永眠
入院して、3ヵ月。
その日は、なぜだか、姉は妹を連れ病室に入ってきた。久しぶりの家族団欒…。
って言っても、母は寝ているだけなのだが…。
静かに時が過ぎ、20時をまわったところで、母は逝ってしまった。
家族団欒の中で、苦しむ事なく、眠るように…。
享年48歳。
あれから、十数年。
私達は強く逞しく生きてる。
その日は、なぜだか、姉は妹を連れ病室に入ってきた。久しぶりの家族団欒…。
って言っても、母は寝ているだけなのだが…。
静かに時が過ぎ、20時をまわったところで、母は逝ってしまった。
家族団欒の中で、苦しむ事なく、眠るように…。
享年48歳。
あれから、十数年。
私達は強く逞しく生きてる。
癌と闘うことすらもできない。
婦長さんの言葉がずっと、頭の中でグルグル回っていた。
かなり、精神的に参っていた。けれども、残された時間はあと僅かしかない。
親孝行していない自分、動けなくなっていく母。
無力な自分が情けなく、悔しさが押し寄せる。
何度、眠っている母の頬に触れ涙を流しただろうか…。
もう、治療というよりは痛み止めだけで、ただその時が来るのを待つしかなかった。
かなり、精神的に参っていた。けれども、残された時間はあと僅かしかない。
親孝行していない自分、動けなくなっていく母。
無力な自分が情けなく、悔しさが押し寄せる。
何度、眠っている母の頬に触れ涙を流しただろうか…。
もう、治療というよりは痛み止めだけで、ただその時が来るのを待つしかなかった。
癌と闘うこと。
母は個室に移ってから、まるで話が通じなくなった。
痛み止めのモルヒネ…。
幻覚が見えるのか、自分の横に、三女がいると言う。
妹はまだ、小学生でその日は学校に行っている。
年が離れた末っ子だったからか、母は一番気がかりだったようだ。
私自身がまだまだ幼く、話を合わせれば良かったのか…。
しかし、現実逃避したいが為なのか必死に母のその言葉を否定した。
そんな日々を繰り返していた時、婦長さんに呼ばれた。
姉はまだ仕事で私1人で、話を聞きに行った。
「よくよく検査したら、骨全体に転移が広がっているの。もう何ヶ月っていう余命じゃない。その日1日1日が山ですね…。」
呆然とした。レントゲン写真を見たら、素人目でもわかるくらい、黒い斑点が骨全体に広がっていたのだ。
そんなある日、姉と付き添いを交代して家に帰った時、妹が言った。目に涙をいっぱいためて、「お母さん、退院出来るよね、お姉ちゃん」
まだ、小学生なのに、この子は父に続き母も失うことになるのかと思ったら、ただ抱きしめて、泣いてしまった。
妹には悟られまいと声を殺して、泣いた。
痛み止めのモルヒネ…。
幻覚が見えるのか、自分の横に、三女がいると言う。
妹はまだ、小学生でその日は学校に行っている。
年が離れた末っ子だったからか、母は一番気がかりだったようだ。
私自身がまだまだ幼く、話を合わせれば良かったのか…。
しかし、現実逃避したいが為なのか必死に母のその言葉を否定した。
そんな日々を繰り返していた時、婦長さんに呼ばれた。
姉はまだ仕事で私1人で、話を聞きに行った。
「よくよく検査したら、骨全体に転移が広がっているの。もう何ヶ月っていう余命じゃない。その日1日1日が山ですね…。」
呆然とした。レントゲン写真を見たら、素人目でもわかるくらい、黒い斑点が骨全体に広がっていたのだ。
そんなある日、姉と付き添いを交代して家に帰った時、妹が言った。目に涙をいっぱいためて、「お母さん、退院出来るよね、お姉ちゃん」
まだ、小学生なのに、この子は父に続き母も失うことになるのかと思ったら、ただ抱きしめて、泣いてしまった。
妹には悟られまいと声を殺して、泣いた。