寒いときは楽 暖かくなってくると体は楽だが頭痛がひどい。最近 片頭痛で見ている人が口々のおっしゃる。
さて
片頭痛は言葉が有名すぎて独り歩きしています。診察時「私片頭痛なの」っておっしゃって私の診断が片頭痛だった方はたったの一人もいません。若い女性に圧倒的に多く、前兆（ピカピカ光る場合を含め眼の症状が多い。）伴い、ズキズキ心臓の鼓動に一致して痛い。街の光やテレビの音、人ごみを避けたくなります。誘因がいろいろあります。食べ物ではワインやチョコレートが引き金になることが多いです。鎮痛剤が効かない方がいます。トリプタン系の薬（十数種類あります。）を使うかどうか相談しましょう。剤形も経口薬、吐くのが多い方は飲めないために点鼻薬、注射薬があります。自宅で自己注射がよく効く方もいます。最近は予防薬も承認されました。回数の多い方は是非ご相談下さい。現在は後発品で値段が半分から三分の一のものも出てきました。
後発品とは不思議なもので
・後発品しか効かない人
・先発品も両方効く人
・先発品しか効かない人
といます。
前者２者には後発品をお勧めします。
私のところは何れにしても片頭痛の薬は院内で処方するので日本で一番安い。
これは調べぬいてあります。ネットとかで怪しい販売を除いては一番安い。
ネットで処方薬をなしで購入するのは危険です。
患者さんに見せてもらいましたが交ぜ物がしてあったり 全く違う薬でした。
お気をつけ下さい。
あとね、悩んで夜にネットサーフィンするのはおすすめしません。今ブログを書いている自分と矛盾しますが…
ネットは玉石混交です。アップするのにチェックされないので書籍と違い第三者の校正がありません。
極端に言えば「なりすまし」てなんでも書けます。
もう時効だけど 私のなりすましが昔現れて サイバー警察にお世話になりました。
あと夜にいいことを考える方はいません。クリックしてサーフィンをドンドン続けることで 不要な知識とか 非常に偏った意見の闘病記に行き着いてしまうことが多くあります。
それを鵜呑みにしてはいけません。でも夜独りでサーフィンしていると「全部自分に当てはまっている」ような気がしてきます。
この二年間でCGRP製剤
と世界初のジタン系のレイボーが加わりました。頭痛読本第二刷を最近作りました。
これだけ情報の多様化している時代には それを正しく見極めることが大事です。しかし多くの方が当然医療に関しては素人なのです。専門家の我々の診察を受けて相談して下さい。
というわけで 物価高騰に付き２００円実費で頂いています。自分で言うのも何ですが 話し言葉でわかりやすいと思います。頭痛ごとに色分けしているので診察室では 私「黄色読んで」「ピンク読んで」「グリーンだな」
看 「は～い」「わかりましたあ」などと面白いやり取りが私とスタッフの間で飛び交っています。表紙で頭痛の女性が裏表紙で笑顔になるというストーリーです。
