(今朝、ある人からの手紙を読んで、私が昔、書いていたネット上レンタル日記のある部分を読み返しました。)


11月のイギリスは、すっかり冷え込んで、暗くて、天気も悪く、これからクリスマスまでの間、鬱鬱としやすい季節なんですよね。イギリスも含め欧州の11月は日本と比べ物にならないくらい「暗い」と思います。 その季節の幸せで思い出すのは、暖炉の燃える、明るさ、暖かさ・・・


私がイギリスで暖炉がある家に住んでいたのは、最後の1年間だけだったのですが、冬支度が始まる前に見た暖炉のお掃除の様子はとても面白いと思いました。

その時、私が日記に書いた記録をここでご紹介しますね。


ブルンのブログ-煙突掃除1

今日、CHIMNEY SWEEPS の人が来てくれました。

まず、暖炉の周りを埃や灰が洩れないように箱と毛布のような物でシールドし、真ん中の穴から棒を突っ込みます。持ってきたゴルフバッグのような袋に中には、つなげてどんどん長くしていくパイプ棒が10本くらい、一番先はブラシが開くようになっているようです。また、強力な吸い取り掃除機で落ちてきた灰や煤などを、シールドの中で吸い込むので、部屋は一切汚れませんでした。

私が興味深々で観察していると、「今、外から煙突を見てごらん」と彼。見に出てみると、煙突の先から黒いブラシがちょこっと顔を覗かせていました。下から押し上げたものです。


ブルンのブログ-煙突掃除2


さすがに、煙突の中に入って、体中真っ黒になって作業するなんて、ことはなかったようです。(第一、人が入れるほどの太さがないですが)

「何年この仕事やってるの?」と尋ねたら、「あなたの歳より、長いだろうね」と、手だけ黒くしたおじいさんが答えてくれました。