聞かれる質問で一番代表的なもの。
それは、「日本人とアメリカ人のメイクの仕方って
やっぱり違ったりするんですか~?」というもの

はい、違います。
全然違います!
もうこれは、全部書いちゃうとブログ何個分に
なっちゃうんだろうっていう内容なので、
今回は「日本人」だけにポイントを置いて
比べてみようと思います。
まず、同じ日本人でも、メイク法の分類という点から見て、
大きく分けて5種類の日本人がいるんです。
①「アメリカで生まれてアメリカで育った、
日本の文化をあまり知らない日本人」
②「アメリカで生まれてアメリカで育った、
でも両親ともに日本人で、日本文化に
深く触れている日本人」
③「日本で生まれて中学生くらいで
アメリカに移住した日本人」
④「日本で生まれてしばらく育ち、
大人になってからアメリカに移住した日本人」
⑤「日本で生まれ育ち、現在も
日本で暮らしている日本人」
こう書くと、ちょっと語弊があるかもしれませんが、
①が一番「日本人度」が低いタイプ。
⑤が一番「日本人度」が高いタイプになります。
で、メイク法の違いですが、
①はいわゆるアメリカ人と同じメイク。
⑤まで番号が増えるに従って、日本人の好むメイクに
変わっていくというわけですね。
さて、では日本人の好きなメイク法とは
どういうものなのでしょうか。
もちろん、これは一般的な分類であって、
個人の好みなどにより、細かい違いや
ばらつきはありますので、あくまでもアメリカに
15年住む私の個人的な見解ですが。。
まず、日本人はライン、つまり線にこだわった
メイクを好む傾向にあります。
目元でいえば、アイシャドウよりも、
アイラインやマスカラやつけまつげを
重点的に使うことで、目を大きく見せたり、
目を上げたり下げたり見せたりすることにこだわります。
一方、アメリカ人(欧米の方)はアイシャドウや
シャドウ用ハイライトを使って、影と光を操り、
骨格を強調します。
もちろんアメリカ人もつけまつげなどを使いますが、
あるアメリカ人のお客様から聞いた話では、
普段から毎日つけまつげなどをつけて、気合の入った
メイクをするのはあまり「イケてない」のだそうです。
オケージョンに合わせて、特別な時だけ
思い切り特別なメイクをするのが、
本当におしゃれな女性なんですね

「影」はデイリーに、「線」は特別な時に

また、日本人は全体的に幼く見えるメイクを
好む傾向にあります。

メイクに限らず、日本人は幼児性を求める
傾向が強いというのは、以前ブログでも
人気アニメキャラクターの特徴に絡めて
ご紹介しましたが、メイクもしかりなんです。

ボワッとした薄いカラーで描く眉、
くすみのない明るめのカラーを大きめの範囲で
丸く入れるチーク、ぽってりとした艶のある
リップなどにその好みが出ています。
顔全体がフラット(平ら)に見えてもOK。
一方、アメリカ人は、しっかり濃い目のカラーの
ペンシルで描く眉、
頬骨に沿ってライン上に入れるチーク、
枠をしっかり描いて塗るリップなど、
大人っぽい成熟した雰囲気を出します。
アメリカ人のお客様が日本の雑誌をご覧になると
決まって「日本人って若く見えるわね!
この女性が25歳なんて信じられない!
12歳くらいかと思っちゃう!」など、
日本人の若さにびっくりされますが、
それは日本人の皆さんのお肌の美しさ以外に、
やはり「線」に重点を置いたメイク法が
影響している気がします。

というわけで、
サロンでメイクのサービスをする時は、
お客様がどの国で生まれて、どのくらいの間
そこで育ったのか、在米歴は何年かということを
念入りにお聞きした上で、メイク法を
微妙に変えるようにしています。
もちろん、その方のファッションや好み、
更にはブライダルやパーティーなどのオケージョンや
一緒に行動されるパートナーや旦那様が
どういう好みの方なのか、といったことまで
なるべく深く掘り下げてお聞きするようにしています。
アイシャドウ一つ取っても、アメリカ式と
日本式だけではなく、その中間の入れ方が
あるので、メイクは本当に奥が深いんです。
皆様も当サロンでメイクをオーダーされる時は、
是非、バックグラウンドを詳細にお話下さいね
