の時から実践して、相手をパスする練習をしてくださいニコニコ




このラインをクロスさせて、クリッピングポイントを奥に取り、早くからアクセルを開けるという方法は、何もストレートの前のコーナーだけでなく、複合コーナーなどでも応用が利きますので、色々試してみてくださいアップ




昨年最後に出た猪名川サーキットでのREAL-1近畿シリーズで、前を行くハスクバーナを連続右コーナーでパスしたのも、これを応用したテクニックですニコニコ







さて今回は、立ち上がりで相手をパスする方法をお伝えしましたが、レースでは逆に進入の突っ込み勝負で相手をパスする事もあろうかと思います得意げ






今回はそれについてはお話しませんが、突っ込みで相手をパスする時の注意点を最後にお伝えしますニコニコ








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またまた汚い図で恐縮ではありますが・・・




仮に突っ込みで
「行けるッ!!
と判断して、相手のインを突いたなら、その後は相手の動きに注意を払い過ぎないこと!!



この状態で、相手の動きに気を取られたら、抜けるものも抜けないばかりか、非常に危険な状況を誘発しますビックリマーク




インを突いた時は、不安が突然襲ってきたりするもの・・・

それは、衝突のリスクを肌で感じるから・・・



しかしここでビビッては、先ほど言ったように、抜けるものも抜けないばかりか、非常に危険な状況を誘発してしまいます!!



行けると思ってインを突いたなら、たとえ恐怖心が突然襲って来ても気を強く持つ事!!


気を強く持ち、ビビりさえしなければ、多少接触してもお互い転ばずに済むものですビックリマーク


レースでは接触なんてよくあることニコニコ
(故意にぶつかるのはスポーツマンシップに反するから駄目ですよプンプン



あなたがビビる事が相手にも迷惑をかけると言う事を覚えておきましょうアップ






それでは、次のレースであなたが前のバイクを見事パスし、勝利する事を願って、本日はここに筆を置きますニコニコ












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